酒の三幸

閉店後もこれまで温かく支えてくださったお客様と繋がる場所として、ブログを継続させて頂きます。その後の生活やワイン情報等。

2020年を迎えて。。。

2020-01-16 11:17:14 | つぶやき

久しぶりのブログ更新です。

 

皆様は、お変わりなくお過ごしでしょうか。

インフルエンザも依然として猛威を振るっておりますので、お体にはくれぐれもお気を付けくださいませ。

 

昨年後半は、いつになく仕事に追われ、思うようにワイン会も開催できず、心残りのまま年を越してしまいました。

今年は、私も還暦を迎える年となります。

本厄の年でもあり複雑な心境ではありますが、節目の年として、今までの人生を振り返りつつ、心機一転新たな気持ちで前進できればと思っております。

働き過ぎず、適度に余暇を楽しむこと! 今年の目標です。

 

また、日本においても東京オリンピック開催という記念すべき年でもありますね。

昨年のラグビーWカップに引き続き元気、勇気をたくさん頂けそうで、今からとても楽しみです。

 

皆様にとりましても、今年が素晴らしい年となりますように!

 


ワインの美味しい季節ですね!

2019-10-08 16:58:58 | ワイン

ブログすっかりご無沙汰でした。

皆様、お元気でお過ごしでしょうか?

私は、夏に膝の半月板を損傷し、医師から手術をすすめられたのですが、手術後のリハビリも含め仕事復帰まで最低3週間はかかると言われ、

年末まで仕事のスケジュールが埋まってしまっているし、どーしよー!と少々落ち込みましたが、手術をしなくてもよい緩和治療をすすめる病院を見つけて、そちらの紹介で痛み取り専門の「ゆらしLab」というところで施術して頂き、

お蔭様でなんとか仕事が続けられております。(セカンドオピニオンって大事ですね、実感!)

2回目に行った病院の先生から、「何かスポーツやっていたでしょう?」と聞かれ、「いいえ、最近はやってません。若い頃は、やってましたけど。。。」と答えたら、「だいたい半月板損傷はスポーツやっている人に多いんだけどねぇ」と言われ、

思い返せば、酒屋時代、業務用の配達など男並みの仕事していたから、膝にも相当負担がかかっていたんだなぁと納得、労作業がまるでスポーツだったんですね(笑)

 

前置きが長くなりました。

ワインの美味しい季節ですね、ワインフェアのご案内です。

明日9日(水)~15(火)大丸東京店様の11階にて、「世界の酒とチーズフェスティバル」が開催されます。

10:00~20:00(初日は15:00~、(木)(金)は21:00まで)

私は、大丸直輸入のスパークリング販売をメインに担当、(金)(月)(火)は、16:00~openの有料試飲コーナーに移動いたします。(閉店30分前close)日替わりで高級シャンパーニュが、グラス50ミリで安価でお楽しみ頂けます。

東京では最大規模のワインフェアです。

お時間ございましたら、是非お越しくださいませ。

お待ちしておりま~す(^^♪

 

 


第40回三幸ワイン会のご報告

2019-08-01 12:02:24 | ワイン

梅雨明けからいきなり猛烈な暑さの日々、皆様お元気でお過ごしでしょうか?

 

今年2回目のワイン会のご報告です。

今回は、お陰様でちょうど40回目のワイン会、お店閉店後は継続できるとは思っていませんでしたが、地元の皆さんがプリモピアットさんと共に、私が再開できるまでの間、まめにワイン会を開いて待ってくださっていることを知り、そのお気持ちに突き動かされ再開が実現し、不定期ではありますが継続させて頂いております。

今回は以前から参加してくださっている方と閉店後に参加してくださった方が一堂に会するワイン会となったことも、とても嬉しく、いつも以上に私にとっては特別な思いで臨んだ会となりました。

 

今回のテーマは、「東欧諸国の古代品種を楽しもう!」、今話題の東欧諸国の中からジョージア、モルドバ、ギリシャ、ブルガリア4か国の古代品種にスポットを当て、その個性的で魅力的な味わいを美味しいお料理とともに参加者の皆さんと楽しみました

 

2019年7月30日(火)19:30~ プリモピアットさんにて

まずは、スパークリングから、

<モルドバ>クリゼッコ/クリコバ

使用品種は、フェテアスカ・アルバ、「白い乙女」の意味。りんご、洋梨、柑橘系果実のコンポートのような熟した果実の香りがとても豊か、蜜や花のようなニアンスも感じられます。口にふくむと、香りから想像するよりもフレッシュで爽やかな果実感、活き活きとした酸味と泡立ちでキレの良いアフターが印象的!

  

皆さんがいつまでもお元気でワインライフをお楽しみ頂けますように かんぱーい 

 

 

合わせるお料理は、「彩り温野菜とフルーツのサラダ」

果物が10種類以上入っていて、スパークの香り、風味にピッタリ!

 

次なる白ワインは、

<ギリシャ>ツェレポス・エステイト・マンディニア 2015

使用品種は、モスホフィレロ。バラ花のようなフローラルな香りが心地よく、スパークに比べ粘性も高まり果実味は豊かで丸い含み、アフターは心地よい柔らかい酸味へと導かれます。

 

 

ワインの味わいから熟した果実や酸味を伴う野菜にもマッチしそうというイメージから、合わせるお料理は、「静岡県産アメーラトマトの直火焼き」。トマトに熱を加えることで熟度が高まり、ワインのほどよいボリュームの果実風味にも合いますし、ワインのアフターの酸味がトマトを食べたあとの余韻にピッタリはまります

 

さて、今回のメイン・ワイン

<ジョージア>ギヴアーニ・ルカツィテリ・クヴェブリ 2016

 

ワイン醸造では最も古い歴史をもち(紀元前6000年~)、ワイン発祥の地とされるジョージア。古代から伝わる土壺を使用した「クヴェブリ製法」が、2013年ユネスコ無形文化遺産に登録され、同製法で造られるオレンジワインが世界的脚光を浴びています。使用品種は、古代品種ルカツィテリ。かつて楊貴妃やクレオパトラも愛飲されたと伝えられています。

古代から伝わる製法は、自然農法ブドウ使用、土壺にて自然酵母により果皮、種も分離せずゆっくりと時間をかけた発酵と熟成、酸化防止剤もほとんど加えていない製法です。こちらのワインは、さらに木樽に移し熟成。

写真からもわかるように、とても色づきが濃い、先ほどの白ワインとは色合いに大きな差があることが、写真でも分かります。オレンジワインの特徴的な色合いです。香りは、オレンジ、ハーブ、レモンティー、干しアンズ、ハチミツ、スパイス、漢方のようなニアンスなど様々な要素が感じ取れます。口に含むとさらに木樽由来の風味を感じられ、深みがアップ!酸味ベースだけれど、まろやかで丸い含み、余韻も長いです。

非常に独特な風味を持ち、初めて口にされる方には、ワインだけを飲むとムム?オヤ?っと、なんとも言えない複雑なワインと思われることでしょう。でもこのワイン、意外とお食事には合わせやすい、これはワイン会でも参加者の皆さんに感じて頂けたのではないでしょうか。

合わせるお料理は、「サバの味噌煮のパイ包み」、クヴェブリ製法ワインでは、ワインが発酵食品であることを感じさせてくれる発酵によって生まれる要素や熟成によって生まれるだしのような旨味を感じます。だしのイメージからサバを、ワインと同じ発酵食品である味噌を使用したお料理、抜群に相性が良かったです

 

 

赤ワインの登場です

<ブルガリア>マグラ・トレヴィテ・ガムザ 2017

使用品種はガムザ、赤・黒ベリーの香りにエキゾチックなスパイス、ハーブ、土のニアンス。香りから想像するよりは、味わいはやや軽め、タンニンも柔らかくほのかな甘味と酸味のバランスもよく滑らかな口当りでグラスが進みます。ピノ・ノワールをひとひねりした様な味わいです。

サバの味噌煮パイにも相性グーッ

チーズもお出ししました。

左から、<フランス>ショーム(穏やかなウオッシュタイプ)、副食材:パンディゴ(ドライイチジクとアーモンドがギュッとプレスされたスペインの伝統菓子)、<ドイツ>ゴールデンスモーク(ナチュラルチーズをブナの木で燻製)

ショームは、クヴェブリにも相性が良かったです。

次の赤ワインは、

<モルドバ>ディオニソス・メレニ・ララニャグラ 2014

 

ガムザ(グラス写真左)に比べ、色付きが黒味を帯び濃い色合い。使用品種はララニャグラ、「黒い貴婦人(熟女)」の意味。熟した赤・黒ベリー、シエリー酒の様なニアンスや醤油を思わせる複雑な香り。口にふくむと木樽熟成の要素が果実味に溶け込んで一体になっている様なニアンス、複雑で、野性的なベリー感も感じます。深み、コクもしっかり感じ取れますが、アフターには心地よい酸があり、エレガントさも兼ね備えています。

合わせるお料理は、今回のメイン料理、「牛テールのラグーソースのリガトーニ(ショートパスタ)」

ラグーソースとのマリアージュ最高 チーズや副食材パンディゴの甘酸っぱい風味にも合いました。

デザートは、「クリームチーズのババロア・ベリーソース」、お好みのワインと合わせて楽しみました

 

楽しいひとときは、あっという間ですね~

今回のワインを通して、豊かな芳香性と、酸の強さ、野性的なブドウ感に、これまで生き延びてきた古代品種の力強さを感じました

古代品種の魅力を皆さんに少しでも感じ取って頂ければ幸いです。

 

登場したワイン達です

 

最後に皆さんとご一緒に

私にとりましても特別な会、たくさんの参加者の皆さんと幸せなひとときをご一緒できましたこと、心から感謝いたします。

感謝の気持ちを込めて、皆さんに参加者の太田さん(メゾン・ヒロコ)の焼き菓子をプレゼントさせて頂きました。

皆さん、ありがとうございました

 

 

これからも私のライフワークとして、会を積み重ねていけたらと思っております。

今後とも宜しくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


薪まきカフェ様・ワイン会

2019-06-18 10:13:39 | ワイン

凌ぎにくい梅雨の季節となりました。

皆様には、お変わりございませんか。

 

先日、ご縁があって、地元、塚戸小学校近くの住宅街の中にある「薪まきカフェ」様にて、ワイン会を開催させて頂きました。

木を基調にした温かみ感じる空間で、なごやかなムードの中、参加者の皆様とワインとお料理のマリアージュ楽しみました

 

今回のテーマは、「ワインの基礎知識を深めよう!」

皆様が日頃慣れ親しんでいる白品種:シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランと赤品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローを比較試飲により、各々の品種の特性を把握して頂き、更には自分の言葉でワインを表現して頂きました。

私が進行に気を取られ、説明不足の点もあったかと思います。ここでちょっと復習を。。。

品種の特性ですが、白品種のシャルドネは、ニュートラルな性格。穏やかな果実風味でこれといった個性を主張する品種ではないので、生産地や醸造家の手法により、繊細で爽快なものから樽熟成により豊かでリッチな味わいのものまで、多彩な表情をみせる。

対して、ソーヴィニヨン・ブランは香りの段階から個性が感じられる。柑橘系果実に青草を思わせる芳香性に富み、酸味ベースの爽やかさが特徴です。

次に赤品種、カベルネ・ソーヴィニヨンは、酸も渋味もしっかり!これは長期熟成に耐えうる要素でもあります。青っぽい植物的ニアンスが感じられるのも特徴。対してメルロー、凝縮度は高いが、カベルネ・ソーヴィニヨンに比べ渋味が柔らかく、滑らかな口当り、熟成も早い。

あくまでも一般的な特徴ですが、こんなところをおさえて頂ければ、と思います。

酒屋時代、「ワインは好きだけど、ショップに行ってどう選んでいいかわからない」というお客様のお悩みの一助になればと開催したワイン会も、かれこれ40回以上になります。

基礎編をテーマにしたのは、初回と2回目、過去の資料を懐かしく参考にしながら、積み上げてきたこれまでに思いを巡らし、気持ちも新たに臨んだ今回のワイン会、

やはり、基礎内容をお伝えするのは、易しいようでとても難しいですね、

参加者の皆様にとって、少しでも新しい発見に繋がるワイン会となりましたら幸いに思います。 

開催に当たり、ご協力頂いた参加者の皆様、素敵な空間と美味しいお料理を提供してくださった小出様に心より感謝申し上げます。

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 


第39回三幸ワイン会のご報告☆

2019-03-25 17:09:53 | ワイン

春到来皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

今年初のワイン会のご報告です!

今回は、「シチリアワインとじっくり向き合おう!」をテーマに、赤、白の比較試飲をしながら、美味しいイタリア料理とマリアージュ楽しみました~

 

まずは白ワイン、シチリアで最も栽培面積の多い白品種カタラットと破竹の勢いで人気上昇中のグリッロの同一生産者、同一ヴィンテージ比較です。

①モンドゥーラ2017/フナロ(写真左 カタラット100%)、②ピンツェーリ2017/フナロ(写真右 グリッロ100%)

色合いは、ほぼ同じグリーンがかった明るいイエロー。香りから違いがわかりました。

①は柑橘系果実、カリンなどの黄色い果実のほんのり甘いコンポート、蜜、花、ミネラル、ほんの少し白コショーのニアンス、

②は、①よりもっと甘味を伴う果実、白桃や洋ナシの熟れた香りやフローラルなニアンスもより強く感じられます。ちょっと上品なゲヴェルツトラミネールを思わせる感じもあります。

口にふくむと、どちらにも果実味のボリュームを感じますが、やはり②の方がまろやかさがアフターまで持続していき丸く喉を通っていく感じ、①はアフターに柑橘系果実を食べた後のような爽やかな酸味が伸びていきます。

 

合わせるお料理は、

サーモンのカルパッチョ、岩塩とオリーブオイルだけでシンプルに味付け、サーモンには希少な5種類のスパイスがかけてあり、メインのお野菜は甘味と酸味のバランスがよいフルーツトマト、

ワイン①に合わせていただきました。シチリアは海に囲まれた島ですから、新鮮な魚介とのマリアージュ、とてもしっくりきますね 特にこのメニュー、味付けはシンプルですがワインに感じられる細やかな要素を意識して作ってくださっているのがよくわかります。

ワイン②には、

手羽先のコンフィのフリット、手羽先は低温の油で蓋をして蒸し揚げた後、高温で揚げ直しているそうです。また、添えのアスパラは、衣にチーズ粉を混ぜ合わせ揚げており、ひと味違ったフリットに。

白ワインにお肉の揚げ物?と思われるかもしれませんが、②のまろやかな触感がフリットにも合いますし、白ワインの酸味が油分をサッパリさせてくれる役割も果たします、シンプルな味付けは、揚げ物にレモンをかけたようなニアンスで、ワインの風味を味付けに利用しているともいえます。アスパラは、ワインのアフターに感じるグリーンの要素(青っぽいニアンス)にとてもフィット!衣にチーズ風味も感じられ美味しく、ワインのグラスも進みました。

手羽先の食べ方を説明してくださるシェフの潤さん

 

皆さんも比較試飲、真剣です! 

  

 

次は、ゆっくり味わうための白ワイン、シチリアではわずかにワイン生産量3%産地ながら、今や生産者が130軒ほどもひしめき合う注目のエトナのカリカンテ種メインの白ワイン、

③レ・サッビエ・デル・エトナ・ビアンコ2017/フィッリアート

カタラットが20%使用されているので、ワイン①と共通の要素も感じられます。香りは、黄色い果実、白桃、花、蜜、石灰のようなミネラル、若干のスパイスなど感じられる要素は多いのですが、香りだけでも気品を感じる、上質なシャルドネの様なイメージがあります。が、口にふくむとシャルドネとは違い再び柔らで豊かな個性的な果実味が広がります。後半からミネラルや酸もアフターにかけて伸びるのでフルーティーにとどまらず繊細な複雑性、余韻の深さが感じられます。美味しいです!参加者さんの中で「セクシー!」と表現された方がいらっしゃいますが、なんとなくニアンスはわからないではないです(笑)

③も①②に合わせたお料理でマリーアジュを楽しみました

皆さんに白ワインはどれが一番好きか聞いてみたら、やはり今人気上昇中のグリッロが圧倒的に好評でした

 

美味しさ伝わる満面の笑み

 

さて、今度は、赤の比較試飲へ、

白ワイン③で触れましたが火山土壌のため、フィロキセラ禍にさらされることなく、樹齢80~120年の自根の古木が残る注目の産地エトナの黒ブドウ、ネレッロ・マスカレーゼから造られた赤ワイン、異なる生産者で同一ヴィンテージ比較です。

 

 

写真左④エトナ・ロッソ2016/テヌータ・デッレ・テッレ・ネーレ、エトナの栄光の原動力となった大御所生産者のひとつ、そして写真右⑤エトナ・ロッソ2016/トルナトーレ、品質向上著しい華麗なニュー・スター的存在の生産者。

色調は若干④が濃い目でしょうか、淡い紫がかった赤色です。香りは、④の方が複雑に感じました。果実のトーンも赤いベリーの他ブラックチェリー、ブルーベリーなど黒系果実の要素も感じ取れ、その中にスパイス、上品なオーク香も混ざり合い、エキゾチックなムードも、口中では、バルサミックなニアンスもあり、細やかなタンニンとともにエレガントな中にもメリハリを感じる味わいに。造り手自ら「地中海のブルゴーニュ」と呼ぶように強めのブルゴーニュのピノ・ノワールに近い要素が感じ取れる。対して、⑤は、素直にピュアな赤いベリー、花を思わせる華やかな香りが心地よく、味わいももっとタンニンがシルキーで柔らかい口当たり、ほどよい酸味とともにアフターまできれいに伸び流れる感触。まさにエレガント・ピノを意識した造りを感じる。ニュースター的存在とは、この点が魅力だからかなぁと。参加者の皆さんもこちらが好きな方が多かったです。

合わせるお料理は、ピノ・ノワールに近いイメージで、そこに④に感じられる独特なスパイシー感を意識して、ボスカイオーラ(木こり)風に作って頂きました。

ツナとアンチョビガーリックオリーブのトマトソースのスパゲッティ

やさしいけど深みのあるパスタ、まさにワインの味わいと同じニアンスで、ツナも味が突出することなく他の具材と調和がとれて、上品にまとまっていました

そして、この特製手作りパンもご紹介しなければ!

参加者の皆さんにとってもヒット ほんのり甘味があって香ばしくてソフト感もグーッ

 

参加者皆さんそろったところで、カンパーイ

 

 

さて、最後の赤ワインは、濃い目のしっかりした味わいでシメたいと思います。

⑥ネロ・オロ2016/ザ・ワイン・ピープル、シチリアを代表する黒ブドウ品種ネロ・ダーヴォラを陰干し、または畑により遅摘みにしたものを使用、凝縮感のある芳醇な味わいが魅力です。色合いも濃いですよね、レーズンのような完熟ブドウ感に枯れた植物的なニアンス、甘苦いスパイスの要素、土中のミネラルなど複雑性に富んだ風味が感じ取れます。

 

合わせるお料理は、イベリコ豚のほほ肉の煮込み、ワインの風味の要素を取り入れ、ドライプルーン、オレンジピール、香味野菜と一緒に煮込んでいます。

上に載っているパプリカとの相性もピッタリ!頬肉の柔らかくほぐれる触感がたまりませーん

 

合わせるチーズもセレクトいたしました。

 

手前から、レッドチェダー12ヶ月、バッファロー・ブルーチーズ、オーガニック・プルーン(種抜き)

凝縮した果実味のしっかりした赤ワインには、熟成の長いチーズやブルーチーズと相性が良いことからセレクト。特に今回のバッファロー・ブルーは、珍しい水牛のミルクから造られており、ミルクの濃厚な旨みが青カビの風味と調和して美味でした。もちろんワインとのマリアージュもグーッ

 

潤さんもお疲れさま~

 

 っと、ここで参加者さんから、プーリア州(イタリア半島の「かかと」の州)で代表的なプリミティーヴォの差し入れが

有り難いですね~

南部イタリアを代表する赤ワイン同士、これまた比較試飲スタート!

デザートのチョコレートムースやチーズと楽しみながら

濃い色調、凝縮した果実風味から、味わいに共通点も多いのですが、この2アイテムの比較では、陰干しブドウ使用のネロ・ダーヴォラ(写真左)の方がやはり甘味が強くより複雑性も感じられ、プリミティーヴォ(写真右)は、黒系果実に赤系果実の要素も感じられ若干華やかさもあり、味わいにスパイスの要素や細やかなタンニンもありますが、ほどよい酸味が全体の味わいを引き締め、しっかりとした造りの中にもエレガントさを引き出していました。

 

私達を楽しませてくれた今回のワイン達でーす  拍手~

 

 

 

そして、

ほろ酔い気分のイイお顔の私達、 ポチッと 5,4,3,2,1  イェーイ

 

皆さん、遅くまでお付き合い頂き、美味しく楽しい幸せなひとときをありがとうございました 

次回は、ちょうど40回目を迎えますので、パーッとはじけられる楽しい記念企画を考えたいと思っています。

お楽しみに~