趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

雪観劇

2016-10-23 23:22:22 | 観劇
雪組さん、観てきました。
久しぶりの正塚先生だな~と思って観に行ったら、ほんと正塚先生だった(笑)。
いつもの、平均的な正塚作品かなぁ。
淡々と、多少の波風と、やや無理矢理なまとめかたと、あっけないラスト(爆)。
雪組さんの芝居の上手さで、綺麗にまとめてある感じ。
…でも、何か物足りない。地味なのは作品がそうだから仕方ないにしても、正塚作品の根本である、`それでも生きていく人生の切なさ´みたいなところが、今回は希薄だった気がする。
それぞれが抱える事情、でも生きていく現実と、思い通りにいかない切なさと、だからこそ前を向く希望…その一人一人の人生が見えるような感じでは、なかったように思います。
うう~ん、どこが、とか誰が悪いというわけではないんだけど。

ちぎちゃんのケイレブ。
正義感の強い、生真面目で熱い、ちょっと突っ走り気味の私立探偵。ちぎちゃんのイメージ、そのまま。
恋人にも、一生懸命なところが、少し天然で可愛い(笑)。プレゼントを選ぶのも、全力だったんだろうな~というのが目に浮かぶ(笑)。
みゆちゃんのイヴォンヌ。
スタイリストというだけあって、お洒落なドレスの数々。ケイレブのドタバタぶりと比べると、芯のしっかりした大人の女性。
みゆちゃんって、お姫様とかよりも、こういったリアル女性のほうが、意外にすんなりハマる気がする。
だいもん君のジム。
ちぎちゃんと普通の友人役って初めて?
真面目に、整然として、身なりにも気を配る、有能な探偵…なんだけど、どこか抜けてるように思うのは、恋人とのやり取りのボケっぷりがそう思わせるのかな?(笑)
だいもん君というと、濃い役でずっと来てるので、こういう普通の人を演じると、新鮮だけど地味に見えちゃう(苦笑)。
サキちゃんのカズノ。
若者らしいファッションと、スタイルのよさが際立って、華やか。
一番ちゃっかりしてて、しれっと難を逃れたり、女性のエスコートも何気に上手くて、チャラっとナンパできたり、実は遣り手なのかも?みたいなところが、すごくサキちゃん(笑)。

刑事のホレイショーが、ショウ君。すっかり大人の役が身についたなぁ。ちぎちゃんやだいもん君と対等にお芝居できて、優秀な刑事役にぴったりハマってます。
ケイレブの謎の友人ナイジェルの、がおりちゃん。ほんと、謎のまま去っていった…(苦笑)。もっとケイレブと、いろんな過去のしがらみとかがあるのかと思ったんだけど。
裏のあるマクシミリアンが、かなと君。もっと大物感があるほうがいいのか、ラストを思えばこれくらいがいいのか…落ち着いてるけどやっぱりかなと君も、まだ若い、のかな。

役自体が少ないので、細かいところでちょこちょことお芝居しているのを探すのが、正塚作品の楽しみでもあり。
個人的に大ウケしたのが、ケイレブとイヴォンヌがデートしてる後ろのテーブルにいるカップルの、桜路君とカレンちゃん(爆)。桜路君が、とにかくチャラい!!ウェイトレスにちょっかい出すわ、怒るカレンちゃんにも調子よく誤魔化して機嫌取るわ…。シャツを腕まくりして踊ってる時点で、あ~チャラい、と思いましたけど(大笑)。
桜路君は最近お気に入りなので、ついつい探して追ってしまう。バックダンサーにもずっと入ってるので、桜路君のビシリとキマったスーツダンスを堪能できるのが嬉しい♪
カリちゃんって、いつも警官役をしてるような気がする…(苦笑)。
ラストの空港職員のみちるちゃんも、一瞬だけど笑える(笑)。

正塚作品なら、東京のチケットもあっさり手に入るのかなと思ってたら、先行抽選はことごとくハズれ、今日の一般発売にも玉砕(汗)。
それだけ雪組さんが人気があるってことなんだろうけど…。

ショーは、稲葉先生。耳馴染みのあるヒットソングばかりを集めた構成。
わかりやすいけど、そのまんま過ぎて、もうちょっと工夫がほしいかも。編曲とか構成とか。
ベートーベンの「運命」は、見応えありましたが。
ちょっと早いサンタクロース(笑)。トナカイさんたちが、「ハロウィンもまだ終わってないのに~」と言ってました(笑)。
ショーでは、サキちゃんの華やかさが、際立ってましたね。
…もうすぐ組替えで、かなと君とあーさ君が入れ替わるのか~と思いながら観ちゃいました(汗)。小柄だけど、あーさ君って上手くて華やかで目立つからなぁ。どういう並びになるんだろう?

明日もう一度、本公演を観てから、明後日の新公に臨みたいと思います。

コメント
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