ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

2013-05-24 00:27:49 | Weblog
最近、会社にMacBookProを持って行って仕事をしている。
中国人は、基本的にWindowsの海賊版を使っているので、
わざわざ高いお金を払ってAppleを買う人は少ない。

それでも、iPhoneやiPadのおかげで、Appleは徐々に浸透してきている。
ただしパソコンが普及しないのは、やはりソフトに海賊版がないからだろう。

で、私がMacBookProを会社に持って行き始めて、はや2週間。
徐々に、周囲に中国人が集まってきて、
「やっぱ、すげーなー」みたいな反応をし始めるようになった。
前は、気になるからチラチラ見るけど、遠巻きという感じだった。
遠慮してたんだろう。

別に、高価なパソコンを使っているから偉い、というワケではない。
実際、私がやっている作業は、簡単なDreamweaverとPhotoshopの作業。
日本語版が会社にないから、自分のパソコンを持って行っているだけだ。

でも、こういう「道具」に、自分でお金をかける、という感覚が、
これまで中国人にはあまりなかったので、珍しいんだろう。
中国人は、仕事に関係する道具は会社が与えるのが当然で、
しかも、それを私用に使っても当然で、
会社が与えない環境のことは、やらなくて当然だから。
このへんが社会主義だと思う。

自分のパソコンだったら、絶対に海賊版なんかを入れたくはないけど、
確かに他人のものだったら、私もそんなに気にしないだろう。
しかし、いま、中国人も私有財産ができてきたので、
「もし自分だったら、何を買うかな。何を持つかな」と考えるようになってきた。

そして今日は日本人の同僚がふらっと寄ってきて、
「Macっていくらぐらい? パソコン欲しいんだよね~。家の」と言い始めた。

きっと私でも使えるくらいだから、
思っているよりもMacは使いやすいんじゃないか、と思い始めたんだろう。
私って「猿タレ」ってヤツだなあ、と、しみじみ思った。


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