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大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0613 鉋刃 銘 甚五郎

2017-04-16 20:17:55 | Weblog
今日は高幡不動骨董市に行った。 そこでこの鉋を手に入れた。 しかし今回は刃だけを紹介しよう。  しかしこれは錆の穴がすごい。 此処まで酷いとは思わなかった。 銘は甚五郎で 左右反転した左文字なので 左甚五郎と読むのだろう。  刃幅67ミリ全長80ミリ程度ある。 左下にも何か有りそうだが消えかかっていて読めない。 形は頭の尖がった帽子型で 古いタイプの鉋刃だ。頭は叩かれてかなりめくれている。 何処のだれが作った物か判らない。 地金と鋼の鍛接部分を見ると 鍛接が不十分なのか筋が見える。 上手く裏が出せれば切れると思うが このブツブツが取れ無いと駄目だ。 はたして上手く錆跡は取れるかどうか。 使えそうなら台に入れてまた紹介しよう。 確か甚五郎銘の鉋はもう一丁持っていた。昔から結構使われて居た物だろうと思う。

その後裏出しして 研ぎ直しを何度か行った。 しかし錆はかなり深い。まだ鉋刃の先端の半分は錆穴が消えない。 削って見ると案外良さそうな刃では有るが、これでは使えない。 元
の台に入れて保管している。 無理しないで思い出した時に 裏押ししながら研ぎ直して居れば、いずれが使える時も来るだろう。

0602 吉次鉋の削り

2017-04-10 21:09:11 | Weblog
この鉋 台を打って刃を入れて暫く放置していた。 今日取り出して刃を研ぎ直した。 この刃が随分大切れに研いで有った。 さすがにこれではやり過ぎなので もう少し立てて研ぎ直している。 しのぎ部分がある程度の面積となり、安定して研げないと上手く切れない。
まだ十分安定して研げる状態で無い。 今回も研ぎ直して削って見た。 案外上手く削れる様だ。 まあこれなら満足だ。 もう少し薄い鉋屑にしたいが 研ぎも台も調整が必要だ。 まあ普通に良く切れる鉋だと思う。 何処の誰の物か不明だが これなら悪くない。 結局の所良く研いで調整すればどれも皆 普通に良く切れる鉋なのだ。 駄作と思う物は殆ど無いと言う事だろう。 だから切れないなと感じたら 自分の何処か 何かが悪いんで鉋の性では無いと 悟った。 

乞田河の桜

2017-04-10 20:57:11 | Weblog
今日は午前中 少し晴れ間が見える。 明日も雨の予報だし、満開の桜も散るだろう。 そこで 多摩センターまで乞田河沿いの道を散歩して見た。 さすがに結構人手は有る様だ。 普段は閑散としているが、この時期は 桜見物の人も多い。 近くの老人ホームの住人も車椅子で桜見物だ。  付き添いの方は桜を見て ニコニコするが 当人は全く興味が無いのか、無表情の場合が多い。 ボケの症状も有るんだろう目が虚ろだ。  歳取るとあんな風に感動が無くなって行くのだろうか。 悲しい事だがこれが現実かも知れない。 此処は老人の多い街なんだ。  薄曇りの河の両側に植えた桜は満開を少し過ぎた所だろうか。 橋のうえから両岸の桜を撮影して見た。 今週末は散っている事だろう。 こんな感じでゆっくり桜を見るのは 何年振りか 良い散歩だった。

0472 栄代の削り

2017-04-09 22:50:11 | Weblog
これ程裏錆のひどい鉋も無い。 裏全体が錆びのニキビ面の様だ。 何度か研ぎ直して削りにチャレンジしたが思わしくない。 今回も裏出しして研ぎ直した。 状態は大分良くなって来た。 削って見ると一応削れる様だ。 この先もう少し研ぐとまた錆の部分に当たる。 今が一番ベストな状態かも知れない。 まともなら良い鉋だったかも知れないのに残念。

胴付鋸 銘 中屋宗次郎 作

2017-04-09 22:36:39 | Weblog
今日は富岡八幡骨董市に行った。 雨は止むかと思ったが、段々ひどくなりそうだ。 業者も帰り支度する所もある。 ある所でこの胴付鋸を買った。 千円で安いのか 高いのか判らない。刃は欠けて無いと思ったが良く見ると3か所程欠けが有った。 余り切れない様なので目立ては必要だろう。 銘を見るが 何時もの様に読みにくい。 今回はこれを中屋宗次郎として見た。 宗次郎は会津の鋸鍛冶とどこかに載っていた。 会津なら会津と記述しても良さそうだが無いので 宗次郎では無いのかも知れない。 それ程古物では無さそうだ。 まあそれ程使い込んでも無い様だ。 使って見ると刃の先の方に切れない所が有る。 あるいは変な物でも挽いた可能性は有る。  そこで目立てに出す程の物かどうか考えたが 良く判らない。 こんな胴付は他にも有るから、この鋸が他に優先して目立てする価値が有るか無いか 悩む所だ。 金が有れば皆目立てすれば良いのだが、それも勿体ないだろう。 自分で鑢を当てて鋼質を見て判断しよう。

ツルの絵の皿

2017-04-09 15:59:04 | Weblog
今日は富岡八幡骨董市に来た。 雨模様で業者も少ない。帰ろうかと思ったが、見ているとこの皿が出て居たので購入した。 直径15センチ弱で 使い易いサイズかも知れない。 見ると 割れが有る様だ。 だから安いんだ。 3百円だった。 真中に鶴が手書きして有る様だ。 江戸時代まであるかどうか判らない。 明治位の物かも知れない。 藍の色も余り良くないかも知れない。 割れと言っても ヒビが2か所有るだけだが、無理すると割れてしまう可能性も有る。 少し瞬間接着剤を流して補強した。 漆を塗って金粉を撒く修理も有る様だが そこまでは手を掛けない。 これで何か酒のつまみでも入れれば良いだろう。
これは一般には なます皿と呼ばれているが、結構深さも有るので 和食の盛りに良い。

子供の椅子 その2

2017-04-06 10:41:51 | Weblog
前回製作した子供椅子は近所の人にプレゼントした。 その方の話では、子供が結婚したけれど 休日に仕事が有り孫を預けに来るんだと言う。 遊ばせるのに椅子は便利だと言う事で喜んでいた。 お礼のお菓子をもらったが 作った物をあげて仕舞うのは寂しい。 そこでもう一脚製作した。 前回と同じ物だ。 今回は背もたれをもう少し広くして大きくして見た。
子供が踏ん反り返って座る事も無いだろうが、全体のバランスの関係だ。 今回もダイソーの水性塗料メープルを塗る予定。 塗ると若干赤味が強くなる。 座板は欅を使った。 十分一枚板で作れる余裕が有ったはずなのに、友達が不足材の手当てに 切って使ってしまった。だから仕方なく接いで使った。 脚は楓の端材で若干傷の有る材を使った。 座面は250ミリ程度有るから 3歳から4歳くらいの子供に適すると思う。 今回もどこかにプレゼントする事になるかも知れない。 椅子が有れば机も欲しくなる。 作るか迷う所だ。

有志交流作品展 2017

2017-04-05 23:25:11 | Weblog
木工を愛する仲間で作品展を行った。 3日間詰めていたが、さすがに疲れた。 後片付けも大変だった。 今回で9回目だと主催者は言う。 極身内の展示会で年に1度集まり情報を交換して 一杯飲むと言うのを楽しみに来る人も多い。 その為作品を出展して無いと、やはり入りにくいかも知れない。 なのでそう言う人達はさっと見て帰って行く。 常連のお仲間で楽しくやってる会と言う感じで よそ者には入り難いかも知れない。 次回は場所を変えて開催と言っていた。  段々と作品を出す人が限られて来るように思う。 長く続けるのは難しい物だ。 

瓢湖の白鳥

2017-04-04 21:18:03 | Weblog
3月の最後の週に新潟村杉温泉に行って来た。 行く途中に瓢湖に立ち寄る。 生憎雨模様で寒く風も有る。  湖に突き出す桟橋の周りに 白鳥が6羽とカモやクイナが居た。 白鳥は既に 移動しただろうと思ったが まだ残って居た。 多分集団で渉って行くのだろうから 彼等は はぐれ白鳥と言う事か。  すました顔で泳いで餌を漁って居た。 何処にもいる集団に馴染まない奴等なのだろう。  このまま夏まで居るかどうか知らないが、いずれどこかに渉って行くんだろう。  話には聞く瓢湖だが 見るのは初めてだ。  6月には菖蒲が咲くそうだ。  今日は寒くて雨も降って ゆっくり湖の周りを散策する気分でも無い。 早々に切り上げて 杉村温泉に向かった。 早く温泉に浸かりゆっくりしたい気分だ。 ふと佐渡のトキを思い出した。  自然と人間が調和する暮らしの良さを思った。