今回は 他人の道具の紹介です。 写真左は 馬場正行の玄翁で右は浅草水平屋で求めた 普通の玄翁です。 写真では良く判らないが 打撃面の丸い方 気殺し面を柄の少ししなった下側に来るように 挿げてあります。 一般に本による道具仕立てで見ると木殺し面は 反りの有る柄の上側に行くのが 一般的なようですが 決まりは無い様です。 所有者はこの方が使い易いと言います。 玄翁鍛冶として有名なのは、 幸三郎 正行 浩樹 などが知られているようです。 私はそんなに こだわりは無いですが値段の関係で 比較的リーズナブルな価格で入手でき かつ出来も良いと思う 浩樹を使っています。 柄も凝る人がいますが、一般には白樫でしょう。 榊 黄楊 梅 などを使う人も居るようです。 私は玄翁の形の美しさにこだわりが有ります。 四角玄翁なら 中央の櫃の部分が くびれているのもが好きです。 その微妙なカーブが私の好みに合う物は あまり無いです。
風邪がどうも良くならない。 今日は少し無理して 公園を散歩した。 秋らしい物を探してみた。 この赤い実を付けた木が有った。 これは こぶし と札がついていた。 こぶしがこんな赤い実を付けるとは知らなかった。 少し 小さな秋を見付けて 気分良く公園を後にした。
風邪を引いてしまった。 何となく調子が良くない。 喉が弱いので 咳が出て止まらない。 困った状態だ。 庭に出て見ると 我家の庭の柿を野鳥がつついている。 これは ヒヨドリ だろうか。 ギャギャと うるさく鳴いて 柿をついばむ。 このままでは 皆食われてしまいそうだ。 そこでまだ少し早いが 一部を収穫した。 小粒だが 結構甘い冬柿だ。 去年は殆んど収穫出来なかった。 今年は豊作だ。
最近 自分で作った 木の皿に盛って見た。
最近 自分で作った 木の皿に盛って見た。
以前 椅子を作った余りと思われる材料が有った。 これは多分楢だと思う。 それを使い 木のトレーを作って見た。 案外簡単に掘れたが 仕上が上手く行かない。 逆目も有り 鑿だけでは 上手く仕上げられないが 小さいので小鉋も使い難い。 こう言う小物は どう言う道具が有れば 上手く仕上げられるか考えて見たが なかなか良いアイディアは無い。 この小鉋で削っているが、 隅は鉋が掛からないので凸凹が取れないで困る。
日本橋 三越に行くついでに 足を延ばして門前仲町の富岡八幡骨董市に寄ってみた。 今日は 少し業者の数も少ない様に思うが 最近はこんなものかも知れない。 一通り見たが、道具屋は少ない。 買いたい物も無い。 それでも何処かの廃業した雑貨道具屋から かき集めた様な物が置いて有る 業者から この錐二本を買った。 これは四つ目錐だが 太い物と細い物と併せて二本を買って見た。 錐は沢山持ってるから別に 買わなくても良かったが、色々お世話になった方にお土産にしても良いと考えた。これでコーヒー一杯にもならない金額だ。 今こう言う錐を使う人は居るだろうか。 竹釘でも 打つ仕事で無いと使うまい。 電動ドリルに付ける錐で充分間にあうから 道具屋に置いても 売れないかも知れないな。 しかし こうして買うマニヤも居るから 世の中上手く出来てる物だ。
毎年恒例の伝統工芸展を見に行った。 10月3日まで開催の最後の日曜日で 今日は人が多い様だ。 木竹工芸を中心に見る。 いかにも日本人の感性と思わせる 精密で丁寧な仕事の物が多い。 どう言う技術で作るか判らないが 相当に時間も掛けて 作ったと思われる。 木製品は素材の良さをいかに上手く引き出すか、良い素材に恵まれるかに大きく依存するようにも思われる。 勿論作者の技術も並のものでは無いと思う。 これを見ると私の作る 盆はまだレベルがかなり低い様だ。