映画鑑賞感想文

濫観っていうか、乱観っていうか・・・ポリシーないですけど(^^;

『箪笥』

2010-11-09 13:52:58 | Weblog
2003年 韓国
監督:キム・ジウン
出演:イム・スジョン、ムン・グニョン、ヨム・ジョンア、キム・ガプス

再婚した父に招かれて、スミとスヨンの姉妹が田舎の家にやってくる。気の強いスミは、父の再婚相手を露骨に嫌い、大人しいスヨンは自分の気持ちを表に出せずにいた。確執を抱えながら暮らす彼女たちに、次々と不思議な現象が起こり始める・・・

ホラーですね(^^)。

『八月のクリスマス』とか『シュリ』が出てくるまで、正直、韓国映画って、何十年か前の日本映画みたいだなって思ってたんですよね。ただ、現代ものホラーは凄いんじゃないかって、そう思っていました。

日本もホラーは苦手ではないと思うんですが・・・わたしは、どっちかっていうと、ホラーより怪談が素晴らしいと思っているんです、日本映画は。でも、韓国映画のホラーは、エグさがスタイリッシュで凄いなって、そんな風に思っていました。

けど・・・この映画は、わたしがそう感じていた韓国ホラーより後に作られているのに、むしろどっちかっていうと日本の怪談的もっちゃり感があって・・・全然スタイリッシュじゃなくて・・・ちょっと意外だったんだけど、これはこれで面白いなって思いました。適度に結末を予想させる作りが、卑怯じゃなくて好きでしたしね。

ただ・・・意味が分からないと思うところや、必要なのかなって思うところもあって・・・映像はスタイリッシュでなくてもいいけど、構成はもう少し洗練されていて欲しいかも知れませんでした。完成度は高いとは言えないけど、目指すところは嫌いじゃないと感じました。リメイクしてもらったら、もっと楽しめるかもしれません(^^)。

『OBERON日記』
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『生声日記』
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『アンティーク』

2010-11-09 13:37:00 | Weblog
2008年 韓国
監督:ミン・ギュドン
出演:チュ・ジフン、キム・ジェウク、ユ・アイン、アンディー・ジレ、チェ・ジホ、キム・チャンワン、イ・フィヒャン、オ・ミヒ、ナム・ミョンリョル、ヨ・ジング、ジョアン、イ・ヨンジン、ソ・ヨンヒ、キム・ミンソン、チョウ・ヒボン、チョン・ヘジン

幼いころ誘拐にあったことのあるジニョクは、勤めていた一流企業を突然退社し、小さな洋菓子店アンティークを開く。パティシエは魔性のゲイのソヌ。彼の天才的腕でもって、アンティークは評判の店となる。そしてある日、彼らの町で、また誘拐事件が発生した・・・

よしながふみさんの漫画が原作ですね。日本ではTVドラマになりましたね。わたし、観ましたよ、TVドラマ。で、なかなか面白かったです。けど、さらに映画でも見たいとまでは思わなかったので、この映画はノーマークだったのですが・・・藍那がジフン君のファンで、映画も面白いよって言うので、ハイハイって感じで見てみました。と・・・いや、マジで面白かったです。比較するものでもないですが、個人的にはTVドラマより、コンパクトに密度濃く作られる映画の方が好みだったかも(^^)。

コメディーとしても、サスペンスものとしても、かなり良い出来ではないかと思います。もちろん、韓流イケメン目当てでも楽しめることでしょう(^^)。

『アンティーク』公式サイト
http://www.antique-movie.com/



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『マイ・サマー・オブ・ラブ』

2010-11-09 13:09:52 | Weblog
2004年 英
監督:パヴェル・パヴリコフスキー
出演:ナタリー・プレス、エミリー・ブラント、パディ・コンシダイン、ディーン・アンドリューズ

イギリス北部の田舎町。出所してきてからスッカリ神様に目覚めてしまった兄との二人暮しに嫌気がさしているモナは、都会から避暑にやってきた同じ年ごろのお金持ちの美少女タムジンと出逢う。何もかもが正反対の二人。けれど、二人は急速に親密になり、二人だけの時間を過ごすようになる・・・

少女の思春期ものですね。定番のレズっけもありです。たぶん、二人とも成人すれば、普通の異性愛者になるんでしょうけど、ちょうど性に興味をもちはじめた頃の、恋愛前段階ってやつですね。

タムは完全に自分の世界をもっていて、モナを自分の作演出主演のドラマの相手役に抜擢しただけですが・・・モナは、自分にないものを全てもっているモナに本気でノメリ込んでいきます。だから・・・まっ・・・ある意味、まだ空想の世界でしか遊べていないタムの方が幼いわけですが、力関係は完全にモナの負けですね・・・いわゆる、惚れたものの負けってやつです(^^;。

で、映画としてですが・・・もうちょっと突っ込んでも良かったんじゃないかな。もっと色んなところで残酷な描写をしてもよかったのではと思います。だって、ファンタジーにしようとは思っていないみたいですから・・・それなら、とことん、この年代の残酷さ、愚かさを描いちゃってよかったのではと。ちょっと中途半端でしたね・・・と、思います、はい。


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