銀座の甚平喰い倒れ日記

甚平を愛するサラリーマンの食生活を綴った日記。銀座界隈を中心に東京の美味しいお店をご紹介。

銀座 春日にて「天丼」をいただきます

2009-03-25 12:39:15 | 銀座・築地 天婦羅・天丼・うなぎ

マスター元気かな?

大酒飲みの親父諸君ならば
冒頭のような活字にかこつけて
ちょいと一杯の途につくことが多いのだろうが
両祖母を亡くしているわたしに置き換えてみると

大女将は元気かな?

といった具合になることが多いのだ。

銀座界隈でこんな話が現実となるのが
築地場外の大勝と1丁目の天麩羅家の春日だ。



暖簾を潜ると先の大女将は
カウンターの端っこにチョコンと腰掛けて
新しい顔が入ってくるのを今か今かと
待ちわびていた。

向けられたしわくちゃの笑顔が
健在の何よりの証だった。

前回は上天丼を大盛りで注文していたので
今回は上の字を取り除き、
同じく大盛りで注文させていただいた。

天丼は¥900だったかな?

最近は子供が出来たこともあり、
ランチで¥1,000以内という
1区切りをだいぶ意識するようになったのだ。



最初に出てきたのは
たくわんと熱すぎないお茶。

写真以上に色の悪いたくわん。

まっ黄色に着色されたものが
大嫌いな私にとっては
天麩羅を待ちながら摘むのには
うってつけだった。

自家製なのだろう。
塩気が強いのでこの位の分量で
2切れぽっちを味わって食べる以上は
塩分の取りすぎになってしまう。



程なくしてやってきたのがこちら。

これが春日の天丼の大盛りだ。

上天丼¥1,100にあなごがのっていたので
てっきり天丼にはのっていないものだと思っていたのだが
届いた瞬間に嬉しい悲鳴を上げてしまった。

箸を割りパクリとやると・・・

不思議だ。

前回は若手とベテランの2組で
天麩羅を切り盛りしていたが、
今回はベテランと大御所。

同じ油を使って
おんなじ手順で天麩羅を揚げても
揚げる人によってこんなにも変わる。

油切れが随分と良く、
元々あっさり食べさせてくれる天麩羅が
さらに純朴に感じた。

これぞ天麩羅という訳なのだ。



前回の日記にネタについては
事細かに書いていたので、
この店の海苔の天麩羅が
やっぱりお気に入りであることだけを
書かせていただいて、
今日は何故この店が好きなのかについて
自問自答させていただきたい。

銀座の外れで
お店が広い訳でもない。

10人入ったら
酸素が随分と薄くなってしまうような
お店で、とびっきりの天麩羅だと言う訳でもない。



料理に精神論を持ち込むことについて
眉をひそめる方もいるのだろうが、
わたしは媚びや驕りのない挨拶や雰囲気は
料理とおんなじ位大切なものだと考えるもんだから
ご紹介したお店でお料理が凡庸に感じた際は
居心地が随分と良かったんだと
解釈していただきたい。

おんなじお店で
一緒に行く人が違うだけで
残る思ひ出が随分と違うように、
このお店のお婆ちゃんが与える
職人さんやお客さんへの影響に
触れに行くのが楽しいのだ。

心地の良いひとときを
ご馳走様でした。

春日
〒104-0061
中央区銀座1-4-6
TEL03-3561-1887
11:30~13:30
17:00~
日曜・祝日定休

天丼 ¥900(大盛り無料!)

甚平満足度 ★★★★▲
甚平満腹度 ★★★★☆

・・・おっ、お代官様ぁ!甚平に愛のムチを・・・

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   それでは明日もお会いしませう