趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

「THE KINGDOM」

2014-07-26 23:59:50 | 観劇
月組さんの青年館を観てきました。
正塚先生だなぁぁ~(苦笑)。
とっても正塚先生らしい群像劇。そして、月組さんだからなおさらな、社会派のリアル感(爆)。
ストーリーは、ある意味ファンタジー入ってますけど(ホームズとかルパンとかいうあたりで)、でも淡々とリアルに、そして推理劇として進んでいくのは、月組さんのお芝居あればこそだと思います。
・・・でも正塚先生、わかばちゃんのサーシャは、結局どうなるわけ?(役柄の立場的に想像しろってことなのか)

るりか君とカチャ君のダブル主演。
「ルパン」のスピンオフ、ヘアフォールとドースンの若き頃・・・と言いますけど、ほぼまったく独立した別のお話。
取って付けたように、ルパンの端っこがぶら下がってるだけで。
本公演のときは、ここまで仲良しの親友には見えなかったですし(爆)。
むしろ、これはこれで単独の物語で観たほうが、楽しめます。どこがルパンにつながるの?と気にしながら観ると、肝心の面白さを見落とすんじゃなかろうか。
るりか君はきちんと貴族で、紳士で、真面目で、綺麗。
カチャ君は、下から這い上がろうとする野心を覗かせながらも、頭脳と行動力を使って、正攻法で押していくのが、意外に似合う。
すごく大人同士の友情という感じで、同期でピッタリと言うよりも、対等な役者同士の対等なお芝居、という風情。適度にカラーが似ていて、適度に持ち味が違うところが、るりカチャの距離の面白さかなぁと。
同期同士でも、ちぎともみたいな見事に真逆ゆえのぴったりハマるフィット感というか2個1セット感とは、また全然違って、いろんな同期コンビが居るんだなぁと面白いですね。

わかばちゃんが、やはり綺麗で華やか。上流階級の品もあり、「第二章」でお芝居力が鍛えられたようで、落ち着いた大人の女性が素敵でした。
美月ちゃんは、まだ肩に力が入ってるかな。気の強い女性役ですけど、それだけじゃないピリピリ感がまだあるので、もうちょっと落ち着いてくれば、お芝居も自然になると思います。

今回、目を見張ったのが、ゆりや君のカッコよさ!
何!?いつの間にそんな色気を身につけたのっ!?(爆)
思わず、ラブシーンの色っぽさに目が釘付けになりました。
・・・そうだ、結局ゆりや君たちもどうなったんだろ?(苦笑)
ちなつちゃんが、お髭もつけて、渋いところでものすごく良いお芝居をして目立ってました。・・・若き頃のゆうひさんを髣髴とさせるビジュアルですね~!
ちなつちゃんと、その部下役の貴澄君が、お芝居の間がすごく良くて、ホッとします。緊迫する場面の中、ふっと力の抜ける笑いの間が、絶妙。
ちょっとしゃべるだけでも、みらちゃんのお芝居の上手さは際立つ。声のトーンの落ち着きが好きですね。
蓮つかさ君、綺麗な子ですね。お芝居も上手い。

途中、台詞に歌が割って入ったり、群衆のダンスが「BJ」みたいだったり、既視感ありまくりでしたが(苦笑)、月組らしいお芝居を観られて、面白かったです。
でもやっぱり正塚芝居ですから、好みは分かれそうですけど(苦笑)。

観劇の前に、朝から板橋まで、ボローニャ絵本展を観に行ってきました。
ガンとインパクトのある作品はあまりなかったんですが、面白すぎてまじまじ眺めたのが、「目玉焼き工場」のイラストと、「ラーメン屋」のイラスト。どちらも日本人のイラストレーターさんの作品ですけど、超細かくて楽しかった(笑)。
「工場」と言っても、画面一杯のコックさんたち群衆が、所狭しと目玉焼きを作っていく過程が笑えた。またそのコックさんたちが可愛いんだ。
「ラーメン屋」は、お店の細かさがサイコー(爆)。メニューやらポスターやら張り出されたサイン色紙まで(笑)、いちいちリアルで日本的で細かかった。しかも、お客はみんな動物さんたちなんですよね。
両作品の絵葉書がなくて残念・・・。

実は、先日新聞にも紹介が載り、NHKの日曜美術館でも紹介されてた、渋谷でのデュフィ展も面白そうだったんですけど。
日程は明日まで。さすがに無理だ・・・。
でも、色彩がものすごく綺麗で、洋画は得意ではない私が、ものすごく惹かれました。
また機会があれば、観てみたいなぁ。

明日は、サエコさんの千秋楽です。

コメント (2)
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「摩天楼」「ぽっぷあっぷ」「OGエンタ」

2014-07-26 00:37:34 | 観劇
今日は野球が負けモードに入ったところで見るのは諦め、チャンネルを変えて「摩天楼」の二幕後半から観てました(笑)。
うっわ、懐かしいというか、ともみん可愛いというか(でも今もそのまんまかも/爆)、観ればあれやこれやと思い出されます(笑)。
ほんと、楽しい公演でしたね~。鈴木先生の脚本は、かなりベタなんですが(苦笑)、それを盛り上げる、ともみんを中心としたメンバーの心意気がすごく伝わって、笑ってほろりとして楽しんで、どんどん盛り上がっていった作品でした。
何よりも、鈴木先生のともみんへの当て書きっぷりがドンピシャで、アンソニーの一生懸命な真っ直ぐさが、ともみんそのまんまで、そんな全力投球なともみんに、私は見事に転がり落ちたのでした(爆)。

「摩天楼」を観たあとバタバタ家事を済ませ、ふたたびスカイステージを見ると、今度は「ぽっぷあっぷ」の雪組初回放送。
サキちゃんが「深草ブラザーズの一番下の弟の~」と自己紹介したとき、「ものすごく強烈なお兄ちゃんがいて・・・」と言ったときの、周りの笑い声(爆)。その反応は~よっぽど重太夫さまのキャラが、皆さんにもキョーレツと認識されてるってことですか!?(笑)
でも、重太夫さまってすごく周りから可愛がられ、かまってもらってる、愛されキャラですよね♪
脚百貫のあと、暗転の中、盆が回っていく姿を追っかけてると、いつもみんなに囲まれて、最後まであれやこれやとお芝居してます。
いっつも、しげ姉さんが、重太夫さまの頭をぽんぽん撫で撫でしてて、「痛い目をみてちょっとは懲りた?よしよし」みたいな感じで、口では何を言っても、やっぱり可愛くて放っとけない弟なのね~と思います(笑)。
とりまきさんたちにもすごく慕われて、暗転なのになんかいつも人垣なのが嬉しい(笑)。
そういや、ドニーさんのときもそうだったなぁ。ダンスホールで、ナタリーにフラれてしくしく泣いてたら、ドニーさんに声をかけて慰めてくれる人垣が、公演を重ねるごとにどんどん増えていった(爆)。いや、慰めてもらってたのか遊ばれていじめられてたのかはともかく(笑)。でもそうやって、組の下級生たちも一緒になって、小芝居で盛り上がれるともみんのキャラが、楽しいなぁと思います♪
東京公演でも、またあれこれ盛り上がるんだろうなぁ♪

「ぽっぷあっぷ」のあと、そのまま「OGエンタナビ」だったので、そのままサエコさんとかなみちゃんのインタビューまで見てました。
制作発表の様子も映ってましたね。
「マホロバ」は、男の子たちが主役の物語で、立ち回りも派手でハードだし、少年漫画っぽいキャラと設定とストーリー。
キャラとハードな殺陣に重きがあるせいか、脚本はちょっと荒っぽい。私みたいに台詞の裏まで読もうと身構えて観てると、肩透かしをくらうというか(苦笑)。
台詞もストーリーも、言葉のまま、観たままでいい、ということが、先日の2回目の観劇でようやくわかりました。
裏の意味は~とか、こことここの設定とつながりはどうなってる?とか、あれこれ細かく観ようとすると、却って矛盾だらけで納得できない(爆)。
一番の疑問。なぜみんなほぼ全員、イコマの言葉にコロッと騙されるんだろう?(爆)
ちょっとは疑えよ!とか、そこでなぜ問いたださない!?とか思っちゃうんですけど、それを言ってはいけないお話なのね~という(苦笑)。
サエコさんの女王様も、細かく設定を考えると、???みたいなところはありますけど、ビジュアルと貫禄の説得力で魅せているのは、さすがかなぁと。
トークショーで、殺陣も担当されてる清水さんが、昔宝塚の立ち回りの振付のお仕事をされた時に、謝先生から「ちゃんと宝塚も観たほうがいい」と言われ、観たのがサエコさんのトート閣下だったのだとか。それ以来、「彩輝さんは憧れの存在で~」と、やたら語って下さいました(笑)。
そういうご縁もあって今回の舞台のお仕事になったのかと思うと、ほんと嬉しいですしありがたいですね。
日曜の千秋楽を最後に観るので、トークショーでのお話も踏まえながら、もうちょっと気楽に観たいと思います(笑)。

コメント (5)
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