映画鑑賞感想文

濫観っていうか、乱観っていうか・・・ポリシーないですけど(^^;

『グッバイ・クリストファー・ロビン』

2019-04-19 16:15:33 | Weblog
2017年 英
監督:サイモン・カーティス
出演:ドーナル・グリーソン、マーゴット・ロビー、ケリー・マクドナルド、ウィル・ティルストン、アレックス・ロウザー

第1次世界大戦に従軍した作家のアラン・ミルンは、戦後もPTSDに悩まされ、ロンドンの喧騒を避けて、家族で田舎に移り住む。妻のダフネは田舎での生活を嫌い、執筆をしないアランに苛立ち、一人で都会に戻ってしまう。信頼するナニーの母が危篤で、ナニーも家を離れ、アランは一人息子のクリストファー・ロビンと二人きりになり、慣れない子育てをすることに。けれど、森で過ごす二人の時間が『クマのプーさん』のアイデアを生み出すことになる・・・

『クマのプーさん』の誕生物語ということで、とっても興味深く見たのだけど、クリストファー・ロビンは酷い目にあったんだね。『クマのプーさん』のおかげで寄宿学校で苛めら続け、そのせいでお父さんとの関係もギクシャクし、逃げるように従軍したのち、帰ってきて和解する・・・その部分が、めちゃくちゃ短くて、速足で説明されてるんだけど・・・にもかかわらず、プーさん誕生秘話より、その部分が何より印象に残ってます。
この時代のイギリスのお金持ちの家庭の子育てって、こんな感じが当たり前だったのかな。だから、時代も違う、国も違う人間が、単純に批判すべきじゃないのかもしれないけど・・・お母さんがあまりにも(^^;。愛はあるのは分かるし、一緒に過ごすときの遊びとかも楽しいし、基本、悪い人じゃないのだろうけど、自由人だよねぇ~。ナニーの感じ方や考え方に賛同してしまう自分に、自分は庶民感覚の人間なのだと再確認したけど、それでいいと思ってます(^^;。とにかく、クリストファー・ロビンくん、辛かったね、頑張ったねという感想で溢れてしまう映画でありました。



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