ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

好悪

2011-05-02 01:20:22 | Weblog
やっぱり好き嫌いで判断する。

ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番は、
最初に聞いたのがいつかを覚えていないくらい昔から聞いている。

いろいろな人が弾いている演奏を、
生やレコードやCDで聞いて、
やはりラフマニノフ本人の音源が、一番だと思った。

私のイメージどおりに弾いていたのは、ラフマニノフ本人だった。
これは、後付けだか、最初からそう思っていたのかはわからない。

そのくらいこの曲が好きで、ラフマニノフが好きで、
本人が生きていたら、ロシアだろうがアメリカだろうが、
追っかけに走っただろうと思う。

だから、ラフマニノフについては、他の人と話したいとあまり思わない。
あまりにも思い入れが強いから、話し相手を徹底的に攻撃してしまうかもしれない。

多くの人が愛するがゆえに、
自分らしさを出したいと思って、
あまりにも自己流で弾いている演奏を聞くと、
いやいや、それは他でやってくれ、と思ってしまう。

絵も音楽も、映画も演劇も、そして文章も、やはり最後は好みだ。
どうしても興味が持てない文章と向き合っていると、やはり集中できない。

でもそれが、
とてもきれいにコーティングされている文章が、
いったい何を隠蔽しているかを考えると、少しだけ楽しめる。

でも、ほんの少しだけしか、やはり楽しめない。


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