(NTT BCS) 硬派的社評漫筆+Rits

BCSでBlogの講習を受けTestで開始します。
硬派の漫筆的随想ですゆっくりお読み下さい。

6-17 6月23日。

2014年06月29日 | 軍事

6月23日は忘れてはならぬ日だ!
昭和20年4月に米軍は沖縄に敵前上陸を為してきた。
日本軍は「天一号作戦」を発動しこれに応戦した。
海軍攻撃第704飛行隊は松島(宮城県)基地で敵襲に備え訓練に明け暮れていた。
この作戦に応ずべく、第1・2中隊の精鋭18機は宇佐航空隊(大分)に進出。
連夜の魚雷・爆撃作戦に参加。
この中隊は第1戦の精鋭だったが、米軍の多数の艦船の対空防禦砲火、対峙している夜間戦闘機の応戦で壊滅的損害を受けた(海上を取り巻く無数の敵艦船に目を見張る。今になって思うと、米軍の補給での対応だ。「腹が減っては戦は出来ぬ」弾が無くては敵に撃てぬ。米国の生産力と補給作戦の相違が展開されている。

それで、作戦は中止され残存機は松島に帰還。4月の中旬だった。部隊は再編された。
そして、千歳(北海道)基地で部隊の急速練成飛行訓練が行はれた。
予定期間中に作戦参加の命が下り、可動機は松島基地を経由して宇佐に進出。4月下旬だった。
以降、鹿屋・出水(鹿児島県)を基地として沖縄攻撃に参加していた。
しかし沖縄作戦では“多勢に無勢〟陸海空で日本軍の被害甚大だった。
6月中旬以降、夜間爆撃は行はれなかった。
沖縄までの天候不良か、敵情によるのか、第1線の搭乗員には分からない事だ。
だが「沖縄では陸軍が全滅し、全作戦が終了」したとの情報が流れた。
それで、沖縄での戦死は免れたとの安堵感はあった。
もう少し沖縄作戦が継続していたなら、
”梅雨の期で、雨天続きでは無く、晴天の日が多かったなら??
我が機(自身)は生存できていただろうか。
近年になり沖縄作戦がこの日、終了だったのだと、沖縄を弔う人達とは別の考えで思う!
(昨年も同講を掲載していました。忘れ得ない事と成りました)

 


6-16 花子とアン(Anne)

2014年06月27日 | 社評

NHKの朝のテレビ連続小説。高い視聴率。ストーリーと展開に興味を注がれるのだろう!
「赤毛のアン(Anne of Green Gables)」の読者や、それを和訳した、翻訳・作家の「村岡花子」のフアンも 視聴率に貢献しているのだろう!
「赤毛のアン」の小説はカナダ東北部のプリンス・エドワードで成長するAnneの物語。
カナダの女性作家モンゴメリーが明治時代に創作した。世界中でセラー。
日本でも愛読者は多い。これを原書(古いタイプの英文)で読む会がある。
聖書・シエスクピアーからの引用も多く、形容が複雑で、明治期の社会情勢も想像して。
日本人にとっては文化の違いもあり、文字どうり和訳は出来ても、状況の理解は困難な事態もある!(カナダ東部・プリンス島を巡る企画旅行で観光するグループが多い。案内の写真で見ると綺麗な風景地だ)
明治期の文豪「夏目漱石の著作=こころ が朝日で復刻、掲載されている。読みやい!
日本人だから当然か。源氏物語などの古典は難しい!
村岡花子さんは、幼児期山梨の甲府ですごしたが、1家が上京し品川に居住。
1家はクリスチャンだった。カナダ系宣教師の設立した「東和英和女学校」で英語で学習。
戦争色が濃いくなり、引揚げるカナダ人から手ずれた本「Anne of Green Gables」を贈らる。1読した、花子さんはアンに魅了された。翻訳されたが、戦後に出版された。
現在は多くの翻訳者で創作・出版されている。

NHKテレビに刺激されてか2014年に村岡花子エッセイ集「腹心の友たちえ」「曲がり角のその先に」(題名はアンの中からのエピソ-ドから)をご遺族が出版(昭和43年10月亡)遺稿集。
 エッセイ集の1節「どうしてから抄訳する。
一人の愛児を1昼夜の患いで失う。「神の心だ」と慰められたが承服できなかった。
前日に面白い物を見せて、楽しませたい。と雑踏を歩き回ったのが病因だった。
親の愚かさの結果だ。神のご意思ではない!
聖書に「神は一人子を賜うほどに世を愛したまえり」とある。
6歳の子供の生存で、6年の生命・喜び・幸福を親に与えられた。消す事は出来ない。
その生命の継続を親の気持が激しくても、神が無視したから、その中に大いなる意味があった。
服従しよう!反逆ではなく、服従の平安の中で、与えられた短い喜びを長く生かしていこう!これから、自分の新しい年が始まる。
この境地が信仰の世界。

女性のエッセイスト。だが表現は硬い。トピックスは日常的で平凡で興味的だ。


6-15 自衛権

2014年06月26日 | 軍事

日本には侵略国に対し、阻止・防衛できる軍事力があるのか?
しかし、今日本に対し戦争を仕掛ける国があるとは考えにくい。
「集団的自衛」が阿部内閣で急浮上して、その定着を急いでいるのは何故か?
国連・米国の要請で「日本自衛隊」を日本の自衛に縁遠い所にも派兵されるのか!
「集団的自衛」が確立されれば日本の自衛にいかに貢献されるのか?
これも米国の強い要請によるのか?
そもそも、国会審議を急ぐのは何故?
軍事大国、米・ロシア、米中が戦闘を始める可能性は少ない!
東シナ海で海上進出を狙う中国とベトナムが戦争する可能性は大いにある。
ベトナムでは進駐し北ベトナム軍と対峙していた米軍が退却し、サイゴン沖合いで自滅させられたことも有った。
又、1979年に中越国境で越境してきた中国軍がベトナム軍に壊滅された。

そもそも自衛隊は、警察予備隊
National Police Reserveは、朝鮮戦争開始の1950年,在日米軍が朝鮮戦線に派兵され、武力空白になった、日本の治安維持と防衛のため,警察力を補う為に設置。吉田首相は「NPRは戦力ではない!」と見栄をきっていた。
しかし、訓練は米軍に依存。着々と軍隊化されていた。
52年保安隊に改編,さらに54年自衛隊となった。
「旧称警察予備隊」の合憲性は歴代内閣の憲法解釈で軍隊化に進み重武装された。
今や、米国から戦争のパートナーと期待されている。

9条の解釈では日本ではいかなる軍備も持てない。
だが、独立・侵略防止を米国に全面的に依存してもよいのだろうか?
やはり、自国の防衛は自力で守らなければならぬ。
今や、自衛隊の戦力は外国から期待される如く充実。
しかし、「集団的自衛」の名目で海外派兵は憲法の則をこえる!

 
 
 
 
 
 

6-14 国語

2014年06月21日 | 社評

単1民族で用いられる、同一性の言語が国語。
日本では日本語。英語を学ぶ人は多いが第2国語とは、成っていない。
世界的観点でどの言葉が普遍的か?
常識的に英語と思はれる。 しかし、
1位は中国語。9億弱の人口が有るから。台湾もマンダリーン(綺麗な日本語も残っている)
多くの方言があるが、共通語が北京官語
2位が英語。4億人の国語。英・米・オーストラリア・ニュージランド・インド・アイルランド
以下、
スペイン語・ヒンディー語(インド、パキスタン、スリランカ、マレーシア)
アラビア語・ポルトガル語・ロシア語・ベンガル語
日本語(1億2500万) ドイツ語・フランス語(オランダ・ベルギーには独語圏と仏語圏がある。独仏の国境が入り乱れていたから両国語が交差している。ケルン(独)コロン(仏)
ケルンで産出されたオーデーコロンは世界的な香水的な化粧品。
・イタリア語・ジャワ語(インドネシア)朝鮮語
etc。
欧州ではゲルマン系とラテン系が有るが相似形だ。フインランド・ハンガリーはコーカサスの山岳地から移住してきた民族で国語は全く西欧糸と異なる。
南米・アフリカではスペイン・ポルトガルの統治下に在った国があり、その国の言語が今にそれらの国の官制語になっている。
フランス語は国連用語だがフランス人口が少ないから。
日本語で懸念されるのは高齢化・少子化による人口の減少である。
シンガポールで同行者と「彼らが話しているのは何語か?」と会話していると、横から「広東≒福建」と声が出たので驚き、納得した。
バスで漢字(中国語)の新聞を見た。この地を初め東南アジアでは中国系の移住者が多い。
見出しは漢字だから記事は想像は出来る。漢字体は旧型。簡易字は無い。台湾の影響か?
*数年来、東北の福島・宮城の情報がテレビで出る。インタビューで発言している県民が全く
ズウズウの東北訛りではなく、発音・イントネーションも全く標準なのには驚く。
秋田の情報版で「幼い子供はテレビで言葉を知るので、標準語が身に付き、やや成長し父母との会話で秋田弁を知る」との事だった。
全国的に日本語の標準化が進んでいるようだ!方言が無くなるのでは?
江戸時代に輸入された物から、ガラス・カルタ・ゲートル・ラムネ・スープ・ビア。
戦後も外来語がカナ字であふれる。最近は特にパソコン関係。

 


6-13 サッカー

2014年06月19日 | スポーツ

蹴球(フットボール)とサッカーはルールが些か違うようだ!
(関心が薄いので、違いは知らない。“Off Sideは違反〟読んだが)
世界的にサッカーは普及しフアンも多いようだ!
日本でプロのサッカー チームが出来て国民の中で最近に盛んに成った。
球技ではプロ・アマ共に盛んだったのは矢張り野球だ!
プロのサッカーのリーグ戦のテレビ放送が始まった。
広いコートを11名の2組、審判が4人で、駆け巡るので試合時間中は凝視しなければならぬ。視力・継続力が及ばない。
野球だと3DawnでChangeだからこの間目の保養が出来る(面白いCMもある)
Association football(フットボール協会)soc+er(協会人) = Soccer と成った。今も協会ルールと呼ばれる所以。
日本では、フットボール(蹴球)が盛んだった(古くは、蹴鞠)
明治以降、西洋スポーツが輸入され日本語読みが出来た。
野球(ベースボール) 庭球(ローンテニス)排球(バレー)・籠球(バスケット)
卓球(ピンポン)・拳闘(ボクシング)
応援の掛け声。
「お勝ち遊ばせ」 と応援の言葉。少し拍子抜けの感。
テニスの試合で選手が危機に成ると観客席から「アー」とため息が広がる。
終了後選手は「ため息は否定的。重苦しい雰囲気。エネルギーが失はれる。
Oh あー だと積極的に取られる」
ため息騒動を知った観客はファイト・激励の拍手。
「失点した時にため息をつくのは選手の闘志に水を指す」
「ため息駄目よ」(Neber On Sunday
の流用)プラカードが出た。
ピンポンでは応援の拍手のみがOK。
マラソンでは沿道で「頑張れ」だが外国では「リラックス」だった。
スキーの回転競技では「余り頑張るとスムーズに曲がれぬ」頑張れは不要。
テニスで選手が「悲鳴」「遠吠え」の応酬。「ギャー・ウ~」
この掛け声には観衆からも苦情が出た。テニスは紳士・淑女のスポーツだったが時代とともに様変わりだ!

 


6-12 フアン・サポーター

2014年06月16日 | スポーツ

サッカー・w杯でテレビは過剰放送。スポーツ欄は勿論。1般ニュースでも大報道だ。
日本は勿論、世界的に熱狂している。
スポーツ・世事は冷静に見ている。熱が無いのは高齢化現象化?
プロ野球・その他のスポーツにはフアンがいる。
プロ野球では私設応援団があって、1塁側・3塁側と贔屓テームを応援してる。
最近はその応援風景も常識的になり、鐘・太鼓は自粛のようだ!
熱狂的な事では無くなった!折角試合を有料で見に来たのだから静かに観戦し、ココゾの時に大応援をしたらと思う!
サッカーではフアンをサポーター 呼ぶのは何ゆえか?
熱狂的フアン とでも表現したらよいのでは?
これには歴史的・発生的な理由が有るのを本で知った。
発祥の地英国で、A市B市に争いが有り、解決に両市の奥まった所にゴールを決め、そこにボールを脚のみで運んで先に入れた側の勝利。
(チィームは発生の都市名を冠した。遺風は日本のチィーム名にも残っている。杯では国名)
ボールを蹴り合うのは市民が暮らす街の通り。それで、その周辺の商店・個人住宅は、破壊を受けることが有った。ので蹴りあうボールは1定の競技場で行うことと成った。
これと共に選手数・ルール作りが為された。
街涯でやっていた時代には選手に1般市民もサポート(応援)出来た(応援方法は各種あっただろう!)
競技場で試合を為すことと成ってはサポーターは直接にはフィルドには入れないので、観客席からの声の応援になった。
しかし、」熱烈フアンを“サポーター〟の呼称が残った。
観客席でA・B両市のサポーターが場外での応援合戦で流血の惨事を引き起こしたニュースが有ったが、今はこの場外の合戦も常識的になったのか?
今のW杯では日本人サポーターは”ビニールゴミ袋〟を持参し試合終了後にゴミを拾い席を綺麗にして立ち去っているので、世界的に観客マナーの良いのに賞賛されているとニュースであった(飛ぶ鳥、後を濁さず) 誰がゴミを造ったのか?(日本人では無いだろう!ねー)
だが、国内では東京の渋谷のスクランブル交差点で日本人サポーターが徒党を組んで、規制の多数の警察官と押し合ったとテレビで報道。
如何にサポーターを集めたのか?また、警察も情報を得て、暴徒化を規制したのか?
少子化の世情だが東京は人口が過大だから人があつまりやすいのか?
エネルギーを発散したい人が多く居るようだ!徴兵制で自衛隊で鍛えたら。
公道を占拠、1般市民に類をおよばすのは如何なものか!
先年も同じ様な事態発生に対し”DJ ポリス”がリードした。
サポーター集会は「東京ドーム」など、W杯フアンにも迷惑が掛らぬように、やって頂きたい!


6-11 お見舞い

2014年06月15日 | 身辺

病院には入る事さえ嫌だった。病気見舞も億劫になる。
一般的に見舞う人は強者、病人は弱者だ。寝ている人を見舞う人が見下す様な格好だから、上下の図になり病人はますます可哀相に見える。
そして無責任に決まり文句を並べて、同情し、されて、そんな見舞いの図式で良いものかと思った。 
今度は自分が入院し、見舞われる事になった。たいした病状では無いから緘口していたが、長期入院なので、いつしかニュースは流れる(在宅治療なら大袈裟には成らないが、入院したとなると別だ)。
起き上がった姿勢で、椅子に座った見舞者と同じ視線でお話が出来、色々世間の事が聞けて訪問を受けるのは楽しく良い薬であった。
やはり社会の掟・通念はそれなりの理由があるものと今に悟る。
今後は病気見舞いの要があれば早く・丁寧にしなければと。
遠方から、見舞いの為だけに来て頂くことは、全くご大儀と大変感謝・感激だった。
予想だにしない人が来られて丁寧な見舞いを頂いたのには深く考えさせられた。
大した人間関係でも無いのに自分のしたことが、そんなに相手にインパクトを与えていたのかと嬉しく感じさせられた。
逆に来てくれてもよさそうな人が来ないのは、特に恨みには思わなかった。此方の不徳・不備で人は責められぬからだ。
  読んだ本で、知人に不幸や病気が発生した時に情報が一早く得られるような人事ネットを持つ事が必要で有り、如何に知らされるかがその人の徳だとあった。
見舞い客や入院者・看護婦さん等と接して、人情の機微に触れることになり遅まきながら良い勉強をした。
(前項の続編。病気の1連の記事から)


6-10 免疫ー3

2014年06月14日 | 身辺

  さ ら に T 細 胞 に つ い て 
 健常人の体内でも1日に3個程の異常細胞が発生し、そのまま増殖すると癌細胞になる。それに対抗して攻撃するのがやはりリンパ系だ。
しかしガンはもともと自己細胞であったのが、それより逸脱し、細胞社会のコントロールから外れ、いつの間にか「非自己」になって行くのでT細胞が見分け難くガンが発生するという説もある。
 しかし世界最強の「リンパ軍団」に襲いかかる敵が出現した。
それは「エイズ・ウイルス」である。
ヘルパーT細胞(指揮官)を狙撃するので軍団の統率を欠き、免疫抑制力を失う。
エイズ患者は侵入病原体に容易に感染し病気に罹る。(エイズの病名「後天性ヒト免疫不全症候群」が理解出来る。
中国では「愛死」とも表現。中国人の創語力とユーモアに敬服す) 
偉大で強力なT細胞はどうして出来るか。
骨髄で生まれたリンパ系幹細胞が心臓の上に被さるようにある「胸腺」に入る。
ここが司令官の養成学校で自己と非自己との識別能力の教育を受ける。この機関の訓練・試験は難しく卒業者は数%で、完成されたT細胞指揮官は非常なエリートである。 
しかしこの胸腺の活動は生殖年齢期にピークとなり以降は順次萎縮して行く。
人間の体の仕組みに合理的・神秘性を見るが、この点でも如何に体の全機能が生殖に対し最良状態に適応しようとしているかが解る。
所謂「結婚適齢期」と言うものがある。時代の変化と共に、身体適齢期だけでなく社会的状況でその年齢は変化していく。
男女両性の存在の意義は単に種族保存の本能の為だけでは無く、広く文化・芸術の域までも達している。
しかし近時の商業主義は性欲の快楽のみをあおっている。コーランの戒律程でなくとも、生殖行為をまともにとり扱わないとT細胞を始め全肉体細胞を失望させるだろう。
欲望の働きにもT細胞的制御があればよいのだが(快楽期を終えた老人の分別と言うなかれ)
しかしT細胞も人が老いてくると非自己を排除するどころか自己自身を攻撃して来る。
若いうちは体を守ったリンパ系が晩年になると死を準備する役になる。
先述のガン細胞に対する攻撃力が衰えるのと似ている。
  地球上に生物が共存しながら豊かな生命を展開するには世代交代が必要だ。
その機に進化があり多様な生命が産まれてきた。
リンパ組織は次代を残す為に生殖年齢迄は自己を守り、次世代を生育後は自然にこの世から退場する仕組みだ。
  老化を防ぐため萎縮する胸腺を活性化してT細胞を再生させ長生きしようとの考えがある。しかしこれが人類にとって本当に恩恵になるか、自然の摂理に逆らってでも長生きするのが正しいか疑問だ。 
  母体に入った精子は非自己だ。胎児には両親の遺伝子が有る。しかしそれらを女性のT細胞は排除しない。
また胃に入る食物も異物だが消化される。胃の周りにはリンパ系が多く存在している。免疫の働きには排除する、しないの、選択も有り、不思議な点だ。
[以上の記は下記の文献に因る。不審な点や詳細はご一読下さい]

「高田 明和 血液の不思議・・」
「多田 富雄 免疫の意味論」
「狩野  恭一 免疫学入門」
「NHK 驚異の小宇宙・人体=生命を守る免疫」

エイズについて。 初期の知識としてはアメリカの同性愛者の特有の病気で不自然な・非生産的な性行為に神が罰を与えたものだと思った。
しかし、起源はアフリカの猿から人に伝播したものだ。
今アフリカでは部族対立による内戦・難民・飢餓・貧困が原因でエイズが蔓延している。
医療施設も医療費もないのだ。ある部族・人種は絶滅すると言われている。
アメリカでは今は貧困層に浸透し売買春・麻薬が伝染の媒体になっている。
Safety Sexと避妊具の使用が奨励されるが、これでは生殖は出来ない。
だからマホメットは「性的戒律を守る回教徒のみが生き残る」と予言したのではないだろうか。遠い存在のエイズが「免疫」に関連しているのを知った。
*「3項掲載した免疫 は「耳下腺を 斬る」ノンフィクション に関連した記録を再掲したものです。1部の読者には重複しています。

 

 


6-9 年齢

2014年06月12日 | 身辺

プロフィール欄に「傘寿」と示している。
2005(平成17年)に開設した頃は傘寿だった。
傘の略字は(仐)が八十と分解できるため. 仐(傘寿)
90に成ると{卒壽」 「卒」の略字(卆)が九と十でなるので。
昔は「数え年」のシステムだった。今は実年齢。
傘寿・卒壽 の古来からの祝い事は「数え年」で祝う。
八十八歳の「米寿」には行政からお祝いの品が頂けるがこれは満年齢。
お役所仕事だ。
団体からの米寿のお祝いは代々「数え年」だから、順送りだ(既に頂いた)
60歳で「還暦」 最近は長寿時代だから、60歳はまだまだ若い。祝うことでは無いようだ!
七十七歳で「喜寿」 喜の略字が七十七で出来ているから。
森光子さんが88歳で「放浪記」を2000回目を上演された。
それに倣ってblogの掲載2000項を目指した。
しかし今のペースでは更に4年掛る。
脳力は熱中している。 筋肉が衰え、歩行力は痴呆症が出ている!
請う、ご長寿を!


6-8 免疫とは -2

2014年06月12日 | 身辺

我等の体は60兆個の細胞から形作られている。それは皮膚・毛・爪等により外部より遮断されている。目・耳・鼻・口・肛門等、体が外部と接触する部位は各々に湿潤・膜・繊毛などのフィルターで外部からの細菌・バクテリア・ウイルス・アメーバ・かび・寄生虫等の侵入を防いでいる。 
免疫とは疫病が体に入って来るのはご免蒙りたいと言う意味の  免と疫だ。
しかし「蜂に刺された」時、その毒素(疫病)はどんな体の組織・働きで皮膚の外に排出されるのだろうか。
  これは血液・リンパ系の働きによる。それらはどの様に、体内で生産されるのか。
骨の中には骨髄が満たされている。これから「赤血球・血小板・白血球」が作られ血液となる。
別に骨髄の中からリンパ系の「B・T細胞」が出来る。白血球が分化しリンパ系の「好中球・マクロファージ」となり上記のB細胞・T細胞とでリンパ集団が形成される。それらは体の中の300~600 のリンパ節に待機して外部から「疫病」の侵入に備えている。
 先述のように「蜂の毒」が体内に入るとその最寄りのリンパ節から・好中球(リンパ防衛軍団の兵士)が先ず侵入の場に駆けつけ侵入者と限 定戦争を為し力が尽きると傷口から膿となり侵入者と共に排出される。
マクロファージ(下士官相当)が次に出動する。捕らえた敵を破壊し、 その破片をT細胞に伝達する。
B細胞-Bone cell (将校相当)はミサイルを発射し敵を突き刺す。 
B細胞は侵入者(抗原)に対抗する(抗体)を作る。様々な抗原の型に応じそれを排除する抗体を自由に作る能力を持っている。
病気の原因となるあらゆる微生物、更に驚くことに未だ我々の科学では知りえない、これから発生する「抗原物質」に対して対応する「抗体」を作り得る。
T細胞-Thymusドイツ語で胸腺の意味-後述す(最高司令官)は3種にわかれる。
 1。ヘルパーT マクロファージから運ばれた情報を判断し指令を出す。 
 2。キラーT ウイルスなどに感染されてしまった細胞を破壊。
 3。サプレッサーT 侵入者が排除されるとヘルパーTに攻撃終了を進言。 
B細胞の偉大な能力の一つに「ハシカ」等に一度罹るとB細胞はこの侵入者を記憶していて、2度目に侵入されると素早くこれに対抗する抗体細胞を産出するので、同一病には罹らない。
この性質を利用したのが予防注射だ。即ち予め弱い病原体を注射しておき、それをB細胞に記憶させておく、その後本物の病原体が侵入してもB細胞が抗体を増殖し本物(抗原)を破壊するので大病にはいたらない。
今はしないが「種痘」が代表例だ。 
臓器移植をすると「拒絶反応」が起きる。これは他人の臓器を自分の中に入れるのだから自己のT細胞は当然侵入者としてこれを排除する。
移植される人にはその必要性が有り脳は受入れようと判断するが、本能的・自律的に働くT細胞はそれを無視する。
そこでT細胞の力を押さえる為に、「免疫抑制剤」を投与しなければならない。この薬は副作用がきついが、移入臓器の定着を計るためにはやむを得ない。
更に全身的に抵抗力が落ちるから病原体が侵入しても排除する能力がなく「感染症」になりやすい。二律背反だ。
  臓器移植はアメリカで非常に発達しているそうだ。脳死した人に、心臓死した人の首から上をアッセンブリ移植する事も可能に成るかもしれない。その場合、アイデンティティは前者か、後者か。しかし移植された脳は本体のT細胞に非自己として排除されるのでは無いだろうか。