ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

何をやってるのだ

2014-09-23 17:32:37 | Weblog
気がつけば、毎日会社で、中国にいる中国人の部下のことをかばってばかりいる。

「チャイナのスタッフをその決定どおりに動かすために、
 本人に対する説明は、このように準備したいですが、いいですか?」と上司に意見すると、
「会社の方針なんだから、こうなんだ。
 細かいことは後で決めて本人に説明すればいい。先にやらせろ」と言われる。
「たぶんそれでは中国人は動かないです。
 先にあなたの責任範囲と報酬はこうです、と言わないと難しいです」と言うと、
「そんなに会社が信頼できないのか!お前がめんどくさくて説明したくないだけだろ」と怒られる。

単純に言って、こんな流れの会話が繰り返される。
会社が信頼できるかできないか、って言ったら、中国的な意味ではまったく信頼してません。
もちろん。

そして、ここは日本なんだ。この会社は日本の会社だ!という話になる。

そんなの、どっちでもいいんだよ。
働いている人間が納得して、最善を尽くすから、企業は発展するものだ。
その安心を保証する方法が、日本と中国では違っていて当然なんだ。
中国だけじゃない。各国それぞれでいいんだ。

そして、少なくとも、中国に住んでいる中国人スタッフを動かそうとするのなら、
それは中国ルールを踏まえないといけない。
いくら日本のやり方が合理的でも、それは中国からは非合理だったり、
日本の常識は、中国の非常識だったりするのだから。

この点、成功体験がありすぎる日本の先輩たちは、難しい。
そして、なんで日本で、日本人に対して、中国のスタッフをかばわないとならないのか、と思う。

どうしてお互いが気持ちよく仕事をするために、
ほんの少しの前例を変えることができないのだろうか。
どうしても形をはめこみたいのなら、どうしてその形にあってもらえるように
ちゃんと話をしようとしないのだろうか。日本人は。

そして、いったい何をやっているんだ。私は。