(NTT BCS) 硬派的社評漫筆+Rits

BCSでBlogの講習を受けTestで開始します。
硬派の漫筆的随想ですゆっくりお読み下さい。

淀川水系流域委員会

2005年12月26日 | Weblog

数年前より財政難で大型公共土木事業(特にダム建設)は中止されている。
徳島の吉野川の可動堤の建設反対の住民運動・熊本の川辺川の強制収用の取りやめ・滋賀県の永源寺ダムの計画不備の判決等世論でもダム建設には反対の声が大い。
河川法には「川の整備計画を作る場合には住民の意見を聞いて」と成っている。
淀川に就いての住民の意見聴取の組織として「同委員会」がある。
委員は学識経験者が主で一般住民も含まれている。
委員会は川と水全般に理論さるべきだが、この流域にも五つのダムが計画・進行中で主にこれらのダムの中止か有効化が論議されていてダム委員会の趣がある。
①人口・製造業・農業の現状での推移(水利用の増加は無い)
②想定以上の雨にはダムでの洪水調整は出来ない(堤防等が整備)
③築造地域の環境が悪くなる。
との見解で委員会はダムは作てはならないの方向だ。
しかし、全国的に見ても国交省は今までの計画・理論から「国家百年の大計」としてダムは作るべきとの意向のように見える。
本年7月1日に出た近畿地方整備局(国交省の出先機関)は建設中のダムのうち2つは中止・2つは縮小継続等の方針を示した。
これに対し同委員会は継続されるダムの効果が限定的で環境への調査が不十分との意見書をだした。
しかし、18年度予算では方針に沿ったものになっているからそのような行政の執行だろう。
近時は特に「ダム建設による環境破壊」が問題になっている。
それと、財政上の問題。支出はまだまだ抑制されるのでダムを創る余裕は出来ないだろう。無い袖は触れない。
ダム建設で利益を受けるのは洪水被害を避けられる人たちだけでは無いようだ。そこで、業界との癒着との僻みからの反対も出てくる。
中央では「社会資本整備審議会」があって「淀川水系の河川整備基本方針策定」を始めたとある。全国109の大きな川の基本方針を決めるようだ。小泉総理が「地方のことは地方で」と仰る。
淀川のことは淀川水系流域委員会に任せればと思う。
なにか、2重の機構で無駄な時間・会議のように思える。
次のお題は新年です。候ご期待!


十二月八日

2005年12月20日 | 軍事

十二月八日は大東亜戦争(太平洋戦争)の開始日である。
俳句の季語になっているかどうか。
八月十五日は終戦記念日で無念の涙を流す日だ。
開戦記念日は国民からはすっかり忘れ去られた。
当地にいる、元海軍の飛行機搭乗員の海軍Guy(野郎)がこの時期に集まっている。昭和18年に入隊したのだから戦争を掠ったほどのことだった。往時を語り合って1杯を汲み交わした。
昭和18年ごろの航空作戦について。
1 訓練期間は地上での海軍軍人としての基礎。練習機による初期飛行訓練は六ヵ月。次に実習機で3~6月の延長教育。この期間は戦前と戦中と変化はなかった。戦中が決して促成教育だったのでは無かった。


2 しかし、実施(作戦)部隊での2~3年のOJTはする暇は無かった...技量未熟のままで、直ぐ実戦だ。開戦頭首のような名人芸の飛行機搭乗員は少なくなった。徒に犠牲が多く戦果が上がらぬ。

3 整備兵も同様に経験不足気味で十分な技量がなく飛ぶまでの準備・整備不足もあったと思はれる。

4 開戦当初は零戦・97艦上攻撃機等は高性能機だったが米軍は技術力・生産力で我が軍を凌駕してきた。また、航空要員も多数養成した。
米軍の飛行機は防御も強く弾が当たっても撃墜されにくくなった。性能のために防御を軽くした日本機とは"人命重視と特攻”との根本的発想の違いだ。

5 訓練・移動・哨戒・遠距離海上索敵等の直接に敵を撃滅する作戦以外で多数の搭乗員が失はれた。本人は勿論、残念な事故が多くあった。

6 兵站も伸びきったので、燃料・爆弾の補給や日々の生活にも充分とは言えず、その点でも良く配慮された米軍とは戦う前から差が出来た。大和魂だけでは戦争にはならない。勝ち戦の時は 有 効だったが、アメリカ人にも祖国愛があった。

7 生産も行員・熟練工の不足で、動員された学生等の空襲を避け つ つの飛行機生産では良い品はできなかった。
広島の岩国から新製造機を回送する時エンジン不良で鈴鹿で 途中緊急着陸し整備する。それから飛び立つが再度の不備で 豊橋沖に不時着したペアがあった。

8 18年後期から航空要員を多数採用したが燃料・機材・教員不 足等や制空権の確保で全く訓練が出来ず、徒に遊軍を作り1部を海上特攻に強制配置したりしてここでも人員計画の無  戦 略ぶりを呈している。負けだすと悪いほうに転落する

9  かくして敗戦となった。

   つぎのお題は"淀川水系流域委員会”です。甲ご期待!
           


電話

2005年12月12日 | Weblog

”家には電話が1台あります”
”携帯電話も  1台持っています”
”2人の間隔は携帯電話1個分だ”
台か個か。日本語にはこの種の言葉が多い。助数詞と言います。
その種は500以上あるようです。助数詞については別のお題にて)

携帯電話の普及・機能の充実には驚く。通話料が固定よりは遥かに高いのに悠々と話しているににも驚く。どうしても必要ならいざ知らず、そうでも無いようなお喋りもあるように見える。。
若い人はそんな事には無頓着だ。これだから携帯電話の取り扱い会社がどんどん発展する。日本経済の回復もこれが一因の様だ。

しかもあんなに小さい中に写真・音楽の配信・メール・IT・記録機能まで入っているのには感心する。どこまで発展するのだろう。
固定電話にもこんな機能をつけたら便利になり通話も増えると思うのだが、消費者・NTTもあまりお考えはないようだ。
それで、家の電話の取り扱い説明書を改めて読んで見ると"Lモード”としてメール・インターネットの機能も付いている。
パソコンでこれらの用は達しているので無関心だったのだろう。
しかし、これだけ、帯電でメール等が普及したのがから固定電話でもっと安い費用で使はれる様になると思うのだが、如何だろうか。
次のお題は#”十二月八日”です。講ご期待!


環境 マイカー通勤をへらす

2005年12月02日 | 新聞

京都の宇治市ではマイカー通勤を減らす目的で一つの実験をした。
市の中心部に勤める5000人に電車・バスの時刻表の入った地図を配りマイカーを使わずに通勤する方法を作ってもらう。
強制で車を締め出すことではない。このアンケートだけで鉄道利用者が目だって増え、渋滞も減っている。そうだ。市民の地球温暖化対応の意識が定着しつつある様の1つ。環境配慮を望まれている企業側も協力的で社会的に貢献している。

異常気象・温暖化・CO2の排出削減とうの環境配慮など、目に見えない敵と相対峙していて、行為も結果も知り得がたい。ましてや、市民の便益性や享楽を制限することと成るとますます、この種の運動には参加は望めなくなる。
地球環境改善のために行政の仕組みで強制する方法も必要だがこうした自発性に期待することも効果が挙げうると証左している。

Oh市環境ホーラムも多くの企画を会の中で実行している。参加者はみな、嬉々として運動している。強制は馴染まない。夫々が自発的である。まだ、会の内部での行動が多いが「Oh市エコ祭り」の盛大な勧誘等徐々に市民に浸透するだろう。1般市民の関心の薄くまた、私権の制限や、行動の複雑化、便益の低減に繋がらざる得ないこともあり急速の効果の期待は難しい。
未だに「発展と環境の両立」異常気象の現実化とその原因とうに今唱えられている警告には心中に懐疑的なものもあることは否定されない。
つぎのお題は”電話”です。高ご期待。