いま、なんとなく就職活動をしていて、一番疲れるのは「自分を売り込む」こと。
明日、わりと希望に近い編集職系の面接があるので、がんばろうとは思うのだけど、
自分を売り込む、という点について、すでに飽きている。
飽きるほど活動はしていないのに。
新卒のころは偉かったなあと、むかしの自分を思い出して感心した。
今回、ひさしぶりに就職活動をして、しかも初めて派遣会社に登録をしてみて、
いろいろと面白かった。
派遣会社は2つ、アウトソーシングの会社は1つに登録をした。
私が希望する業界の仕事を多く扱っているある派遣会社は、
担当の方とも、比較的話がしやすかった。
たぶん業界の空気のせいだろうな。
もう1つの派遣会社は、編集職系の仕事「も」扱っているところで、
コーディネーターと企業営業のお2人と話したのだけど、なんとなく上から目線だった。
むかしでいう「圧迫面接」に近い電話での応対だと思えた。
メールも慇懃無礼だったから、一瞬教えてあげようかと思ったけれど、
まあ、いずれなおるか、淘汰されるだろう。
アウトソーシングの会社は、みなさんが、社会人として非常に立派な応対をしてくれた。
ただ、仕事の内容が私の希望とは少しずれているので、
明日の面接の結果を待ってもらっている。
そのお願いをしたときも、非常に気持ちのよい話をしてくれた。ありがたい。
会社として付き合いたいのはそこだけれども、難しいところだ。
いずれにせよ、何度も自分の職歴について説明をし、
そのたびに何とも言えない気持ちになった。
ただ、派遣というかたちで働くことに、自分としては、あまり抵抗がないことがわかった。
まだ始まっていないから、やってみたら「落ち着きたい」と思うのかもしれないけど、
もともと10年以上編集職だったから、プロジェクトごとに人が集まるのは普通だと思える。
会社にいたときも、あるプロジェクトが立ち上がるときに、
部署をまたいで呼び出されるようなことが多かったから、
今度は会社の垣根がなくなるのだと思うだけ。
それに、サービス残業がない。
ボーナスもなくなるけど、時給換算したら、とんとんだと思う。
とはいえ、結婚して子どもを育てたいと思っている人にとって、
派遣はやはり不安定なんだろうと思う。
特に男性は正社員で働けるなら、そのほうがいいだろう。
まあ、男性のほうが転職もしやすいし、給料もなんだかんだいって女性よりも高いみたいだから、
私が新卒のころ「男はずるい!」と思っていたころのまま、あまり変化していないのかもしれない。
そして、なんといっても、派遣の場合は身に付いているスキルを売り込むわけだから、
足りないところは自分で身に付けなければならない。
いま、私は編集職の正社員経験があり、編集という仕事の流れをだいたい把握しているから、
自分で時間のあるときに「転職用にInDesignでもいじっておくか」と思える。
どこまで把握すべきで、どこからは外部に投げられるのかも、だいたい知っているから、
あまり不安ではない。楽しんでやれる。
でも、これが新卒だったら、不安で仕方がないだろうと思う。
そのぶん「若さ」という強力な武器があるわけなので、可能性は広いだろうけれど、
会社が人を育てなくなり、「普通の事務職」を正社員ではなく、
派遣社員や契約社員、またアウトソーシングで出してしまい、
社内で吸収することがあまり行われなくなったいま、
会社員として働いていくというのは、とても厳しいことだと思う。
能力がグンと伸びる時期は人それぞれで、
25歳くらいですぐに開花する人もいれば、
40歳くらいで人格の成長とあいまって、ものすごいディレクション能力を発揮する人もいる。
いずれにせよ、そのタイミングと会社の拡張のタイミングがあうかは、
それこそ巡り合わせにすぎない。
一時の運で、自分のすべてを決めてしまわないことだ。
よっぽど新しい会社でない限り、バブル入社で、枝毛ばかり見ているお姉さま社員が残っている。
ノリだけの軽薄な雰囲気を引きずったお兄さん社員も残っている。
社内にはいなくても、取引先の担当者がそうであることもある。
そして、ここにうだつが上がらない自分がいる。
すべてひっくるめて日本の社会なのだし、人が生きているところなのだ。
ふと外を見ると夕焼けが美しい。
こんな夕焼けを見ながら、帰宅できるような仕事がいいな。
明日、わりと希望に近い編集職系の面接があるので、がんばろうとは思うのだけど、
自分を売り込む、という点について、すでに飽きている。
飽きるほど活動はしていないのに。
新卒のころは偉かったなあと、むかしの自分を思い出して感心した。
今回、ひさしぶりに就職活動をして、しかも初めて派遣会社に登録をしてみて、
いろいろと面白かった。
派遣会社は2つ、アウトソーシングの会社は1つに登録をした。
私が希望する業界の仕事を多く扱っているある派遣会社は、
担当の方とも、比較的話がしやすかった。
たぶん業界の空気のせいだろうな。
もう1つの派遣会社は、編集職系の仕事「も」扱っているところで、
コーディネーターと企業営業のお2人と話したのだけど、なんとなく上から目線だった。
むかしでいう「圧迫面接」に近い電話での応対だと思えた。
メールも慇懃無礼だったから、一瞬教えてあげようかと思ったけれど、
まあ、いずれなおるか、淘汰されるだろう。
アウトソーシングの会社は、みなさんが、社会人として非常に立派な応対をしてくれた。
ただ、仕事の内容が私の希望とは少しずれているので、
明日の面接の結果を待ってもらっている。
そのお願いをしたときも、非常に気持ちのよい話をしてくれた。ありがたい。
会社として付き合いたいのはそこだけれども、難しいところだ。
いずれにせよ、何度も自分の職歴について説明をし、
そのたびに何とも言えない気持ちになった。
ただ、派遣というかたちで働くことに、自分としては、あまり抵抗がないことがわかった。
まだ始まっていないから、やってみたら「落ち着きたい」と思うのかもしれないけど、
もともと10年以上編集職だったから、プロジェクトごとに人が集まるのは普通だと思える。
会社にいたときも、あるプロジェクトが立ち上がるときに、
部署をまたいで呼び出されるようなことが多かったから、
今度は会社の垣根がなくなるのだと思うだけ。
それに、サービス残業がない。
ボーナスもなくなるけど、時給換算したら、とんとんだと思う。
とはいえ、結婚して子どもを育てたいと思っている人にとって、
派遣はやはり不安定なんだろうと思う。
特に男性は正社員で働けるなら、そのほうがいいだろう。
まあ、男性のほうが転職もしやすいし、給料もなんだかんだいって女性よりも高いみたいだから、
私が新卒のころ「男はずるい!」と思っていたころのまま、あまり変化していないのかもしれない。
そして、なんといっても、派遣の場合は身に付いているスキルを売り込むわけだから、
足りないところは自分で身に付けなければならない。
いま、私は編集職の正社員経験があり、編集という仕事の流れをだいたい把握しているから、
自分で時間のあるときに「転職用にInDesignでもいじっておくか」と思える。
どこまで把握すべきで、どこからは外部に投げられるのかも、だいたい知っているから、
あまり不安ではない。楽しんでやれる。
でも、これが新卒だったら、不安で仕方がないだろうと思う。
そのぶん「若さ」という強力な武器があるわけなので、可能性は広いだろうけれど、
会社が人を育てなくなり、「普通の事務職」を正社員ではなく、
派遣社員や契約社員、またアウトソーシングで出してしまい、
社内で吸収することがあまり行われなくなったいま、
会社員として働いていくというのは、とても厳しいことだと思う。
能力がグンと伸びる時期は人それぞれで、
25歳くらいですぐに開花する人もいれば、
40歳くらいで人格の成長とあいまって、ものすごいディレクション能力を発揮する人もいる。
いずれにせよ、そのタイミングと会社の拡張のタイミングがあうかは、
それこそ巡り合わせにすぎない。
一時の運で、自分のすべてを決めてしまわないことだ。
よっぽど新しい会社でない限り、バブル入社で、枝毛ばかり見ているお姉さま社員が残っている。
ノリだけの軽薄な雰囲気を引きずったお兄さん社員も残っている。
社内にはいなくても、取引先の担当者がそうであることもある。
そして、ここにうだつが上がらない自分がいる。
すべてひっくるめて日本の社会なのだし、人が生きているところなのだ。
ふと外を見ると夕焼けが美しい。
こんな夕焼けを見ながら、帰宅できるような仕事がいいな。