斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

北海道知事候補 佐藤のりゆきさんと語る会

2015-01-08 00:15:48 | 政治
フリーキャスター佐藤のりゆきさんと「語る会」が6日夜
ニセコ町民センターで開かれました。
ニセコ町の「語る会」にはニセコ町内外から20名ほどが
参加しました。この日お昼に蘭越町で、午後からは倶知安町で
「語る会」が開かれました。
始めの約1時間は佐藤さんの自己紹介に始まり、観光、農業、
エネルギー、教育、医療政策、道庁の改革構想、知事としての
未来構想、「株式会社北海道」構想について語りました。
後半の意見交換会では新エネルギーについての条例、子育て環境、
学校給食、オーガニック農業、持続可能な農業、予防医学、こう
した問題への大胆な改革、北海道に必要なものは何か、それは
新しい企画力、実行力について約1時間以上に渡って熱心な意見
のやり取りが行われました。
新しい北海道への構想が次々と出され、これまでにない
ユニークでフレッシュな構想に期待したいと思います。

新年交礼会

2015-01-07 23:03:22 | 社会
毎年恒例の新年交礼会が6日町民センターで行われました。
参加者は約90名余りでした。
ニセコ町が主催するこの行事は基本的に一般町民誰でも会費を添えて
申し込めば参加できることになっています。しかし実際参加者は
役場管理職以上の26人を始め、教育委員会、農業委員会、商工会、
警察署、郵便局、ラジオニセコ、ニセコリゾート観光協会、町内の
主だった事業者、ホテル関係者、議会議員などに限定されているような
感じがします。私はもっと開放的に町民誰でも参加できるオープンな会
であっても良いのではないかと思っています。



女性と政治 Ⅲ

2015-01-06 23:29:06 | 政治
毎日新聞1月4日朝刊くらしナビ・ライフスタイル
ガラスの天井 3 後半を紹介します。

―実績重ねても再選されず―

●仲間をふやしたいが
 当選4回、落選4回。20年間に計8回、市議選や県議選に挑戦してきた、
現鹿児島県南さつま市議の平神純子さん(57)の選挙結果だ。
 平神さんが初めて選挙に立ったのは1995年の旧加世田市議選。看護師として
働いた後、大学で政治学を学び、女性の政治参画が必要だと考えて立候補を
決意した。当時、5歳と2歳の子育て中。さらに、立候補を決めてから半年後
には妊娠が判明した。
 「はっきり言って当選するわけがない、と誰もが思っていました」。
当時をよく知る古木健一・南さつま市議会議長は、そう振り返る。
 旧加世田市の議員は、先祖代々この地に住む者で、自治会長や公民館の役員ら
男性が、地域の推薦を受ける形で名乗りを上げる。当時、一人いた女性議員は
婦人会の代表経験者だ。地縁血縁がものをいう土地柄で、平神さんは地元出身
ではなく、地域の代表を務めた経験もなかった。
 しかし、妊婦で出馬という話題性が手伝い、マスコミの注目を浴びて461票を取り
当選した。
 議員となってからは保育園の延長保育など住民に身近な問題に取り組み、
女性議員を増やそうと、自ら「選挙にでないか」と女性たちに声を掛けて回った。
しかし4年後の選挙では落選。「活動実績は評価してもらえないのか」
と悔しさがこみ上げた。

●地域社会の壁厚く
 女性の再選が難しい状況について、地方議会への女性参画に詳しい京都女子大学
の竹安栄子教授は「女性の多くは支持基盤がなく、いろいろな団体に顔を出すが
有効な選挙戦略を立てられず、再選されにくい。政党に属している議員は組織が
あり情報も豊富だが、無所属が多い地方議会では女性議員を育てるところがない」
と説明する。
 竹安教授は、女性の立候補を阻む要因に
▽「政治は男性のもの」といった「性別分業意識」
▽夫や家族の理解が得られないなど「家族・親族の壁」
▽地域社会の壁 ― を挙げる。
「地域社会は集票基盤であり、地域の指示を得るには、自治会長などの役職経験が
重要。地域社会との関係が密な地方選挙で、男性が長を占める中、女性議員が増える
にはまだ壁は厚い」と語る。

●職住近接、主婦向き
 女性にとっては、そんな近づきがたいようにみえる地方議会だが、いざ議員に
なってみると「主婦に向いている仕事かも」という声が聞こえてくる。
 主婦から千葉県浦安市議になった岡野純子さん(36)は「地方議会は現場の声や
生活密着でものごとを決める場。介護や子育てにじかに接していて、地元をよく知る
主婦に向いている仕事だと思う」と話す。
 県議の経験がある井戸正枝・元衆院議員も「住職近接で、拘束が年100日程度の
地方議会は勉強の時間も取れ、本来は専業主婦にぴったりだ」と勧める。
 地元をより良くするために、地域密着で働くことを意気に感じる女性たちは、
これから増えていくだろうか。その時、障壁が少しは低くなっているだろうか。

女性と政治 Ⅱ

2015-01-05 21:48:22 | 政治
1月4日に毎日新聞朝刊くらしナビ・ライフスタイルに掲載された記事を
2回に分けて紹介したいと思います。

ガラスの天井3 女性と政治

公益財団法人市川房枝記念会女性と政治センターが、統一地方選の年ごとに
調べた、地方議会への女性議員の進出状況によると、女性議員の割合が初め
て10%台にのったのは2007年。前回11年の選挙後では11.1%と、少しずつ上昇
しているとはいえ、地方参政権を得てからすでに70年近くたち「50%に達する
にはあと何十年かかるのか」と、久保公子事務局長はため息をつく。
 地方政治への女性参画がこれほどまでに進まないのはなぜなのか。

●応援できない事情
 豊かな自然に囲まれ、パウダースノーが売りのスキー場など、海外からも
多くの観光客を集める国際的な観光地、北海道ニセコ町。人口5000人弱の町に、
昨年度は約157万人が訪れた。
 この町の議会で唯一の女性議員、斉藤うめ子さんは、この地をついの住み家
として8年前、神戸から移り住んできた。
 移住してきて最初にあった統一地方選(07年)で、町議選は無投票。
女性議員はゼロだった。「男女平等」を会話に持ち出すと、町の開放的な
イメージとは裏腹に「男女平等になってどうするの」「男性を外で立て、
家で女性が実権を握るものでしょう」と、町の女性たちに言い返され、驚いた。
「自分が議員になって、この町の状況を変えるしかない」。10年秋に、
次の町議選に出ることを決意した。
 最初に立ちはだかった壁は、家族である4歳年上の夫。普段は男女平等を尊重
していたはずだったが、選挙への決意を告げると「実力も能力もないのに、
立候補してどうするんだ」と批判された。反対を振り切り、自分の蓄えから
選挙費用を出し、立候補した。
 そもそもが「よそ者」で「女」。自治会の役員をしたこともなく、支援団体もなく、
地域の顔役が議員をつとめるこの地域で、周囲には全く無謀な闘いにみえた。
 「恥をかくだけ。立候補はやめた方がいい」と知人からは面と向かって諭され、
町を歩けば「あなたを応援したら地域でやっていけなくなる」「口をきけば、
あなたを応援していると誤解される」とまで言われた。
 立会演説会に来たのは元々の支援者3人だけ。「票読み」は全くできなかった。
 しかし、ふたを開けてみれば189票を取り、11人中7位で当選。選挙後、
複数の男女から「あなたに入れたのよ」と打ち明けられた。当選までの壁は分厚く
みえたが、自分の知らないところで「女性」や「よそ者」への期待があることを感じた。
 「女性議員がいることで少しずつだが町の意識が変わると思う」。斉藤さんは
再選を目指し、今春の統一地方選に向けて準備を進めている。

女性と政治

2015-01-04 23:12:38 | 政治
毎日新聞1月4日(日)朝刊の6ページ、くらしナビ
ライフスタイルの紙面に私の記事が掲載されました。
タイトルは「ガラスの天井 3 女性と政治
毎日新聞を購読の方、又は毎日新聞デジタルにアクセス
出来る方は機会があればご覧ください。

女性の政治参加がなぜこれほど進まないのか。
ニセコ町の対外的評価とは裏腹に議会は旧態依然とした
意識の下に運営が行われています。
ただこれはニセコ町ばかりでなく日本全国、地方の町村議会
には大なり小なり共通したものがあります。
地縁血縁をもとに地域の代表、町内会の会長などが議員になる
のが当たり前で、支持基盤も一切ないよそ者でしかも女性
となると機会はかなり厳しいものがあります。
それでも私が当選できたということは、前進と後退を繰り返し
ながらも地盤は確実に少しづつ動いているということかも
しれません。
ニセコ町の未来に期待したいと思います。