2012年10月28日(日)(4歳6か月)
りえが
「うち、腹筋ないねんなあ」
と、言っていると、春奈が言った。
「はるな、お肉の名前言える」
「お肉の名前?何それ?」
と、僕が訊くと、
「ぶた肉、とり肉、むしの肉」
「虫の肉?」
「ちがう。うしの肉」
あー、僕の聞き間違いか。って、牛の肉ってなんやねん。
牛肉やろ。
でも、わからんではないな。
豚肉、鶏肉、牛肉の中で、関西人が一番使わない名称が
牛肉だろうと思うからだ。
なぜ関西人は牛肉という言葉をあまり使わないか?
それは、関西で「肉」というと「牛肉」を指すことが多いからだ。
だから、関西では「肉まん」とは言わない。
肉まんなら牛肉をイメージするからだ。関西では「豚まん」
である。
お好み焼きで豚肉と玉子を乗せるのも「ぶた玉」である。
「肉玉」とは言わない。
しかし、それでも「牛の肉」という言い方には少し驚いたな。
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