さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

熊本に帰ることを諦めるところでした

2019-08-19 23:00:24 | 大変なこと
いま熊本の実家でこれを書いています。
さっちゃんが珍しくひとりで僕より先に眠っているので、貴重な僕だけの時間が訪れています。

熊本へ帰る前日のこと、その前から時々「痛い」と言っていた下の入れ歯が痛くてたまらないよう。
口にはめようとしても、やっぱり「痛い」と言って拒否します。
僕が通ってる、さっちゃんもお世話になった歯医者さんに電話をすると、
「・・日まで夏休みです」との声が流れました。
明日は飛行機で熊本へ飛ぶ日ですけれど、朝一でお願いしてみるしかありません。

その日は夕食の時にも、無理して入れてもらったんですが、やっぱり駄目。
あまり食べずに、入浴、就寝。
さっちゃんは不機嫌でしたから入浴時も大変でした。

熊本へ帰る当日。
翌朝、入れ歯洗浄液にひと晩浸けておいたのをさっちゃんに入れてもらいます。
「どお? 痛い?」と聞くと、「ない」との返事。
痛くはないようです。
ほっと、ひと安心。

朝食は毎回毎回スムースには食べてくれません。
この日もいくら言っても、口に運んでくれません。
途中で、ムニャムニャ言い始めたので、
「トイレ行く? おしっこする?」と聞くと、どうもそうみたい。
トイレに行くと、ウ~ンウ~ンと、どうやら大みたいです。
ここのところ、便秘の影響と言うんでしょうか、
3回ほど続けて、大を催してもちゃんと出きりませんでした。
「今日ちゃんと出ればいいな」
「熊本に出かける今日、出てくれればいいな」
と、僕は内心そう期待してます。

でも、事態はそんな期待通りには進むはずもなく、
出ないどころか、苦しそうで、気分も最悪なようです。
そんなことが短い時間に数回繰り返されました。
「これから飛行機に乗るけど、さっちゃん、大丈夫?」と、聞いてはみますが、
さっちゃんが判断できるはずもなく、見るからに無理そう。
家を10時半くらいに出て、羽田空港で余裕を持ってお昼を食べるつもりでしたが、
この時点では60~70%くらいの確率で熊本行を諦めていました。
熊本どころではなく、病院へ行かなければ、と考えていました。

ところが、少し時間が経過し、さっちゃんがどういう訳かちょっと落ち着いてきたんです。
苦しそうな表情もなくなりました。
僕は決断します。
とにかく熊本へは行って、熊本で病院へ行こう!

家を11時半ころ出て、途中なんの問題もなく、熊本空港、そして実家へ到着。
今日のこの日までお腹の問題はありません。
病院へも行ってません。
まあ、便通はなしですけれど。

そして今、さっちゃんが隣りの椅子に座っています。
寝てたんですが、目を覚まして、僕が横に居ないので、探してここに来たんです。
これを書き終わるまで、さっちゃんは僕の横に。
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