映画鑑賞感想文

濫観っていうか、乱観っていうか・・・ポリシーないですけど(^^;

『スウィング・キッズ』

2011-03-25 13:00:07 | Weblog
1993年 米
監督:トーマス・カーター
出演:ロバート・ショーン・レナード、クリスチャン・ベイル、フランク・ホエーリー、バーバラ・ハーシー、トゥシュカ・バージェン、ジェイス・バルトーク、ケネス・ブラナー、デヴィッド・トム、ジュリア・ステンバーガー、ノア・ワイリー、ジェシカ・スティーヴンソン

ナチズムがドイツを席巻している時代に、敵性音楽であるジャズを愛好した三人のドイツの若者の物語。時代の流れに呑まれるもの、抗えずに従うもの、最後まで抵抗しようとする者・・・三人の道は別れていく。

なんだろう・・・そんなに悪くもないと思うのだけど・・・何か物足りないというか、ひったりこないんだなぁ~。かなり厳しい時代を描いているんだけど、そんなに逼迫した感じが伝わってこないのと・・・何よりも、それほどまでに彼らを惹きつけたジャズの魅力というのが、この映画では、あまり分からなかったです、わたしは。音楽としての魅力でもいいし、自由の象徴としてのジャスでもいいし・・・もっと音楽そのものへの愛情が感じられれば、もっと楽しめたと思うなぁ~。


『OBERON日記』
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『生声日記』
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『A SCRAP』
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『月下対話編』
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『旅日記』
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『BOY A』

2011-03-25 12:22:32 | Weblog
2007年 英
監督:ジョン・クローリー
出演:アンドリュー・ガーフィールド、ピーター・ミュラン、ケイティ・リオンズ、ショーン・エヴァンス、ジェレミー・スウィフト、アンソニー・ルイス、アルフィー・オウエン、テイラー・ドハーティ、スカイ・ベネット、ジェームズ・ヤング

少年の頃に犯罪を犯し服役。出所してきたときには24歳になっていたジャック。これからの人生に不安を感じていた彼を、ソーシャルワーカーのテリーが温かく見守る。過去を隠し、運送会社で働きはじめたジャックには、そこでクリスという友人や、ミシェルという恋人とも出会うことができた。しかし、彼の過去は、彼を決して逃してはくれなかったのだ。綻びは、意外なところから始まった・・・

本当に反省し、刑期を満了して出てきた者には、やり直す機会が与えられなきゃだめなんですよね。だって、出所させるわけですから、そこでまた疎外したら、社会が再犯のへの道筋を付けているようなものだもの。けどね・・・やっぱり、重い犯罪、特に殺人のような、被害を受けた人たちに、やり直す機会がなくなってしまったような犯罪を犯した者に対しては・・・反省して良い人になんっなら過去は忘れて幸せになってね、とは素直に言いがたくもあるのも、当たり前の感情ですよね。そういうところを考えさせるということには成功している映画だと思います。頑張ってやり直そうとしているジャックを応援したいと思わせる作りになっているんだけど・・・無条件でジャックに同情していいのかなという逡巡躊躇も排除はしていないから。

で・・・もう一つの難しい問題が、ソーシャルワーカーのテリーを通じて提示されてもいるんですよね。人の為に尽くす人の家族の問題・・・これが、とっても重い課題になっている・・・。

というわけで・・・重い社会的な課題を、巧く娯楽作品としての映画に組み込めている点は、とても好いと思いました。

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