映画鑑賞感想文

濫観っていうか、乱観っていうか・・・ポリシーないですけど(^^;

『人形霊』

2010-09-27 14:30:34 | Weblog
2004年 韓国
監督:チョン・ヨンギ
出演:イム・ウンギョン、キム・ユミ、オク・ジヨン、シム・ヒョンタク、チョン・ホジン、キム・ボヨン、ナム・ミョンニョ、ルイ・ガヨン、ホイム・ヒョンジュン

森の奥の古びた人形ギャラリーに集められた男女が、次々に惨殺されていくというホラーです。

タイトルから容易に想像できるように、人間たちを惨殺しているのは人形の霊です。なぜ、人形が人間たちを惨殺するのか・・・そこを中心に描けば、ストーリー性の高いホラーとなり、殺し方やその見せ方が独創的でより恐怖を書き立てるものなら娯楽性が高いホラーということになると思うのですが・・・ん~、この映画は、ちょうど中間って感じですかね。残念ながら、その両方を兼ね備えたとは言いがたく、あくまでも“中間”な感じでした。

なぜ惨殺するのかの部分には、二つのドラマ、二つの人形の思いが関わっていて・・・わたしは、そのうち一つの人形の気持ちに共感していて・・・なんとか彼女の心を救済して欲しいと思いつつ見ていました。そういう意味では、けっこう楽しんだと言ってよいのかもしれません。

けれど、以前、日記で少しお話したように・・・出てくる人形が、日本人形のようにモッサリしていなくて、どっちかっていうと現代のフィギュア的なシュッと綺麗な人形ばかりで・・・それが、人形ホラー的には興ざめになってしまったと感じたのでありました。こういうシュッとした人形となら、怨念合戦で勝てそうな気がしてしまうのです、わたし(爆)。

というわけで・・・作品が面白くなかったというよりは、現代ホラーの潮流に、わたしが乗り遅れているなと感じさせられた一本なのでありました(^^;。


『OBERON日記』
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『生声日記』
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コメント
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