大阪龍馬会

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彦根藩校「弘道館」講堂、寄付 西本願寺系寺院から市に

2009-12-03 00:01:00 | 幕末ニュース
 滋賀県の彦根藩の旧藩校「弘道(こうどう)館」で唯一現存する建物が、所有する西本願寺系の寺院から彦根市にこのほど寄付された。幕末の大老で13代藩主の井伊直弼(なおすけ)も学んだ市指定文化財。市は保存修理の後で「現代の藩校」として再生し、市民向けの講演会や学習会などで活用するとしている。

 ■「教育施設で再利用へ」

 寄付されたのは「金亀(こんき)会館」(彦根市中央町)で、1794(寛政6)年に設立された藩校の旧講堂。幕末には直弼が15歳ごろから通い、後に腹心になる国学者の長野義言(よしとき)や、直弼の開国論に影響を与えた学者の中川禄郎らに教えを受けた。

 建物は、国学や洋学の講義を行った本堂のほか、書院や物置など延べ床面積約290平方メートル。市が11月初旬に建物を引き取り、今後、歴史まちづくり法の認定計画プランに基づいて国から補助金を得ながら、2011年度から3年間で保存修理を進める方針。

 これまでの所有者は西本願寺の直属寺院「本願寺金亀会館」(彦根市中央町)。1871(明治4)年の藩校廃校後、彦根城近くから現在地に移転させて布教に用いてきたが、老朽化で維持管理が困難になったため、市に寄付した。

 藩校は明治維新後に大阪府知事や沖縄県令を歴任した西村捨蔵(すてぞう)、明治の三筆とされる日下部鳴鶴(めいかく)らを輩出している。市は「かつての藩校の歴史を紹介するとともに、地域の教育施設として再利用したい」としている。

11/25 京都新聞



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