母の法事は滞りなく終わった。
kekeさんは過度のキンチョウとストレス、苦手な魚介類の料理が並び、途中で気分が悪くなってしまったようだ。最近外食ができるようになったのに、また苦手になってしまうかな。私も子供の頃そうだったから、大人になれば食べられるようになるとは思うのだが。
何と言ってもインパクトが強かったのは、父が親戚の前で言った言葉。
「家内が亡くなって3年経ちました・・(中略)・・家内と連れ添って40年、喧嘩した事は一度も無く、言い過ぎる事があると、家内は私に謝ってくれました。そして私もその後で『アイシテルヨ』と言ったものです。」
(はあ~??)
喧嘩した事が1度も無い?!あれだけ母にやる事なす事けなされて、辟易してた事は1度や2度ではあるまい・・いつぞやスーパーで「もう俺は家に帰りたくないよ」と言ってカートを押していた事さえあったではないか。それから、母がその後でゴメンナサイと謝った姿は、少なくても私は一度も見た事がない。母がゴメンナサイと謝る姿自体がかなり貴重で珍しい事だったからだ。
思わず、ここでブッと噴出しそうになってしまう。
でも、そんな言葉を述べる父は本当に優しく幸せそうで、これは嘘でもボケでもなく、今になってしまうと全て洗い流され母との懐かしい記憶だけが残っているのだ。やる事なす事けなされた日々も、(お母ちゃんは病気だったから可哀想だったんだよ)と全て父の胸の中ではきれいな箱に納まっているのだろう。
そうか、母が幾ら怒鳴っていても、父は黙って耐えていたからあれは喧嘩ではないのか。。。だとすると、たしかに喧嘩した事はほとんどなかったかもしれないな。
今になって、思い出は結晶のようにキラキラ輝いている。
それは、やっぱり母が父を、そして家族みんなを愛していたから。
「今日は桜、満開だよね。」運転する妹が言う。
「そうそう!まさに今日のために咲いたみたいだよね。」
この桜を見て、私と妹が感じた事は同じだった。
花が大好きな母の法事と今日の満開の桜はただの偶然じゃなくて、こうなるべくして咲いたのではないかと。
母はいつも私達をこうして見守ってくれている。
親戚で集まる度に「お母さんにそっくり!」と言われるのは妹です。その度に妹はショックを受け私は爆笑してます。でも、社交性の無さ、「~せねばならない」みたいな頑なな点・・気質は私が受け継いだかもしれません。。。
いずれにせよ、羊のようにおとなしいオムコさんじゃないと納まらないようです。(汗)
*****ママンさん
ほんと!お天気も良くて、桜もきれいでしたよ。
来週はもう桜も散りそうですね。
ほんとに桜ってあっと言う間ですよね。
いい法事でほんとうによかったですね。
愛を感じるブログでした。
いい話だなぁ。
姉妹のどちらの方がおかぁさんに似ているのでしょうか?
最近重戦車並みに迫力があります。