皆さん、こんばんは
遅くなってしまいましたが、2月8日(水)午後7時より開催いたしましたワイン会の模様をご報告致しますね!
今回のタイトルは「赤ワインを深めよう!」
テーブルセッティングはこんな感じです。(会場は当店2F、我が家のキッチン)
まず、ワインの買い方のポイントになるような、ワインの特徴、表現方法、エチケット(ラベル)の見方、品種特性などについて、ざっくりレクチャーさせて頂き、
代表的なフランス品種ピノ・ノワール、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シラー(シラーズ)、グルナッシュ主体ブレンドの5アイテムのブラインド・テイスティング 、
色、香、味わいは事前説明を基にご自分の言葉で表現して把握して頂けるよう、白紙のコメントシートを用意しました。
クイズを出しながら楽しくテイスティング!そのあと簡単な説明をさせて頂きました。
それぞれのワインの正体は・・・じゃーん!
左から
①<南アフリカ>ロバートソン・ピノノワール2010 ¥1,050
カベルネに比べ、カジュアルなクラスではまだまだ浸透していない品種ですが、フランスのボルドーと肩を並べて語られるブルゴーニュ地方の銘醸ワインに使用されるピノ・ノワール。赤い小さなベリーの華やかな香、タンニンが穏やかで酸味ベースの味わいが特徴です。南アフリカにしては、ピノのピュアな特徴が生かされたエレガントでやさしい味わいです。
②<南アフリカ>ロバートソン・カベルネ・ソーヴィニヨン2011 ¥1,280
カベルネ・ソーヴィニヨンはどちらかというと黒系ベリーの香、それに青っぽい植物的な香(ミント、ハーブなどを思わせる)、豊かなタンニン、やはり酸味、ピノより濃厚な果実味が特徴です。温暖地のカベルネは糖度の高いぶどう使用のため甘味も感じられ、甘味と酸味のバランスが良いものが多くみられます。このワインはやはり甘味があり親しみやすく、その分タンニンが感じ取りにくかったかもしれません。
③<チリ>ティエラ・ヌエバ・メルロー2010 ¥650
メルローは、赤、黒ベリー系の香、やはり濃厚な果実味ですが、タンニンはカベルネに比べ柔らかいです。出席者の皆さんは、②、③が①とは明らかに違う点は感じ取って頂けましたが、②と③のどちらがカベルネで、どちらがメルローかは大変迷われました。メルローには植物的な香はあまり感じられないのですが、樹齢の若いぶどうを使用した場合その香が出る場合があり、このワインにも確かに植物的ニアンスありで、サンプルとして悪かったかなと反省しています。皆さんにはタンニンが②と③ではどちらが強く感じられたかで品種特性をつかんでもらいたかったのですが・・・。
品種当ての他にもうひとつ、このワインの価格当てクイズを出しました。皆さん、ブラインドでは②と③に品質の差がそれほどあるとは思われなっかたはずです。日本とチリで結ばれている貿易協定に基づき関税がかからない(ゴメンナサイ、全くかからないのか、わずかにかかるのか詳細はわかりませんが)ため、チリには安価でありながらコスパで優れアイテムが多いことをわかって頂きたかったのです。
④<オーストラリア>ジェフ・メリル・ピンパラロード・シラーズ2008 ¥1,630
当店でもカベルネに次ぎ人気のシラーズ、ヨーロッパではシラーと呼びますが、特性も違う点が若干ありますが、皆さんが日常よく飲まれるシラーズは、まずスパイスの香が特徴、凝縮した果実味にタンニンは比較的柔らかい。こちらのアイテムはエレガントタイプのシラーズです。骨格はしっかりしていながらやさしさも感じられ余韻も心地よいです。
⑤<スペイン>レラビ・モンサン2010 ¥1,480
④、⑤はいずれもボルドー、ブルゴーニュに次ぐフランス三大銘醸地コート・デュ・ローヌ地方で主要品種として使われる品種です。こちらはグルナッシュを主にカリニャン、シラーとのブレンドです。先日の某インポーターさんの試飲会でもスペインの品質向上に驚いたワインのひとつです。試飲会来場者も絶賛でしたが、当店でもよく売れているアイテムです。
グルナッシュも世界的によく使われる品種ですが、他品種とブレンドされることが多いです。どちらかというと赤べりーの要素が強い香、ハーブ、スパイスのニアンスや甘味のある凝縮した果実感があります。イチゴジャムを連想するような、いろいろな要素がぎゅうぎゅうにつまったようなイメージです。高いアルコール感も感じられ、このワインについては力強さとエレガントさを持ち合わせた味わいです。
以上、テイスティングも終わったところで、懇親会に突入・・・
せっかくフランス品種についてお勉強したのですから、乾杯はボルドーワインで
シャトー・ルメード・フュ・ド・シェーヌ2003 ¥2,520
メルロー65%、カベルネ・ソーヴィニヨン35%のブレンドワイン。ヴィンテージの2003年は、フランス猛暑の突出した年、凝縮した厚みのある味わいが特徴です。こちらはテイスティングではないので、多くは語らずふたつの品種のブレンド感、樽熟成感を堪能して頂きました。
ワインにはやっぱりおつまみがほしい!たまたま朝日新聞に掲載されていたレシピで美味しそうなのがあったので、大根の味噌クリーム煮(クレソン添え)つくってみました
これが皆さんに好評で、つくった甲斐がありましたーっ
出席者の方も差し入れもってきてくださって・・・
当店並びの釜焼きピッツァ・アオジさんのオリーブです。にんにくがきいていてマイルドなお味もちろん、ワインとの相性もグーッです
その他、蒸し野菜のドレッシングがけ、チーズ、パンなどと一緒に。
後半は第1回のお祝いモードで、それはそれは楽しいひとときでした
つたない私の進行についてきてくださった出席者の皆さん、美味しい差し入れをもってきてくださった方々、ブログ用に写真撮影してくださった方々、ご協力ほんとうにありがとうございました
これを機にまた今後も続けてまいりたいと思っています。私の都合で恐縮ですが、第2、第3水曜日の日中まはた夕方、人数は4~6名、会費はお客様のご希望で扱うワインにもよりますが、ざっくりワイン代を人数割りにする程度。今回はおひとり¥1,500でした。
こちらから開催を呼びかけることもありますが、お客様の方で人数が揃うようであれば、その後に上記の曜日、時間帯で調整させて頂き、ご希望にあった内容で開催することも可能です。会場はできれば私の自宅で、お近くにお住まいでしたら出張も考えます。
どうぞよろしくお願いいたします。
ブログを見てくださった皆さんも、こんなのやってー!といったご希望頂けたら嬉しいです。
以上、ご報告でした。