くるくるおにぎり日記

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ロータリーエンジン搭載オートバイ
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ホンダ XE75-Ⅱ バルブガイド交換

2022-05-07 22:49:59 | XE75-Ⅱ
20数年前に購入したXE75-Ⅱ!
当初よりオイル下がりの症状が出ており維持するには厳しい事もあり80㏄のエンジンに積み替え75㏄はお蔵入りとなっていた
ところが、80㏄エンジンを他車に使う予定が出来た為、整備する事に
メニューとしてはバルブガイド、バルブ、シートワッシャー、ステムシールの交換等
難易度の高いバルブガイド交換が必須で色々と情報集めました


ヘッドカバーを外し、ナット4個とサイドのボルト1本を外せばヘッドは外せますが、カムスプロケットを取り外す時に
カムチェーンを中に落とさないように注意します


バルブを専用工具で取り外します、バルブを縮めてコッター2個を取り出せばバルブとスプリングを外せます


バルブガイドを外すにはヘッドを温める必要があり、ストーブや七輪で温める方法やオイル風呂に入れる等あります
今回は小さなヘッドでしたので百均のアルミ鍋とサラダオイルで煮ます(笑)
温度は200℃以上との事で、300℃まで測れる温度計買いました




鍋からヘッドを取りだす時は慎重にしないと大火傷します
危うく指を素揚げにするところでした ァヮヮ((゚д゚;))
ヘッドも高温なので手袋、ウエスは必須です
バルブガイドは手作り工具でいとも簡単に抜けました ъ(゚Д゚)グッジョブ!!
取り付けも予めOリングを組んだバルブガイドを素早く差し込みます
硬いなと思ったら再度サラダオイル風呂に入れ直せばOKです






バルブガイドを打ち込んだら常温になるのを待ちリーマーで穴径を仕上げます
マニュアルには5.48㎜のリーマーとありますのでそのサイズで仕上げます
注意点は切削油を使用する事、エンジンオイルと灯油を混ぜたものでもいけるみたいです


バルブの擦り合わせ
何でも量産エンジンはガイド穴とバルブシートを一度で切削するらしく、ガイドを交換するとズレてしまう事があるそうです
ここは懸念する案件でしたが幸いな事にズレてはいないようでした (*´∀`*)ホッ-3






擦り合わせが終われば、組んでいきます
バルブ、ステムシール、スプリングシートは新しくしました
コッターを嵌めこむのに少々苦労しました


ヘッドガスケットは厚みのあるタイプがオリジナルでしたが現在は廃番となりエイプの薄いガスケットになります
この際、オイルシールは使わないです




ヘッドカバーを取り付けカムスプロケを取り付けたらバルブクリアランスの調整
何とか夕方までに組み上げる事ができました

2日目
午前中に福井方面にツーリングに出ていたので作業開始は午後3時くらい
エンジンの積み換えだけだしと余裕かましていたら作業終了は夜になってしまいました






色々と部品を外してゆくと、脱落した部品や緩んでいる部品があるんですねぇ (ノω・`o)ァレマッ


80㏄エンジン降ろす前


75㏄エンジン載せた後
ビジュアル的にあんまかわらへん
エンジンを掛けられるまで組み上がったけど、この日に火が入ることはなかった (;゚д゚)ェ. . . . . . .

3日目
昨日の症状から、点火時期とキャブに問題を抱えてみるみたいと推測
実は75㏄エンジンのフラマグローターは訳ありでひょっとしてみたいな
火花は飛んでいるけど、ポイントがFマークを過ぎても開いている様子がないんだな
で、先般手に入れたCB50エンジンのフラマグローター使います


不良なローター 進角ガバナーが怪しい (¬з¬)ジロリ!!


CB50のポイントベース なんとコイルがひとつ付いてない(ヤフオクで仕入れたが、バルブやカムチェーンの入ってないとんでもエンジンでした)


ついでにキャブもジェットのチェック スロージェットが詰まり気味でした


ローター交換、点火時期調整でキック一発始動 (ノ≧∀)ノわぁ~い♪
様子見で買い物に出掛けたけどアイドリングがハチャメチャだったんで、帰宅後オイル交換とキャブ調整でようやく納得いく状態となりました
GWが終わるまでに仕上がって良かった ぅん((´д`*)ぅん


ホンダ XE75-Ⅱ バルブガイド交換