これは 両刃の鉈で刃渡りが短く 形からすると枝打ちでは無いかと想像する。 何処で入手したか忘れてしまった。 或いは高崎骨董市だったかも知れない。 農家の納屋に打ち捨てられて居た物を 掘り出してグラインダーで錆取りしたものだろう。 多分有ったと思われる 銘も無くなってしまった。 それでも錆は深くて取っても取っても出てくる。 柄は無くて 自分で削り付けた。 木の鞘を作って入れて置いたが 出して見るとかなり錆が広がっている。 置いた場所も良くなかったのだろう。 枝打ちはやった事は無いが、鉈自身の 重みで切る物らしく 私には重過ぎると感ずる。 少し錆を取り 研いで整備してやろうと思う。
これは 正式には何と呼ぶのか知らないが、一応片手でも使える小型の斧と言う事で 手斧とした。 足利で 有名な足利学校の近くの金物屋で購入した。 多分土佐で作られた物だと思う。 銘は義光となっている。 かなり先の鋭い刃が付いている。 どう言う使い方をする物か知らないが、巻き割では無いようだ。 これを持って山を散歩して 倒木の一部を切り取り持ち帰ったりする時に使った。 しかし今は出番が無い。
今から15年ほど前になると思う。 仕事の関係で群馬県太田市に住んでいた。 今回紹介する 斧類はその時に集めた物だ。 特に使う目的で集めた物では無い。 当時はそれ程高く無く買えたものだ。 今は埃をかぶり邪魔になっているが、思い出して今回まとめて紹介して見よう。 これは桐生骨董市で手に入れた。 これを売った骨董屋はこれは 根切ヨキだと言った。 しかし私には 全く知識が無く判らない。 大きな樹木を伐根する時に 大地にはる根をこのヨキで切ると言う 場面を想定して なるほどと納得してして見たが、実際 どんな使い方をする物か、 何という呼び名で呼ばれる物か判らない。 それでも先まで細く伸びた刃は 根切の理屈には合うと思っているが。 さていくらで購入したか 忘れてしまった。