2011年7月17日(日)(3歳3か月)
「とうもろこし食べる?」
と、みんたに訊かれて春奈が、
「トウロンコシ食べる!」
と、元気よく叫んだ。
「トウモロコシやで」
みんたが言うと、
「トウロモコシ」
と、春奈が言い直す。
あまり音が入れ替わることの少ない春奈にしては珍しい現象だ。
よく幼児は、たとえばエレベータのことを「エベレーター」と
言ったり、音が入れ替わることがある。
ゆうきとりえにもそれがあった。
ところが春奈にはそれがない。と、思っていたのだけど、やっぱり
春奈もやるんだな。
でも、これが人間らしい、本来の言葉の自然な獲得の形だ。
機械のように正しくインプットされ、間違った音を再生することは
ない、なんて人間はしない。
間違ってインプットしたり、また言い間違えたりする。
これって、一見すると非効率というか不完全な記憶装置みたいに
思えるけど、実は「柔軟性」に満ちているのだ。
だからこそ、言葉は広がっていく。
もしも人間が「とうもろこし」という音を正しくインプットし、
その後も絶対に言い間違えないとしたなら。次に「コーン」という
音を耳にしても、
「これはトウモロコシやで」
と、脳が「コーン」という音をブロックしてしまうだろう。
人間は言葉に関して言えば機械より優れている。
「とうもろこし食べる?」
と、みんたに訊かれて春奈が、
「トウロンコシ食べる!」
と、元気よく叫んだ。
「トウモロコシやで」
みんたが言うと、
「トウロモコシ」
と、春奈が言い直す。
あまり音が入れ替わることの少ない春奈にしては珍しい現象だ。
よく幼児は、たとえばエレベータのことを「エベレーター」と
言ったり、音が入れ替わることがある。
ゆうきとりえにもそれがあった。
ところが春奈にはそれがない。と、思っていたのだけど、やっぱり
春奈もやるんだな。
でも、これが人間らしい、本来の言葉の自然な獲得の形だ。
機械のように正しくインプットされ、間違った音を再生することは
ない、なんて人間はしない。
間違ってインプットしたり、また言い間違えたりする。
これって、一見すると非効率というか不完全な記憶装置みたいに
思えるけど、実は「柔軟性」に満ちているのだ。
だからこそ、言葉は広がっていく。
もしも人間が「とうもろこし」という音を正しくインプットし、
その後も絶対に言い間違えないとしたなら。次に「コーン」という
音を耳にしても、
「これはトウモロコシやで」
と、脳が「コーン」という音をブロックしてしまうだろう。
人間は言葉に関して言えば機械より優れている。
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