ランドマーク探しⅢ

2012年から出張先での風景や社寺仏閣、由緒を訪ねて記録してきました。2016年からは自分の足で散策し、記録しています。

高井戸

2013年05月20日 21時57分43秒 | 訪問地周辺散策

高井戸を訪問しました。途中で何かランドマークになるようなものを探しましたが、雨と時間のない中で適当なところが見つからず、訪問地の高井戸駅に着きました。駅を降りるとすぐに神田川があり、そこに白鷺が獲物を探していました。いくら探しても、そこは雨水が川に流れ込むところなので見つからないと思いましたが、盛んに水に嘴を入れていました。
上から見たところです。
1時間半ほどの訪問を終えて戻ってみましたが、見つかりませんでした。ひとつ上流の橋まで行くと今度は流れの中で盛んに獲物を探していました。どうも不器用な鳥らしくそこでもなかなか獲物を捕らえることができませんでした。
神田川は、隅田川の一支流で、延長25.48Km、井の頭池から文京区関口の大滝橋までを「神田上水」、その下流飯田橋付近までを「江戸川」それより下流両国橋近くの隅田川合流点までを「神田川」と呼ばれていたが1965年(昭和40年)の河川法の改正で一級河川となり、全体を統一して「神田川」と呼ばれるようになりました。支流には善福寺川や妙正寺川があります。
天正18年(1590)大久保忠行が杉並区を流れる清流を下流の小石川関でせきとめ神田上水路に導きました。明治33年(1900)飲み水として使用禁止になるまで約300年にわたって江戸の飲料水となっていました。
高井戸駅は環八と神田川が交差している上にあります。
高井戸の地名の元のなる井戸でもあるかと探しましたが、実は、高井戸の名称は、高低や井戸とは無関係で、かつて高井家が代々宮司を務める神宮寺があり、目印となるお堂に「不動様」が祀られていたことから通称「たかいどう」と呼ばれ、周辺を指す地名で使われていたものが転じて「たかいど」となったそうです。跡地は団地となってしまいましたが、高井家15代までの墓が残されているそうです。神宮寺は、明治の廃仏毀釈で寺か神社かの選択を迫られ没落してしまい、土地もすべて売り払ってしまいましたが、「たかいど」の地名だけが残ったそうです。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 法恩寺 | トップ | 代々木公園 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

訪問地周辺散策」カテゴリの最新記事