映画鑑賞感想文

濫観っていうか、乱観っていうか・・・ポリシーないですけど(^^;

『わが母の記』

2018-12-03 11:22:00 | Weblog
2012年 日本
監督:原田眞人
出演:役所広司、樹木希林、宮崎あおい、南果歩、キムラ緑子、ミムラ、菊池亜希子、三浦貴大、真野恵里菜、赤間麻里子、三國連太郎

小説家の伊上洪作は、幼い頃、家族が海外に住まいした時期、自分だけが日本に残されたことで、母の八重に見捨てられた思いが拭えずにいた。父が亡くなり、母に認知症の症状が現れ、母と同居している妹夫婦だけでは母の世話が行き届かないようになり、洪作の家でも時々母を預かることになるのだが・・・

井上靖さんの自伝的小説が原作ということで、お母さんのことというより、昭和の文豪のお家ってこんな感じなんだという興味で見てしまいましたね。認知症(当時はまだそういう病名ではなかったでしょうが)のお母さんのお世話は大変だったでしょうが、お金も人手もあるお金持ちのお家の介護はいいよなぁ~って風にしか見えませんでした(^^;。ただ、親と子の蟠りの根って、案外こんな感じだろうなっていうのは、立派な作家さんでも普通の家庭でも同じかもしれないって思いました。正確には覚えていませんが「作家のお父さんはお祖母ちゃんに優しくて、息子のお父さんはお祖母ちゃんに冷たいのね」みたいな台詞があって、それはなかなか印象的でした。

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