さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

デイサービスのスタッフさんを4回もお見送りしました

2019-11-12 23:50:25 | デイサービスや介護
前回のデイサービスのスタッフさんお見送りの件で、さっちゃんはお見送りしたことを忘れているようだと推測されました。
今日もその推測がより確かになるような出来事がありました。

さっちゃんがスタッフさんに連れられてデイサービスから帰って来ると、さっちゃんは玄関の中に入ろうとしません。
ザックだけ受け取って中に置くと、さっちゃんと僕とでスタッフさんを車まで見送ります。
そして、車を見送ります。
これが1回目のお見送り。

その後、さっちゃんと階段を上って部屋まで戻って来ます。
僕がさっさとサンダルを脱いで部屋の中に入っても、さっちゃんはまだ玄関の外。
ソワソワというか、早く行きたそうな様子です。
「いま僕とさっちゃんとでちゃんと見送って来たよ」と言っても、その感じは変わりません。
さっちゃんの好きなようにさせよう、僕はそう思って、さっちゃんと一緒に階段を降りて行きます。
車がいたところまで行って、「僕とさっちゃんとでちゃんとお見送りしたんだよ。安心しな」と言いました。
さっちゃんは不思議そうな心持ちなんでしょうが、車が見えないのではどうしようもありません。
渋々なんでしょうね、僕と再び階段を上って部屋まで帰ります。
これが2回目のお見送り。

僕はすぐに部屋の中に入りますが、さっちゃんは玄関までは入りましたが、やっぱり納得がいかないよう。
どうしようもなく、「お見送りしなくちゃ」という衝動がこみ上げて来るんでしょうね。
僕もさっちゃんのそんな様子を見て、また一緒に階段を降りて行くことにしました。
こうなると、何回でも付き合ってやるぞ! そんな気持ちですね。
車がいないことを確認して、「ちゃんとお見送りしたから大丈夫だよ」と言い、階段を上って戻って来ました。
これが3回目のお見送り。

さっちゃんは玄関に入り、靴を脱ぎました。
でも、板の間には上がらず、やっぱりお見送りのことが気になる様子。
また靴を履き直して、玄関の外へ出ます。
僕も一緒に車の居たところまで。
「さっちゃんとここでお見送りをしたよ。車はあっちへ行って、あそこを左へ曲がっていったよね」
「じゃあ、車の通った道路をちょっとだけ歩いてみようか」と僕は言って、さっちゃんと歩き始めました。
車が僕たちの住む棟から離れるあたりまで歩いて、一周回るような感じで戻って来ました。
これが4回目のお見送り。

さっちゃんも納得がいったのか、あるいはお見送りのこと自体を忘れ関心が無くなったのか、普通に部屋へ入りました。
階段の上り降りを4往復半もしたんですね。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« さっちゃん、珍しく夜中に目... | トップ | 2015年の忘事録/今ではTVに... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

デイサービスや介護」カテゴリの最新記事