『リトルヴォイス』

1998年 英
監督：マーク・ハーマン
出演：ジェーン・ホロックス、ユアン・マクレガー、ブレンダ・ブレッシン、マイケル・ケイン、ジム・ブロードベント

下品で賑やかな母と、物静かで優しい父。引っ込み思案で人見知りなローラは、母が苦手で、父が大好きだった。けれど父が亡くなってしまい、彼女は自分を理解してくれる人を失ってしまう。部屋に閉じこもり、ただ父のレコードを聴いているだけのローラを、母はリトル・ヴォイスと呼び、もてあましていた。しかしある日、母の新しいボーイフレンドのレイが家に来て、しコードにあわせて歌うローラの歌声を聴いたところから、ローラの生活が一変する。プロモーターのレイは、さまざまな有名歌手そっくりに歌うことができるローラを売り出して、大もうけをしようと目論んだのだった・・・

面白い発想だと思うし・・・登場人物が、みんな憎めない人たちなので・・・悪くはないと思うんですよ。下品で発展家なお母さんも根は悪い人じゃないし、ローラを利用して金儲けをしようとするレイも実はそんなに悪徳プロモーターじゃない。どこか愛すべきところのある人たちで、そこはまことに好ましいんですが・・・なんだろう、随所でイラッとするんですよね、わたしが勝手に(爆)。ローラのような子が苦手なのかな・・・それを言っちゃ、身も蓋も無いことなんですが・・・きっと、そうなんだと思います。だから、心のキレイな方なら、きっとこの映画を楽しめますよ。根性の悪い人は駄目です、わたしみたいな人間は(^^;。


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