映画鑑賞感想文

濫観っていうか、乱観っていうか・・・ポリシーないですけど(^^;

『王妃の紋章』

2009-07-02 14:35:37 | Weblog
2006年 中国 (日本公開 2008年)
原作:曹禺『雷雨』
監督:張芸謀(チャン・イーモウ)
出演:周潤發(チョウ・ユンファ)、鞏俐(コン・リー)、周杰倫(ジェイ・チョウ)、劉(リウ・イエ)

あいや~、さすがコン・リー(笑)。世間的には、チャン・イーモウの絢爛豪華セットが話題だったんですよね。あの北京オリンピックの開会式のチャン・イーモウってことで(^^;。で、わたしの周りでは、ジェイ・チョウが良いって評判でありました(^^)。

もちろん、たしかに、最近のチャン・イーモウらしい煌びやかな映像美はありました。これでもかってくらいに、ありました。で、ジェイ・チョウも、唯一まともな人物として、なかなか好演していました。でも、やっぱり、この映画の見所は、コン・リーですよ。あのド派手セットに負けない怨念のオーラ・・・コン・リーでなきゃダメだと思わせる迫力がありましたよね。

それから、意外に良かったのが、リウ・イエ。義母であるコン・リーとも通じ、一方では慕ってくれる御殿医の娘(李曼/リー・マン)ともヨロシクやってる、超情けない王子を、マジで苛々させてくれるほどの熱演でしたから(爆)。

地味に見所は、御殿医の妻(陳謹/チェン・ジン)の馬で疾走するシーン。彼女たち一家を、もう少し掘り下げても面白かったかもね。御殿医は、小物悪人かと思っていたら、意外に男気のある人物だったりすることですし(^^;。

でも、まっ、とにかく、この映画は『コン・リーを楽しむ映画』であります。わたしは、アジア映画ファンとして、彼女を誇りに思いますよ、はい(^^)。
コメント
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