ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

一年の計

2013-01-01 12:57:30 | Weblog
さて、上海は快晴。
爆竹は鳴らないかわりに、近所の工事現場で、早朝から作業が始まった。
今日は一応、中国共産党による国定休日だから、
働かせると日当3倍だと思うんだけど、それでもやるんだ。
もしかしたら、作業員さんたちとその権利を放棄する契約書でも結んでいるんだろうか。
労働局に訴えても、相手が大手デベロッパーでは、作業員さんたちに勝ち目ない。

昨夜はいろんな人の声が聞こえ、顔が見えた。
いまは日本に帰った会社の元同僚が、
「なんでこうなん。信じられへん! おかしいわ~」と言っていたのだけれど、
彼女は大丈夫だろうか。
すごく日本的なところに就職したようなので、心配している。

そして、久しぶりに、元気だったころの母の顔が思い出された。
すごく美人だった。
高校時代、私の同級生の男子がみんなでウワサするくらい、本当に美人だった。
でも、最近は思い出そうとすると、
寝たきりで顔がむくみ、人相が変わってしまったあとの顔しか浮かばなかったから、
「やっぱりお母さん、きれいだね」と言ったら、母がとても嬉しそうな顔をしたので、
私もすごく嬉しかった。

そういえば、あの母の微笑み、
すごく気品があって大好きだったんだけど、私にはできない表情なんだよな。
あんなに慎ましい喜びと無限大の誇りをもった笑顔、できるようになったら素晴らしい。
今年は練習してみよう。

むかし母が「死んだ人のことを思い出そうとすると、いいことしか思い出さないよ」と言っていた。
私もそうなれるといいな。

さて、昨年の「一年の計」は、「週に1回は膝上丈のスカートをはくこと」だった。
これは、なかなか達成が難しい。
1 上海の道は、舗装されているけれどガタガタなので、ヒールで歩くのが難しい。
2 仕事がら、走ったり、ひざまづいたりするので、ズボンのほうが便利だ。
3 上海の椅子は細かいところの仕上げが悪いので、ストッキングが伝線しやすい。

つまり、これを達成する方法としては、
1 「それならタクシーに乗ればいいじゃん」と言えるようになる。
2 自分が走ったりひざまづいたりするのではなくて、自分の部下にさせればいい。
3 換えのストッキングを持ち歩く心の余裕をもつ。日本製のストッキングは高い。
が考えられた。
で、究極の目的としては、
「たまに露出しないと太るし、女性らしくなくなるので、それを防止する」だった。

1については、まあ、そこそこの給料がもらえていると思う。
2は、思ったよりも部下の育成は難しい、ということが身にしみてわかった。
特に中国人の場合、「体育会的なノリ」を求めるのは無理に等しい。
3は、オフィスの隣の会社がフランス製ストッキングの輸入会社だったので、
そこそこ良質なものが安値で入手できることが最近わかった。

で、結果としては、1年に3回しかスカートをはかなかった。
「一年の計」にしては結果が悪すぎるので、もう一年延長すべきかどうか、考え中だ。


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