里山人雑記

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ササゴイGO

2022年06月06日 00時21分26秒 | Field Note<観察>
水に入るわけではないので、水辺と言えどやはり暑い。
すでに1度、数時間の観察で熱中症になりかけました。気をつけましょうね…

ササゴイ Butorides striata
捕らえたのは、婚姻色の出た大きめのオイカワ Zacco platypus のオス。
この時期は浅瀬にも積極的にオイカワが入って来るので、こんなシーンも観察しやすく、見ているだけでも楽しいですね。

と、最近は、わけあってササゴイを探してうろうろしています。
ササゴイは、九州では主に夏に飛来するいわゆる夏鳥で、街路樹なども営巣木として利用します。
そのため私の地元では、フン害が起こった地点の街路樹が、フン害防止のために極端に剪定されてしまうことも。
ヒトの生活はもちろん大事。トリの生活もできればどうにか…落としどころを考えると悩ましい課題です。
なお近年は、以前見られたところでそれほど見れなかったり、逆に見られなかったところで見られたりと、ササゴイの居場所探しに少しだけ苦労しています。
誰か出現地点をまとめて、某PモンGOよろしくウォークラリーできるようにしてくれないかな…笑

ちなみに、剪定が影響したと言えるようなデータ - つまり因果を示すようなデータは持ち合わせておりません。
トリの行動に影響を与え得ると考えられる因子は、何もそれだけではありませんから、因果を示すにはそれ相応のデータが必要ですもんね。
…念のため。

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そうそう、オイカワの学名について私は勘違いしていたようです。
数年前に、図鑑表記が Zakko から Opsariichthys に変わっていたことなどから、私はてっきり Opsariichthys に変更されたのだと思っていました。
しかし、聞いたところによると、そうなっているのは主に日本語の文献だけで、明確に変更を示す論文はないのだとか。
したがいまして、本ブログでこれ以前に Opsariichthys で始まるオイカワの学名は、学術的に適当でないようです。気づいたところから徐々に修正しておきます。