もう4年半になりますが、本業の傍ら老人ホームの調理場で調理補助の早朝パートをしておりました。
閉店を機にワイン関連の仕事を探すため、7月いっぱいでパートを辞めたのですが、その際に仕事場の皆さんからボルドー赤ワインを頂きました。
厳寒の冬の真っ暗な朝、深い雪の朝、嵐の朝も頑張って続けたこれまでの日々を思い出しながら、数日にかけてじっくりと味わったワイン、ご紹介いたしましょう
<ボルドー>シャトー・ラネッサン2009
オーメドック地区のサンジュリアン村に隣接し、シャトー・デュクリュ・ボーカイユやシャトー・ベイシュヴェルなどの銘醸ワインの畑に囲まれたブルジョワ級のシャトー しかも2009年はフランス・グレイトヴィンテージ
ワクワクしながら、抜栓
まず赤いベリーの華やかな香がぷーんと広がり、口中でカシス、プラム、スギ、鉛筆の芯のようなニアンス、スパイスなど果実風味の他にも様々な要素が感じられ奥行のある味わいがジワーっと広がります。飲み始めは、ほどよいボリュームの果実感をやや硬めの細やかなタンニンと適度な酸が支えている感じでしたが、やはり優良ワインの底力は数日後に出てまいりますね~
バキュバン(瓶の中を真空状態にする器具)を使用せずコルク栓で飲み残し2日間、その後バキュバンで1日後、4日目には、かなり凝縮度がアップし酸やタンニンとのバランスも益々よくなり、スパイシー感を伴う深い余韻は4日間ともに変わらず。。。
ボルドー赤は、私の好きなワインのひとつですが、ブレンドが主流で様々な品種の要素が溶け合い深みをアップさせていることや、木樽熟成との見事なバランスで若いヴィンテージから全体をシックな印象に仕上げている点に魅力を感じております。
こちらの使用品種:カベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロー36%、プティ・ヴェルド4%
プライスは、¥2,500円前後といったところでしょうか?
この近くですと、成城のワインショップにはあると思います。
優良ボルドー赤ワイン、数日にかけてじっくり堪能してみてくださいね~
リーデル・ボルドー型のグラスで酔いしれました~