(NTT BCS) 硬派的社評漫筆+Rits

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硬派の漫筆的随想ですゆっくりお読み下さい。

1-7 老衰

2015年01月10日 | 身辺

女流作家が88歳で老衰したとの報道。
米寿でお祝いの年齢。
女性の投稿欄の「ひととき」に98才の方の記載がある。
デパートに行き、素敵なドレスを試着する。
「思い切ってかいましょう!」「買っても着ていくところが有るの?」と自問自答する。「結局は?読者のご想像に」と結んでいる。

病院で順番を待っている。隣の紳士は新興団地からバスで電車の駅に来て、電車に乗り、途中で乗り換えて病院の近くで下車。5分ほど歩いて、病院で初診の手続きをした。
93歳とのこと。付き添いはない。「こんなに待ち時間が長いのなら近くに医院があるから、そこでも良かった!」と仰った。

老人だと夫婦での組を見る。どちらかが患者のようで、片方は護衛のようだ。また、院内車椅子で乗っている人・押している人がご夫婦のような組もみる。

知人の先輩も93歳だ。毎年の会合には隣の市まで出掛けられる。同年輩が集まるとのこと。

この病院で放射線科で待っている。横の女性と話し合ってる男性は小柄でかなりの年配者。呼ばれて診察室に入る。そこで横の女性に聞く。「今お話をされていた方は御いくつですか?」「100歳です」
「・・・・・」返す言葉が無い!
①百歳まで生きていられるか?(わが身が)
②病院の外来にひとりでこられるか?
③環境はどうか?歩いて近いのだろう!家族は有るのか?単独で 
 外出をゆるすのか?
出てきた老人を複雑な思いで見ていた。

この病院で知人が、やや老人を院内車椅子を押している。聞くと彼の兄だとのこと。何かの理由があるのだろう!
会議でその知人に会う。「お兄さんの都合はどうでうですか?」聞く。「亡くなりました」 「貴殿のお勤めが終わりましたねー」とも言えず、お悔やみを伝える間も無かった!

又、病院に送迎を業と、なしている知人もいた。全てボランテイアではないようだ。

院内で電動車いすで動く人を見る。公道を通って来るのだから近くの住民だろう!

かって、院内でエレベータから降りたときに後ろから来た車椅子の前輪が踵にあたり乗っているご婦人の上に倒れた。重い体重を立ち上がらそうとあせるのだが、重心を失っているので立てない。やっと車椅子の右を支えて立ち上がる。押してる男性(ご主人だろう)が目測を誤ったのだろう!「当てて御免・お怪我は?」とも聞かずソクサカと立ち去った。後難を恐れてか?此方はご婦人にご負担は掛らなかったかお怪我はと懸念しているのに!
離れている受付から見ていた看護師さんが来て「お怪我は?先生に受診されては」と言われた。「いやー格別なことも無いし」と伝える。それにしても押していた男性は不注意だ。車の位置の間隔は推量される筈だ!それとも此方の移動がノロかったのか?

友人がマンションで独居していた。70歳代だった。
歩行力が衰え、外出に電動車椅子をつかう。1階のエレベーター乗り場の隅に駐機す(管理人の許可で)私鉄の駅まで電動車椅子で行く。タクシーでも1メーターの距離。この間では彼には歩けない。駅員に許可を取って改札の横に駐車。エレベーターでホームに上がり電車にのる。到着したターミナルではソロリと歩きタクシー乗り場から病院まで行く。
食事は老人給食などで間に合っている。老人施設よりマンションの独居を好んだようだ!