趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

花組感想

2007-10-11 23:58:55 | Weblog
うむむ・・・何がいったい足りないんだろう。
お芝居のストーリーは、ほどほどにまとまってるとは思います。ただ、どこか盛り上がりに欠けるというか、単調に進んでいくというか、ふ~~~ん・・・・・で終わってしまった(爆)。
それぞれのキャラの性格付けは合ってるけど、行動が合ってないのか?
孤独で秘密主義で自己完結型のオサさんが、国際警察の潜入捜査官だったり。
弟分で義理堅くてちょっと放っとけないお坊ちゃんなまとぶんが、カジノ経営者で夜の帝王だったり。
懸命に背伸びして必死に食いつこうとしてる彩音ちゃんが、婦人参政運動のリーダーだったり。
性格と立場がちぐはぐな登場人物たちなので、なんか居心地が悪い気がするんですよね。
なんでオサさんと彩音ちゃんが恋に落ちるのか、よくわかんないし(大爆)。
まとぶんが、愛音さんの女役ショースターの姐さん的なところに甘えつつ、恋人同士、というのはよくわかるんですけど。
一帆さんは、裏でマフィアとつながってる市会議員。・・・って、前にかしげさんバウでも同じような役をやったなぁ。しかも同じ小池先生で。
まとぶんが、カジノ経営だけどとっても健全に営業してたのは、いかにも‘らしい’と思うんですけど(笑)。しかも、カジノが警察の手入れで1ヶ月の営業停止をくらうと、子供の頃に手伝ってた石鹸工場を立ち上げよう!って・・・。キャラ的にはわかるけど、夜を仕切ってる親分にはありえない(爆)。
う~~むむむ・・・と頭をぐるぐるさせた、ビミョーな作品でした。

ショーは、いつもの標準的中村先生(苦笑)。
まとぶんの王子様チックなシーンは、まとぶんだからでしょうね。普段の花組のショーからすれば、毛色の違うシーンだったことは間違いないでしょう。
まとぶんが星組育ちらしい肩で風を切るダンスを踊っているかと思えば、対称位置の一帆さんが、チャーリーさんが健在だった頃の花組ダンスをキレよく踊っていて、そのタイプの違いが面白い(笑)。
常に、愛音さんと未涼さん、真野君とひかる君、まなと君と理世ちゃんがコンビというかセット扱いで、使い方があまりに勿体ない。
ほかの組が、若手スター不足で喘いでいるというのに、花組のこの勿体ない使い方はなんだ(憮然)。
さらに、娘役さんたちにあまりスポットが当てられないのも、勿体ないに拍車をかけてる・・・。
そういや、お芝居でも目立つ役をもらってる娘役さんはいないも同然だった。一花ちゃんや、すみ花ちゃんでさえ、その他大勢で。ショーでの一花ちゃんはエトワール、すみ花ちゃんはロケットガールだったけど、あまりに物足りないというか勿体ない。
・・・これって、パワフルで個性が際立つ月娘たちを見慣れ過ぎたせいなんだろうか?(苦笑)

そうそう、オサさんはサヨナラ公演でもあったんですよね(滝汗)。
ひたすら、歌ってた印象が残ってます。
きっとファンの皆さんには、いかにもオサさんらしい役と、ソフトな歌声を堪能できる、良い退団公演なのではないでしょうか。
私の斜め後ろに座ってた若い女の子、半ば泣きながら、オサさんのラブシーンにメロメロになって興奮してましたから(笑)。
ファンの満足できるサヨナラ公演、それが何よりも一番です。

・・・超・激辛感想はご容赦下さい(平謝り)。体調いまいちで、テンションの低いまま観劇した影響もあると思うので(汗)。


コメント
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