ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

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2014-02-09 15:20:28 | Weblog
東京都民よ、ちゃんと選挙に行け。

GDPで日本を抜いて世界第二位になろうが、
中国では、いまだに選挙が行われたことがない。
最近の中国の若者は、これを自虐ネタとして使う。

さて、日本のパスポートを持っているような中国人に選挙権があるとして、
彼らが投票用紙を受け取ったときに、どうするかをシミュレーションしてみる。

まず家族に聞く「誰に投票する?」
そして次に「なんで? どんなところがいいと思うの?」
友人や会社の同僚に聞く「あなたは誰に投票するの?」
次に「共産党があの人には好意的だから、あの人に入れることにする」
最後に「あの人に投票すると、現金や商品券が届くらしいよ」
そして、投票所を出た後に、隣にいる人に聞く「誰に入れた?」

幼い頃から、学校で学級委員や班長を投票で選ぶ等、
日本は、基本的人権に伴う権利と義務を、肌で教わってきている。
でも、中国人には、まったくその経験がない。

だから、上のような会話が大声で交わされることになる。
中国語だから日本人には聞き取れないというだけであって、
彼らがやることは、そういうことだ。

だから、華人が立候補するようなことになったら、たいへん危ないと思う。
中国人は、選挙をやるだけのトレーニングをつんでないから、
経済力だけで国籍をあげてはいけない。

そして、もしいまの中国で選挙を始めたら、
教育がないなかで始めるわけだから、とたんに金のばらまきで票集めが始まる。
「買一送一」の感覚が選挙に持ち込まれ、買収どころの騒ぎではない、
露骨な汚職と贔屓が始まるだろう。

中共としては、同じように金をまいて、権力基盤を整えるという公式が変わらないのだから、
わざわざ選挙なんて面倒なことはしない。
結果が同じなのに、なんで選挙なんてやらなきゃならないんだ、というところだろう。

だから、大陸の中国人に国籍を渡すというのは、危ないことなんだ。
これは日本だけの話ではなくて、選挙制度をもつ全ての国に向けて言いたい警鐘。

ということで、中国を少しでもライバルとして意識するのなら、
日本人はみな選挙を経験し、これを権利として自覚すべきだと思う。

それに、投票所は、地区の避難場所になっていることも多い。
災害時に、電話も電気も、ガスや水道もなくなったとき、
どこに行けばいいのかを知っているのは、非常な安心材料だ。
そういう予行演習も兼ねて、行くだけ行くのは、無駄ではあるまい。

上海に住んでいる外省の人たちは、そんな安心感をもったことなんかない。
これだけでも、日本が素晴らしい国だと、胸をはって言えるじゃないか。

今日、腰を休ませる為に、横になりながら読んだ本。
『嘘だらけの日中近現代史』(倉山満著、扶桑社、Kindle版)

ブルーライトカットのメガネをかけ、iPhoneで読んだ。
本に比べて、片手で操作できるから楽だということに気がついた。

自虐史観を抜け出したとしても、反米・反中にはならず、
あるべき距離感をもとうと努力するという意味で、
こういう本は価値があると思うが、
そろそろ違うテーマの本も読んでみようかと思う今日この頃。続きすぎた。


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