映画鑑賞感想文

濫観っていうか、乱観っていうか・・・ポリシーないですけど(^^;

『あん』

2018-12-03 11:37:26 | Weblog
2015年 日&仏&独
監督:河瀬直美
出演:樹木希林、永瀬正敏、内田伽羅、市原悦子、水野美紀、太賀、兼松若人、浅田美代子

前科のある千太郎は、どら焼き屋の雇われ店長として黙々と日々を過ごしていた。ある日、おばあさんがやってきて雇ってほしいという。千太郎は当たり障りのない理由をつけて断るのだが、おばあさんの徳江はまた現れ、手作りのあんを置いていく。彼女のあんを味見した千太郎は、徳江を雇うことに決め、彼女のあんのおかげで店の売り上げもUPする。けれど、彼女がハンセン病患者で、以前は隔離されていたハンセン病患者専用施設に住んでいることが噂になり、客足が途絶えてしまう。オーナーも彼女を首にするよう千太郎に迫るが、それをさっしたのか偶然か、徳江の行けなくなったとの手紙が届く。千太郎は、店の常連の中学生のワカナと一緒に、施設の徳江を訪ねた・・・

日記で「かならず見ます」と書きましたが、ちゃんと見ましたよ。うん・・・やっぱりヨカッタです。樹木希林さんも永瀬正敏さんも、雰囲気があり過ぎで、場合によっては五月蠅くなっちゃうと役者さんというイメージだったのですが・・・お二人とも、とくに希林さんは、この作品ではまったく出過ぎたところがなく・・・表情も視線も、静かに心に訴えてくるものがありました。中学生の女の子も、素人っぽさがとっても好かったです。希林さんと対照的に元気なおばあさん役の市川悦子さんが、ピリッと効いてますね、さすがです。希林さんの追悼番組で、この映画のシーンを見なかったら見逃すところでした。この映画は、わたしにとっては、間違いなく見ておくべき映画でした。見逃さなくてヨカッタヨカッタ。
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