趣味の日記

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月組観劇

2009-10-25 23:52:59 | Weblog
アサコさんサヨナラ公演、観てきました。
ん~お芝居は、特にこれといってサヨナラ風にした感じでもない。主人公の新しい旅立ちなんてテーマは、正塚先生じゃ珍しくないし。
シリアスなんだけど、微妙なギャグが入ってるあたりが、ゆる~い正塚脚本って感じ(苦笑)。
同じ正塚脚本なら、私的には、アサコさんは前の「マジシャンの憂鬱」のほうが似合ってたし面白かったと思います。
それにやっぱり、ヒロインがいるのといないのとでは、宝塚としての盛り上がりに欠けるのは仕方がない。

アサコさんは、トラウマを抱えてピアノを弾けなくなった元・ピアニストのアリステア。孤児院を出て行き場のないところをキリヤンのムーアに拾われ、その仕事を手伝うことになる。
どうもつかみどころのない不思議な人物(苦笑)。現実感がなくて共感しにくいというか。ヒロインがいないので、なおさら共感する取っ掛かりみたいなものもないし。
サヨナラ公演で相手役がキリヤンだった(爆)、というのも、ファンはやっぱり淋しいものなんじゃないだろうか。うちも、お嫁さんが先にいなくなってからの退団だったし、それこそアサコさんが‘うちのシシィちゃん’になってくれてたけど、やっぱりちゃんとしたお嫁さんがいなかったのは淋しかったもん・・・。

相手役・キリヤンは、古美術商で裏ではちょっとヤバイこともやってるというムーア。偶然からアリステアの面倒を見ることになり、いつの間にか相棒関係になっていく。
こっちも、不思議といえば不思議な人物。キリヤンにはちゃんと恋人がいるけど、女性関係でケンカしたりってのは、キリヤンにはありえなさそうなんだけど(爆)。
まぁアサコさんとキリヤンでコンビを組んだ物語がやりたい!という方向性はわかる気がするんですけどね~(苦笑)。

ムーアの恋人エスメラルダは、あいあいちゃん。キリヤンと一番たくさん組んでるだけあって、やっぱりいちばんしっくり来ると思います。すっかり、女役さんになっちゃったんだなぁ・・・。
はるひさんと桐生さんは、ムーアの元に出入りする裏の美術品の運び屋。この二人であの扱いって、何だか勿体ないような。お笑い担当ですか?にしてもビミョー(爆)。
ムーアの部下のクリストファーをやった真咲君が、実は一番お得な役だった・・・。
もりえちゃん、やっぱりオチがつくの!?そんなオチがついちゃうの!?なんだかなぁ~(汗)。
しずくちゃんは、アリステアの幼馴染み。それ以上の関係にしてもらえないところが、お嫁さん不在の弊害だなぁ。
マギーさんとみりお君が、お医者さんの役でちょっとずつ。
リュウ様が孤児院の院長役で、あーちゃんがアリステアのピアノの先生。・・・なにげにあーちゃんがインパクトあったりして(笑)。
これでマヤさんがいなければ、ほんと取りとめがなかったかも(苦笑)。マヤさんの存在が、まだお芝居に一定の安定感を与えてますね。

ショーは、久しぶりの三木先生。
シンプルで、スタンダードナンバーを並べて、それでいて編曲は凝ってるので、小気味良く観れました。オケ指揮もノリの良い御崎先生だし。
なんか、イメージが昔の「グレート・センチュリー」に似てる。構成は全然違うけど。
月組さんを観る時って、私ってば月娘中心に観てるんだな~と、昨日星組を観てきただけに余計にそう思いました(笑)。星組だと男役に目が行くのに、月組だとどうしても娘役群舞に目が行く。
いやぁでも、月娘さんたちってみんな個性的で男前だし(爆)。
あいあいちゃんの大きさとナイスバディはやっぱり強烈。
対照的にしずくちゃんのきりっとした凛々しい娘役らしさって、月娘と違う星娘時代の名残なんだろうなぁ。
ショー全体としては、アサコさんと、キリヤンと、そして全員、って感じ。とにかく群舞が多くて、総力戦ですね。
真咲くんセンターで1シーン丸々ってのにびっくり。・・・でも、もりえちゃんは?(嘆)
これからの月組を担う若手さんたちだけのシーンという感じなので、各々もっと個性を出してガンガンに頑張っていただきたいです。

火曜日には新人公演を観てきますが・・・。
この子誰!?と目をむくような、そんなキラキラした子を見つけられるといいなぁ。

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