さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

さっちゃんは一人では着替えできません

2018-09-06 10:55:14 | 出来なくなったこと
夏はとくにそうですけれど、着替えることがしょっちゅうあります。
部屋着と外出着を分けていることも理由のひとつ。
朝晩の寝間着を着たり脱いだりのこともありますし。

さっちゃん、そのたびに何を着ればいいのか判断できません。
着替える服は僕が揃えます。
「着てるの脱ぎな」と僕が言わないと、どれを脱げばいいのかも分からないよう。

着替えの服を揃えておいて、脱ぎ始めたので僕が別の用事のためにその場を離れることがあります。
戻ってくると、脱いだはずの上着をまた着たりしていることがあります。
もちろん、どうしていいか分からずに、脱がないでそのままのことも多いですね。
揃えたTシャツじゃなくて、別のTシャツを着てることがあります。
Tシャツを2枚重ねて着てることがあります。
そのTシャツをズボンのように穿こうとして苦労していることがあります。
どう穿いたのか、Tシャツを見事に穿いていることがあります。
でも、きつそうですし、「何か変だな?」とも感じているよう。

いろんなことがあって、そんなことを笑ったり、楽しく思うことにしてます。
僕に時間的余裕があれば、Tシャツもさっちゃんの目の前に手で広げて持ってあげます。
下から腕を通せばいいように掲げるのです。

認知症の人を扱ったテレビ番組の中で、一見さっちゃんなんかよりずっとしっかりしてそうな女性が
「着替えが大変」と語ってました。
「手伝いがないと、いつまでたっても着替えられない」とも。
「ちょっとだけでいいので、手を貸してくれると、すぐに着替えられる」とか。
コメント
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