さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

さっちゃんは自分の名前が言えません

2018-03-16 21:31:44 | 忘れる
さっちゃんは極めて健康体。

昔は胃潰瘍もありましたし、低血圧だったり、貧血だったり、・・・・
僕の目の前で吐血したり・・・・
怪我もしょっちゅうしてました。
捻挫は何回も、脛骨上部の骨折では計9ヵ月も入院、2回の手術をしました。
手首を骨折した時には、しばらく針金が突き出していましたね。
肩の脱臼は二度あったような・・・・

今は認知症の他はどこも悪くありません。
白内障も一昨年手術して、今では僕よりも目がいいのではないでしょうか。

そんなさっちゃんは、ほぼ一ヵ月に一回だけ病院に行きます。
アリセプト錠をもらいに行くのです。
一日一錠5mg飲みます。

今日も病院に行きました。
血圧を計り、聴診器で胸と背中の音を聴きます。

そして今日は幾つか簡単な質問を受けました。
「お名前は?」
「・・・・」
しばらく黙っていましたが、姓は何とか言うことが出来ました。
これには僕がびっくり!
でも、自分の下の名前が言えません。
「さっちゃんだよ」と僕が教えてあげました。

続いて、
「生まれたのは何年、何月、何日?」
「・・・・」
これは分かりそうにありません。
僕が教えてあげました。
「いま何歳?」
「・・・・」

これも分かりっこないので、僕が教えてあげました。

さっちゃん、お医者さんに「済みません」と謝ります。
お医者さんも恐縮して、
「難しいこと聞いたからね」と。
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