映画鑑賞感想文

濫観っていうか、乱観っていうか・・・ポリシーないですけど(^^;

『西の魔女が死んだ』

2009-05-21 12:58:32 | Weblog
2008年 日本
監督: 長崎俊一
出演: サチ・パーカー, 高橋真悠, りょう, 大森南朋, 高橋克実

性根が捻じ曲がってますから、良い映画は、たいてい好きじゃないんです(爆)。けど、間違いなく良い映画なのに、わたしも好きだと感じてしまったという・・・「なかなか、やるな」って感じの映画です(笑)。

ほんと、風景も含めて、いろいろと素敵なシーンがあったし、子どもの成長を見守る大人の視線の見本みたいなものも示されているし・・・感動と学びがある、優良映画なんですが・・・・にもかかわらず、わたしが拒否しなかった理由は・・・う~ん・・・子どもを見守る視線と同じ視線で、観客が見守られていたからかな。つまり、「善いこと」「正しいこと」を、こちらが自発的に受け取るまで待ってくれる包容力みたいなものかなぁ~。

でも、とにかく、引き篭もるなら、自宅の狭い部屋ではなく、自然の中に引き篭もるに限りますね(爆)。

で、言葉として一番印象深かったのは「自分が楽に生きられる場所を求めたからといって後ろめたく思う必要はありませんよ。サボテンは水の中に入る必要はないし
白熊がハワイより北極で生きることを選んだからいって誰が白熊を責めますか」という西の魔女の言葉かな。

頑張るとか、逃げないって、すごく大切なんですけど、頑張りどころって、そんなに多くないんですよね。肝心なところで頑張れば、あとは力を抜いて、ふうわふうわ生きていけるもんです(^^)。けど・・・まじめな人ほど、ふうわふうわとは生きられない。色んなことを考えて、色んなことに気を使って・・・色んなことを恐れて、色んなことに頑張りすぎてしまうんですよね。