映画鑑賞感想文

濫観っていうか、乱観っていうか・・・ポリシーないですけど(^^;

『クヒオ大佐』

2011-01-12 08:47:48 | Weblog
2009年 日本
監督:吉田大八
出演:堺雅人、松雪泰子、満島ひかり、中村優子、新井浩文、児嶋一哉、安藤サクラ、内野聖陽、大河内浩

実在した詐欺師、自称ジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐を題材にした映画。1970年代から90年代に、アメリカ空軍パイロットを装い、カメハメハ大王やエリザベス女王の親類と偽り、女性たちから多額のお金を騙し取った彼なのだけれど・・・その嘘のズサンさにも関わらず女性たちがコロッと騙され、しかも騙されたと分かっても彼を悪く言わないのが、この人物の面白さ。

いや~、見事にB級に仕上がってます。クヒオ大佐同様、愛すべきB級って感じです。ただ、なら、もっとバカバカしくても好かったんじゃないかなと思います。そのあたりが中途半端だったかな。

それから、この人物を取り上げた映画なら、観る人の多くは「どうして、こんな嘘に騙される女性がいるんだろう」ってところを解明して欲しかったと思うんですよね。もちろん、結局「やっぱり、よく分からん」ってことになるしかないとは思うんだけど・・・というか、決して小ざかしい理屈で解説してほしくはないんだけど・・・「分からんけど、なんかなぁ~、そうなのかなぁ~」みたいな、曖昧な納得が鑑賞後に残るようだと嬉しかったなと思うんですけど、それが無かったのは残念でした。

『クヒオ大佐』公式サイト
http://www.kuhio-movie.com/



『OBERON日記』
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『月下推敲(依偏第三稿)』
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『フリック』

2011-01-12 08:24:30 | Weblog
2004年 日本
監督:小林政宏
出演:香川照之、田辺誠一、大塚寧々、安藤希、松田賢二、高田渡、田中隆三、占部房子、葉月蛍、村上連、本多菊次朗

妻を殺され、酒におぼれ、自宅に引きこもってしまった刑事の村田のもとに、同僚の滑川がやってきて、無理やり彼を捜査に引っ張り出す。とはいっても、任務はしごく簡単なものだった。渋谷のラブホテルで殺された女子大生遺族を、北海道まで迎えに行くというもの。気乗りしないまま、滑川とともに北海道は苫小牧へ飛んだ村田は、被害者の兄と出会い、何か違和感を感じるのだが・・・

キャストからして、なんとなく予想するものがあると思うんですが・・・うんうん、それは裏切られないと思います。そう、そういう世界観の映画だと思います(^^;。ただ、ちょっとやり過ぎに感じるな、わたしはね。あざといカメラワークっていうんでしょうか・・・めんどくさいところも多くて、正直、気が削がれるんですよね。かといって、嫌いになれないのはどうしてかな、とも思いますけど(^^;。


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『華麗なる恋の舞台で』

2011-01-11 12:20:49 | Weblog
2004年 アメリカ&ハンガリー&イギリス
監督:イシュトヴァーン・サボー
出演:アネット・ベニング、ジェレミー・アイアンズ、マイケル・ガンボン、ブルース・グリーンウッド、ミリアム・マーゴリーズ、ジュリエット・スティーヴンソン、ショーン・エヴァンス、ルーシー・パンチ、モーリー・チェイキン、シーラ・マッカーシー、ローズマリー・ハリス、トム・スターリッジ、リタ・トゥシンハム、リー・ローソン

サマセット・モームの小説『劇場』が原作。地位も名声も手にした大女優のジュリア。夫は興行主兼舞台監督で、仕事に関してもプライベートに関しても、未来になんの不安もない。ただ、彼女自身が、今に自分に退屈しているということを除いて。そんな時、彼女はアメリカから来たという青年に出会う。彼女の大ファンだという青年を気に入り、彼女は彼を愛人にする。親子ほど年の離れた青年との恋、そんなワクワクするシチュエーションに身を置くことに興奮する彼女。しかし、若い彼は、すぐに新人女優に夢中になり、なんとジュリアに彼女を引き立ててくれるように頼むのだった・・・

もっとドロドロするのかなと思ったら、かなりポップでしたね。台本もですが、アネット・ベニングのチャーミングな雰囲気のせいでもあるのかな。それから・・・こういう、年配の女性が若い男に夢中になる話は、老いの悲哀が描かれることになりがちだけど・・・そうじゃないところが、年配の女性の観客としては、痛快で嬉しかったです(爆)。

『華麗なる恋の舞台で』
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『この自由な世界で』

2011-01-11 11:56:45 | Weblog
2007年 イギリス&イタリア&ドイツ&スペイン
監督:ケン・ローチ
出演:キルストン・ウェアリング、ジュリエット・エリス、レズワフ・ジュリック、ジョー・シフリート、コリン・コフリン

息子を親に預け、外国人労働者に仕事を斡旋する事務所に勤めていたアンジーだったが、突然に理由なく解雇され、怒り途方にくれる。斡旋の仕事に自信があった彼女は、友人と二人で自分たちの職業紹介所を始めることにする。最初は上手くいきかけるのだが、すぐにトラブルが起こる。違法なことはしないつもりだったが、それではとてもやっていけないことを思い知らされる。そして、逆に、良心を捨て、不法移民を働かせて、文句が言えない彼らから搾取すれば大儲けできることに気づいてしまう・・・

完全に社会派な映画ですね。ただ、こういうテーマを、ドキュメンタリーではなくフィクションで描くことの難しさはありますよね。まず一つは、フィクションなのに娯楽性に乏しく面白くないこと。そして、もう一つは・・・社会的な問題を糾弾しているのに、嘘が入ってしまうことです。

フィクションだから嘘が入って当然、見る者も承知しているはず・・・それはそうなんですが、これだけ娯楽性もカットして社会的な問題を正面から扱うなら、そこには可能な限りの客観性が求められると思うんですが、それが確保できていないですよね、たぶん。

だから・・・どっちつかずだったかなと、わたしは、そう思いました。もっと、どっちかに覚悟を決めてもらった方が、こちらも"つもり"が出来たと思います。

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『おろち』

2011-01-10 12:35:27 | Weblog
2008年 日本
監督:鶴田法男
出演:木村佳乃、中越典子、谷村美月、山本太郎、嶋田久作、大島蓉子、エド山口、久世星佳、佐藤初、山田夏海

楳図かずおさんの、年を取らない少女"おろち"が色んな人たちの人生を傍観していくという漫画が原作。映画で、おろちが観察するのは、ある美しい姉妹たち。彼女たちの母親は、時代を代表する美人女優だったが、ある日、突然に引退した。そして、その母の跡を継ぐように女優になった姉もまた、あることに怯えていた。それは、彼女たちの一族が背負った恐ろしい運命のせいだった・・・

女優三人が熱演で、すごく頑張っていて好感がもてます。映画自体に雰囲気もあって、悪くはないと思います。ただ・・・原作を読んでいない人には、おろちが何者なのかが、どうもスッキリしないのではないかと思います。彼女に関して、もっと詳しく知りたいんだけど・・・と思っているうちに、映画が終わってしまいます。もちろん、おろちは主役というより狂言回しの役割なので、それでもイイっちゃあいいのですが、キャラが非現実的なのだから、その存在に何かしら腑に落ちる工夫はしてもらいたいかなと思いました。

『おろち』公式サイト
http://www.orochi-movie.jp/index.html



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『ある殺し屋の鍵』

2011-01-10 12:18:43 | Weblog
1967年 日本
監督:森一生
出演:市川雷蔵、西村晃、佐藤友美、山形勲、中谷一郎

『ある殺し屋』の続編ですね。今回の仮の姿は板前さんではなく、日舞のお師匠さん。ファン的には、こっちの方が萌えるんじゃないかな(^^;。雷蔵さんのキャラ設定は、前回と全く変わらず、超クールな凄腕殺し屋。展開も基本は同じで、殺しを実行後、依頼してきた相手に裏切られるのです。で、今回は、徹底的に彼を裏切った依頼者たちに報復していきます。とはいっても、激情にかられてではなく、淡々と・・・。

だから、このキャラは苦悩がなくって面白くありません。クールな雷蔵さんは、その背景に深い闇を背負ってくれていなくっちゃ! それから、生身での殴りあいが、すごく下手、雷蔵さん(^^;。やっぱり肉弾戦は似合わない人なのね(^^)。


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『ある殺し屋』

2011-01-10 12:03:17 | Weblog
1967年 日本
監督:森一生
出演:市川雷蔵、野川由美子、成田三樹夫、渚まゆみ、小林幸子、小池朝雄、千波丈太郎、松下達夫
錠 - 伊達三郎

雷蔵さんの殺し屋もの。現代劇です。日頃は板前として、地味ぃ~に暮しているのだけど、実は凄腕の殺し屋。彼に出来ない殺しはないって感じです。仕事を依頼してきた暴力団に所属している若い衆の成田さんが、彼に惚れこんで弟分にしてくれって押しかけ弟子入り。それに、同じく妙に懐いて付きまとう女の野川さんが絡み合って・・・ってお話。

とにかく、すごくクールです、殺し屋の雷蔵さん。まっ、クールな役はお手のものな役者さんではあるんですが・・・この役には、苦悩というのが全くなくて、それが大いに不満でした。やっぱり、雷蔵さんには苦悩してもらわなきゃね(笑)。

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『ゼロの焦点』

2011-01-09 15:34:45 | Weblog
2009年 日本
監督:犬童一心
出演:広末涼子、中谷美紀、木村多江、杉本哲太、崎本大海、野間口徹、黒田福美、本田博太郎、西島秀俊、鹿賀丈史

言わずと知れた松本清張さんの小説の映画化ですね。たしか生誕100周年記念映画だったんじゃないでしょうか。それで、公開当時、かなり大々的な宣伝活動が繰り広げられていたように記憶しています。

新婚7日目で夫が失踪してしまった新妻が広末さん、その夫と何か関係があったらしき女性が木村さん、新妻が夫の行方を求めた訪ねていった先の社長婦人が中谷さんで、どうも中谷さんが物語の核心に深く関わっていそう・・・というような感じですね。

松本清張さんの作品って、テレビ局の記念作品なんかにも取り上げられやすくて、今でも定期的に見る機会があるんですけど・・・その度に思います、いい意味でも悪い意味でも時代を映す作品なんだなって。

だからね・・・残念ながら、今と距離感があるんですよね。戦後の混乱期から日本の高度成長期、その物凄いエネルギーの渦を体験していない者には、リアルに理解できないものがあるように思います。そういう時代感をしっかり描き込むことによって、逆に普遍性を犠牲にしているからでしょうかね。

それでも、往年のスターさんたちが演じていらっしゃる昔の作品を拝見したら、それなりに納得できるんですよね。自分一人がタイムスリップすればいいだけだからかな。けど、今回のように、演者さんも今の人だと、どうも空々しさが滲んでしまう・・・表面をなぞられている不愉快さが生まれてしまうんですよね。三人の女優さん、三人とも頑張っておられましたけど・・・違和感がなかったのは木村さんだけかなぁ~。なんか残念に感じてしまいました。


『OBERON日記』
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『バーバー』

2011-01-06 14:13:58 | Weblog
2001年 米
監督:ジョエル・コーエン
出演:ビリー・ボブ・ソーントン、フランシス・マクドーマンド、マイケル・バダルコ、ジェームズ・ガンドルフィーニ、キャサリン・ボロウィッツ、ジョン・ポリト、スカーレット・ヨハンソン、リチャード・ジェンキンス、トニー・シャルーブ、クリストファー・マクドナルド

妻の兄の床屋で働いているエド。妻のドリスはデパートで経理をしていて、二人の間に子どもはいない。エドはドリスが上司のデイヴと不倫関係にあることに気づいてはいるけれど、そのことを気にする風もなく、職場でも家庭でも淡々と過ごしている。しかしある日、床屋の客から一攫千金の新しいビジネスの話を聞いてから、エドの心は騒ぎ始める。そして、そのビジネスのパートナーになるための資金1万ドルを、デイブをから脅し取ろうと計画するのだが・・・

退屈で面白い・・・コーエン兄弟の映画だし、まっ、そんな感じになるわなぁ(爆)。構成も好きだし、ちょっとドヤ顔な構図とかも好きだし、役者さんも味があるし、淡々とした雰囲気も好きなんだけど・・・全体を通して、やっぱりダルイし退屈・・・でも、それがイヤなら、コーエン兄弟の映画なんか観るなよってことになるし・・・これで好しといたしましょう(^^;。

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『湖のほとりで』

2011-01-06 13:52:34 | Weblog
2007年 伊
監督:アンドレア・モライヨーリ
出演:オメロ・アントヌッティ、トニ・セルヴィッロ、ヴァレリア・ゴリーノ、アンナ・ボナイウート、ファブリツィオ・ジフーニ、ネッロ・マーシャ、マルコ・バリアーニ、アレッシア・ピオヴァン、ジュリア・ミケリーニ、デニス・ファゾーロ、フランコ・ラヴェーラ

北イタリアの小さな町の湖のほとりで見つかった美しい少女の全裸遺体。争った形跡がないこと、遺体の様子などから、犯人は被害者の顔見知りではないかと刑事のサンツィオ考える。彼が関係者に事情聴取していく中で見えてくる、関係者たちそれぞれの抱えている事情。そしてまた、サンツィオ自身にも、抱えている事情があった。

湖のほとりで美しい少女の全裸死体が見つかるところから始まるので、センセーショナルな物語になるのかなと思うと、意外に地味で、最終的にはジワッと心に沁みてくるタイプの映画でした。

見る人の置かれている環境によって、見えるものは多少違うのかなと思いますが・・・わたしは、親としての在り方を問われているような気持ちになりました。そんな感じの映画でした。

『湖のほとりで』公式サイト
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