大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

桑切包丁 銘 重道

2017-01-29 19:50:48 | Weblog
鋸を買ったのと同じ 業者から この桑切包丁らしい物を買った。 これで千円だった。 桑切包丁は田舎にも有った。 卵から孵化した蚕は 初めは桑の葉の細かく切った物を食べる。 だからこの包丁で桑の葉を切って与えるのだろうと思う。  相当大きな包丁だ。 柄を持って見ると余りバランスが良くない様だ。 刃の先端部分をまな板に当てて 柄の部分を上下させて桑の葉を切るのでこのバランスでも良いのではないだろうか。

さて銘は重道と有る。 これは会津の重道の事だろうか。 彼がこんな桑切包丁を鍛えたと言う話は聞かないから 或は別人かも知れない。 珍しい物が手に入って嬉しい。 
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胴付鋸 銘 二見屋門重之作(木下受) 

2017-01-29 18:29:51 | Weblog
今日は天気も良く 比較的暖かい良い1日だった。 我家の前に有る白梅も白い花を付けている。 春が待ち遠しい。  もうすぐ1月も終わる。 この前正月だと思ったのに、季節の移り変わりは早い物だ。  さて今日は今年になり初めての骨董市に行って来た。 これは富岡八幡骨董市に店を出す何時もの業者から入手した胴付鋸です。 時間が遅かったのか色々有った鋸の内 良い物は既に売れていた様だ。 それでもこの胴付鋸を手に入れた。 銘については 読み方が難しくて余りあてにならない。  誤読の可能性も有るので余り信用しないでいただきたい。 柄が割れて中に水が入ったのか 錆が酷い。 鋸身はまあまあだと思う。 だたし私には鋸の良し悪しを見分ける能力は無いので、とんでもない駄作を掴んだ可能性も十分ある。 それでも千円と言う事で入手した。 既に柄は分解して再度接着して 籐も巻いて有る。 籐を巻かないとまた割れる可能性も有るから必須だ。 錆を落とすとまあまあ見られる鋸では無いか。 刃の全長は245ミリと言う所か。 この鋸の背金は外反りの様で珍しい。柄も穴の有る尻側が若干細くなっている様だ。 材は檜らしい。 

 さてこれを目立てに出す価値が有るかどうかだ。 判断は難しい。
その後銘を見て読み方を変えて 二見屋門重之作 として見た。 この方が近いと思うが。
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