そよかぜから-映画

見てきた映画の記録です
ネタばれあるかも、気をつけて

スマイル 聖夜の奇跡

2008年01月20日 | ラブロマンス/青春


2007年 日本 124分
2008.1.18 TOHOシネマズ緑井
■監督 陣内孝則
■出演
   森山未來(佐野修平)  加藤ローサ(山口静華)
   田中好子(猪谷幸枝)  綿貫智基(猪谷昌也)
   立花裕大(猪谷昌也=少年時代))
   岡本杏理(篠原礼奈=フィギュア少女)
   谷啓(今泉邦雄)  坂口憲二(現代の猪谷昌也)

 《story》

「本当の奇跡は、一番最後にやってくる・・・。」

タップダンサーになる夢に破れた修平は、恋人の待つ北海道に帰った。地元で教師をし、恋人の静華に結婚を申し込む。静香の父親の条件は、弱小ホッケーチームを優勝させること。修平は、アイスホッケーをしたこともなく、ルールもわからない。しかし、大学で専攻した児童心理学とタップのリズムを使い、弱小チームのスマイルを勝利へと導く。チームの昌也は、フィギュアの礼奈と親しくなり、過去のトラウマから脱し笑顔を取り戻していく。しかし、その礼奈が白血病で入院する。チームは毎夜、病院の外で礼奈を励まし、大会優勝目指して勝ち進んでいった。決勝は、強敵チーム。礼奈のためにも、奇跡を信じて戦う。

 さわやかでいいよ
わかりやすい映画が好き。だれもがいい人なのがいい。難解な問題提示型の映画も見るけど、疲れているとき、いつものように心が荒んでいるときは、こんなさわやかな映画がいい。欲を言うなら、さわやかついでに礼奈も回復させてほしかった。試合に勝つ奇跡だけでなく、病にうち勝つ奇跡の方が価値があると思う。試合に勝つことだって、彼女が元気になることを願ってがんばってきたんだから、奇跡は彼女に起こしてほしかった。
写真を撮るとき、「笑って」ってよく言うけど、歯を出して笑えない。鏡を見て練習してもできない。笑顔って人間の特権なんだと聞いたことあるけど、笑えないってつらい。いつも普通のときも笑顔の人がいるけど、育ってきた環境が笑顔になることが多かったのか、顔の特徴なのか、それだけで得をしたり損をしたりする。昌也のようなトラウマがあるのだろうか。人と真向かうこと自体が怖いんだから仕方ないか。映画を見ていて楽しい場面があったら、自然に笑っているだろうか。

 公式サイト「スマイル 聖夜の奇跡」


悪夢探偵

2008年01月20日 | サスペンス/ミステリー

2006年 日本 106分
■2008.1.16 wowow
■監督 塚本晋也
■出演
   松田龍平(影沼京一)  hitomi(霧島慶子)
   安藤政信(若宮刑事)  大杉漣(関谷刑事)
   原田芳雄(大石恵三)  塚本晋也(犯人)

 《story》

「お願い、私の夢に入って、一緒にあの男を倒して」

少女の惨殺死体が、自室のベッドで発見される。自宅は密室で、カッターで自分の喉を何度も掻き切っていた。彼女は直前まで、自殺サイトの0と携帯で話していたことがわかっている。同じくサラリーマンが自宅のベッドで自殺した。やはり直前まで携帯で0と話していた。刑事の霧島と若宮は、0を探し出そうと調査を始める。若宮は、自分も0に電話し囮となって、0の手がかりをつかもうとした。しかし、今までの2人と同じように、寝ていて自分の喉をカッターで掻き切りながら死んでいった。霧島は、他人の夢の中に入るという影沼に協力依頼する。影沼は、人間不信に陥り自殺願望を持っており、依頼を断る。霧島は自分も0に電話をかけ、自殺を装う。そして影沼に助けを求める。霧島の夢の中に出てきたのは殺人鬼だった。彼女の夢の中で、殺人鬼と影沼の戦いが始まる。

 まるでエルム街の悪夢
ただ違うのは、助けに行くことができる正義の味方がいることだ。リアリティーがあり、なかなかの出来だと思った。ただ、主人公の霧島が素人演技で、映画を安っぽくさせていた。追いかけていく未知の物体の様子が、カメラ自体が揺れ動いて、それが恐怖感を倍増させていた。犯人像も、化け物だったり、幽霊のようなものだったり、結局人間だったんだけど、しっかり不気味さを感じさせてくれた。見始めたら、引きずり込まれるおもしろさがある。
夢をあまり見ない私は、夢自体についてそれほど考えたことがない。とこどき見る夢は、いつも後味が悪く、起きてからもしこりを残したまま現実の世界に入る。何が言いたいのだろうと考える。年に2.3度見る夢。毎日見ているのだと思うけど、覚えているのはそれくらい。楽しい夢を見ることができたらいいけど、見る夢は不可思議な出来事ばかり。影沼が、私の夢に入ったら、何が何やらわからないだろうな。

 公式サイト「悪夢探偵」