小春奈日和

赤ちゃんは、人間は、どのように言葉を獲得するの?
わが家の3女春奈と言葉の成長日記です。

決戦!超ウルトラ8兄弟

2012年04月03日 23時15分42秒 | 日記
2008年10月12日(日)(0歳6か月)


 りえが、前から映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』を観に
行きたい、と言っていたから今日つれていってやることにした。

 今日のなんばパークスシネマの3回目と4回目の上映の合間に、
ウルトラセブンとウルトラマンメビウスが来て、一緒に写真を
撮ることができる、という企画があることを知ったからだ。

 だけど、ゆうきはウルトラマンが好きではない。どうやら
実写の怪獣が怖いらしい。
 それよりは、『さらば仮面ライダー電王ファイナルカウント
ダウン』を観たい、と言う。

 結局両方観にいくことにした。
 

 先に『電王』を観た。

 テレビ版では佐藤健が主演だったけど、この映画では桜田通
が主演になっていた。

 佐藤健も出演している。桜田通が仮面ライダーNEW電王の役で、
佐藤健は映画の前半は電王ではなく、仮面ライダー幽汽の役で登場
した。(りえは、「仮面ライダーゆうき」やって、と言って爆笑し
ていた)


 今の仮面ライダーを通して子供たちに「強さ」を教えるのが難
しいと思う。

 基本、今の仮面ライダーは主人公がダメ人間である。

 『電王』の主人公はしょっちゅうカツアゲされていたし、ニート
である。(もっとも歴代ライダーのほとんどが定職をもっていない
けど。『電王』の主人公は高校中退でお姉ちゃんが経営している
喫茶店の手伝いをしている18歳)。

 現在放送中(2008年当時)の『仮面ライダーキバ」の主人公はひ
こもりだ。

 『電王』では、自分が損をしても他人のことを思いやるところ、
「長いものには巻かれろ」にはならないところ、ダメはダメなり
に努力するところ、それが主人公の強さだ、と仲間たちは言う。

 『キバ』の主人公もなんとかひきこもりから抜け出して世間の人
たちと普通に接していけるようになろうと頑張っているところが
強さなのだろうか。

 「強さ」の捉え方もややこしくなったものだ。それだけ日本人
の個性が多様化してしまったってことなのだろうか???


 昼食を取って、今度は「決戦!超ウルトラ8兄弟」を観た。

 泣けた!子供向けの映画だと甘くみていたら、みごとに裏切ら
れた。やられたよ。
 十分に大人が観るに値する映画だった。いかに自分がしがない
生活を送っているかを実感した。

 『Always三丁目の夕日』的なノスタルジックとアメリカ
映画によくある ”大人のおとぎ話”的テイストを混ぜ合わせたよ
うな映画だった。

 なにしろ、テレビ版とちがって、現実の世界と同じくウルトラ
マンがテレビ番組の中だけのヒーローという世界が舞台である。

 地球の危機に、30代の地方公務員が主人公で、主人公をはじめ
とする、しがない毎日を送っている幼馴染たちや、商店街のオヤジ
たちがウルトラマンに変身して救うというストーリーだった。

 もちろん、観終わった後に記念撮影もした。



 ↑ ウルトラマンファンのりえは速攻で走って1番のりで撮影。
っつーか、他はちいさい子ばかりやから1番の座をゲットでき
たわけやど。


 映画を観終わった後、実家に行った。

 りえが僕のオカンに、

 「映画の後、セブンとメビウスが来てて一緒に写真を撮っ
たよ」

と、話すと、オカンが、

 「エキスポランドに置いてあったような等身大の人形が来た
んか?」

と、訊くので、

 「ううん、本物」

 「あー、着ぐるみか?」

 横にいた妹が漫才師の如くツッコミの手をバシッとオカン
に入れた。

 大人は子供と話す時は、子供の感覚で話すことが時には
必要なんである。