大阪龍馬会

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映画「半次郎」 西郷どん役に県出身・田中さん

2009-09-14 00:01:00 | 幕末ニュース
◆「郷土の誇り演じきりたい」

 「我こそは西郷」--。幕末に活躍した薩摩藩士桐野利秋の生涯を描いた映画「半次郎」で西郷隆盛を演じる出演者のオーディションが3日夜、鹿児島市のアミュプラザ鹿児島で開かれた。全国から自薦、他薦の15人の西郷さんが一堂に会し、指宿市出身で名古屋市東区在住の会社社長田中正次さん(48)が西郷役を射止めた。

 西郷役は全国から350人を超える応募があり、東京オーディションで勝ち残った2人と、九州在住の応募者で書類選考を通過した13人の計15人が、最終オーディションに臨んだ。

 審査員の五十嵐匠監督(51)と、主演の桐野役を演じる伊佐市出身の俳優榎木孝明さん(53)が見守る中、参加者は「桜島に最期の礼をする西郷を演じて」などの注文に真剣な表情で取り組んでいた。

 西郷役に選ばれた田中さんは人材派遣会社を経営しており、約1500人が登録している。西郷を敬愛しており、社員の勧めもあったため応募したという。田中さんは「西郷さんは郷土の誇り。兄貴分のような存在だった西郷さんから学んだことを演じきりたい」と抱負を語った。

 主演の榎木さんは「田中さんは、私が抱く西郷像とも重なるところがあった。すばらしい映画になると思う」と話していた。

 映画は17日にも撮影が開始され、鹿児島市の仙巌園や南洲墓地、伊佐市などを舞台に、約2か月間のロケが予定されている。公開は来年5月の予定。


9/5 読売新聞


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