映画鑑賞感想文

濫観っていうか、乱観っていうか・・・ポリシーないですけど(^^;

『男と女の不都合な真実』

2010-11-20 11:55:39 | Weblog
2009年 米
監督:ロバート・ルケティック
出演::キャサリン・ハイグル、ジェラルド・バトラー、エリック・ウィンター、ジョン・マイケル・ヒギンズ、ニック・サーシー、ケヴィン・コナリー、シェリル・ハインズ

典型的なラブコメの展開です。男勝りの女性主人公。馴れ馴れしくって下品な仕事仲間とは犬猿の仲。で、恋する相手は、スマートでエリートのイケメン。けど、結局、毛嫌いしていたはずの仕事仲間に惹かれていくと・・・本当に、絵に描いたような話です(^^;。

けど、だからといって嫌じゃないんですよね。楽しめなくはないんですよね・・・ってか、けっこう楽しんでいる自分がいる。これって、定番をちゃんと定番に作ってくれているから、楽しめるんでしょうね。こればっかりは嫌ですけど、定期的に戻ってきたい場所なのかもしれません(^^;。

『男と女の不都合な真実』公式サイト
http://bd-dvd.sonypictures.jp/theuglytruth/


『OBERON日記』
http://blog.goo.ne.jp/oberon-p/

『生声日記』
http://v-diary.at.webry.info/

『TV談義の掲示板』
http://www2.ezbbs.net/02/84q3eu/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『そして、私たちは愛に帰る』

2010-11-20 11:20:45 | Weblog
2007年 ドイツ&トルコ
監督:ファティ・アキン
出演:バーキ・ダヴラク、ハンナ・シグラ、ヌルセル・キョセ、トゥンジェル・クルティズ、ヌルギュル・イェシルチャイ、パトリシア・ジオクロー

ある母と娘の物語です。でも、二人の関係を描いているわけじゃありません。というか、二人は映画の中で出会うことすら叶わないです。ただ、娘に会いたがっていた母に関わった人々と、母に会いたがった娘に関わった人々の物語が、同時進行で描かれていきます。

母は、トルコからドイツのブレーメンに出稼ぎに来て、娼婦をしています。そこで、大学教授の息子をもつ老人アリと出会い、同居の契約を交わします。けれど、アリは誤って彼女を殺してしまいます。アリの息子は、彼女が気にかけていた彼女の娘に会うため、トルコのイスタンブールに行くのですが・・・

娘は、トルコで反政府活動に参加し警察に追われています。そこで、ドイツに出稼ぎに行き、靴屋で働いている(と思っている)母を頼ろうと、偽造パスポートでドイツに密入国するのですが、探しても探しても母が見つかりません。困っているところを、ドイツ人の学生ロッテに助けられるのですが・・・

たぶん、すごく社会的なテーマをもった映画なのだと思います。政治的な問題や、民族的な問題や、宗教的な問題も・・・どっぷりとではないのだけど、確実に関わっていて・・・そういうことが分かった上で見ると、すごく深い映画なのだと思います。でも、そういうバックグランドが理解できていない日本人が見ると、逆に、そういう部分が邪魔だったりします。あるのが分かっているのに理解できないものだから、勝手に疎外感を感じちゃうんですよね(^^;。

ただ・・・メインじゃない部分も、丁寧に作られていたように感じられて・・・そういうところに救われます。たとえば、ロッテのお母さん・・・端役ではないけど、メインキャストとは言いがたいあたりの人物なんですが、ものすごくちゃんと人物設定ができていて、役者さんも上手くて、すごく好かったです。個人的には、彼女が居るから、この映画はOKです。

いろんなことを感じたり考えたりしたいコンディションにある人にはお勧めしたいですが、映画で疲れを癒したいとか、嫌なことも忘れて楽しみたいという状態にある人にはお勧めできません。ちょっと見る人を選ぶ映画かもしれませんね。

『OBERON日記』
http://blog.goo.ne.jp/oberon-p/

『生声日記』
http://v-diary.at.webry.info/

『TV談義の掲示板』
http://www2.ezbbs.net/02/84q3eu/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする