いよいよ今年もダーの白薔薇第一弾が満開です
第二弾のお花屋さんに並んでいるような薔薇らしい薔薇は6月予定^_^; 毎年、10月下旬の命日に一つだけ「返り咲き」するあの薔薇ね・・・
特に手入れをしているわけではないのですが、年を追うごとに豪華絢爛になっていきます・・・
そして。桜の木のさくらんぼも実がつきはじめました
ああ、慄然! 今年もやられちまうのだろうか、うちの大切なさくらんぼちゃん、あのアホカラス軍団に・・・去年も全滅させられて、夢に出てくるほど悔しいし。
カラスってなんやろか、なんであんなんおるんやろ(ねぇ神様、ほんまにあれが必要ですか?)。あの黒い悪魔め・・・ほんまに真っ黒すぎて不気味やし。それにデカすぎ! 超巨体! ルウくらいの大きさある。それが団体で、さくらんぼ突きにくる~~ ゼッタイゼッタイ許されへん!
とりあえず青い実をつまんで食べてみたら、すっぱくてどーもこーもありませんでした。明日には真っ赤になりそう。
真っ赤になったら戦争勃発・・・あたし、明日日曜やのに一日中、ホウキ片手に出たり入ったりしてるんやろか、明日のあたしの運命はそれで決まりなんやろか。
興奮してくると、本性が出てきて「○○じまえ!」とか叫ぶし。近所の人の手前、ギリギリまで抑えるけど、いよいよ辛抱たまらんくなると、ほんまに叫んでしまう。もっと汚い言葉だって。
誰か応援呼ぼうか、そうや、弟呼ぼう! こないだ魚の骨を喉にひっかけ、そこが炎症起こして大変なことになったけど(なんでそんなんなるん?)すでに完治している弟を呼んで、援護してもらおう。
あたし一羽くらい失神させてしまうかもしらん、それくらい本気やし、それくらい恨んでるし。かれこれ8年もこうして戦ってきて、一度も勝ったことがないって現実も、この激怒をさらに煽るねん。
あいつらは、まぎれもない略奪者や。いつだって、新興成金の渡り者くらいに節操がない。髪振り乱してホウキを振り回すあたしを、頭上でせせら笑っている・・・。
しかしあたしは決して屈服しない。するもんか。地の果てまでもさくらんぼのために戦ってやる・・・! ウォォォ~!
・・・・・・さて。
リクエストの多い、マキのミニミニ図書館です。昨夜、3時間かけて書いた・・・。
読破してからずいぶん経ちまして、ようやくご紹介です。
ドストエフスキー最期の巨編、世界文学の最高峰『カラマーゾフの兄弟』は、
・「神と人間」が主題である。神とはいったい何なのか。我々人間とはいったい何なのか。神による救いとはいったい何なのか?
・推理小説である(中巻で、三兄弟の父フョードルが殺害されてからは、いわゆる犯人探しが始まる)。
・世界に類を見ない、優れた人間観察書である。
簡単に説明するとこんなところでしょうか^_^;
多くの人と同じように途中でつまづいたらどうしよう・・・と思っていましたが、比較的容易に読破することができて一安心・・・てか、あまりに面白くて、寝不足も厭わず読み進めてしまいました。
5/1付の朝日新聞で紹介されていました。
ここにも書かれているように、2006年に新訳が発売されています。新訳は、ずいぶんと読みやすくなっているらしいが、あたしは、あえて、旧訳を読んでみました。単に読破することを目的にしていたわけではないので、少しでも原文に近い形で読みたいと思ったのです。
「長いセリフに心が折れた」つまり、それが原因で読むことに挫折した、ということでしょうけれど、確かに、カラマーゾフに限らず、ドストエフスキーの小説は、とかくセリフが長いです。セリフだけで1ページとか2ページとか、ざらです。
斜め読みする人の特徴として、登場人物のセリフだけを読むパターンがありますが、ドストエフスキーの小説ではとても通用しません。それに、その長い長いセリフの中に、重要なことが隠されていたりするので、少しでも読み逃すと、結局は、戻って読み直さなければならなくなっちまいます。この作者の小説を、理解をもって読破するには、一字一句に真剣に挑まなければならないようです。
また、登場人物には幾つもの名前(本名やあだ名やいろいろ)があるので、それを覚えるのにも一苦労・・・。1人につき、3つとかあるので、なかなか覚えられなくて、最初のうちは右往左往してしまいます(でも必ず慣れてきます)。これも、カラマーゾフに限らず、すべての小説に共通、この名前云々に関しては、ロシアの特徴なのだそうです。
カラマーゾフ三兄弟とは。
ドミートリィ・・・長男・向こう見ずで攻撃的な性格。
イワン・・・次男・頭脳明晰で鋭利、無神論者
アリョーシャ・・・主人公・穏やかな人格。敬虔なクリスチャン
前半のハイライトに有名な『プロとコントラ』章があります。次男であるイワン・カラマーゾフが、自らの無神論を、弟・アリョーシャに語る場面です。非常に迫力のあるシーンで、ここだけを読む人すらいるくらいです(しかしそんな読み方では、カラマーゾフ全体を理解することなどできません)。
イワンは、神の存在は喜んで信じよう、と言います。けれども、残虐極まりない幼児虐待の例を幾つも並べ、たとえ神が存在しているにしろ、そんな不条理に満ちた神のつくったこの世界を自分は断じて認めない、と告げます。
また、この章の中の「大審問官」は、イワンが創った壮大な叙事詩です。16世紀のスペインが舞台であり、そこへ突然、イエス・キリストが現れるのです。まったくもって、虚像の世界ではありますが、どえらい迫力があり、息を詰まらせながら読みました。
「大審問官」(に限らず、この小説の要となるプロとコントラ章全体)を理解するためには、イエス・キリストを知っていなければ・・・つまり聖書を読んでいなければムツカシイとわたしには思われます。聖書にまったく触れたことのない人には、正直、ちんぷんかんぷんなのではないでしょうか。主題が『神と人間』である限り、しかも、作者が敬虔なキリスト教徒(ロシア正教)である限り、当然のことかもしれません。
キリスト・イエスが、全人類の罪を背負って磔刑にされた人、あるいは、人間に姿を変えた神、程度の理解では、おぼつきません。「大審問官」がキリストに迫るその言葉の意味もわからないように思います。
以前も書きましたが、上の新聞に書かれているとおり、カラマーゾフが長年にわたって『踏破しがたい峻峰』であり続けているのは、作者の難解な哲学、長いセリフ、名前の問題などよりも、キリスト教になじみの薄い日本独自の体質のなせる業なのかもしれません。
ちなみに、わたしの一番好きなのは、「大審問官」ではなく、下巻『兄・イワン』章の中の「イワンの悪夢」、そして同じ章の「小悪魔」です。
この小説の中で、わたしが異様に惹きつけられたのは、「世界に類を見ない、怖ろしく優れた人間観察書」たる部分なのです。ドストエフスキーは「世界最高の心理学者」と言われているそうですが、納得です。特に「小悪魔」の中のリーザほど、あの恐ろしいまでの矛盾ほど、人間の本性を語っているものはないと思います。
いろいろ書きましたが、この小説は、決して辛気臭い小説ではありません。登場人物たちの多くは、ユーモアにあふれた性格を持っています。アリョーシャ以外、みんながみんな一様に滑稽で、思わず吹き出してしまう場面が幾つも転がっています。
冒頭に記したとおり、推理小説としての面白さもあります。
また、特筆すべきはラストの清々しさです。少なくとも、わたしには、予想もしなかった、うれしい、心温まるラストでした。
確かに敷居は高くとも、決して乗り越えられない小説ではありません。敷居が高い店だと言われて敬遠していたのに入ってみるとぜんぜんそんなことはなかった、ということがよくありますが、それと同じです^_^;
本好きのみなさま、ぜひ挑戦してみてください。そして、どこかで「これはヤバい、無理かもしれない」とつまづきかけたときには、わたしにご一報ください、できる限りお手伝いいたします^_^;
カラマーゾフを理解をもって読破できたとき、あなたの読書生活は、何かが変わるような気がします、さらに自信がつくように思います。どうぞ、ワクワクしながら、我を忘れて没頭してください。
読後はきっと、「カラマーゾフ的」というのが、あなたの口癖となることでしょう。「カラマーゾフ的考え」とか、「カラマーゾフ的生き方」とか「カラマーゾフ的なんちゃら」とか。
この小説を読んで・・・特に『プロとコントラ』に感化され・・・元々の「無神論」をさらに強固にする人もいれば、わたしのように、神の存在を、さらに深く信じるようになる人もいることでしょう。
ついでに言うと、わたしのベスト1は変わらず周作の『沈黙』です。その次が周作の『イエスの生涯』そして、この『カラマーゾフの兄弟』が3位につけました。
次に『罪と罰』です。上・中・下巻とあり、カラマーゾフ同様、大長編です。
この作品もまた、テーマは「神と人間」「神による救い」であり、神という名の偉大な存在が、どのようにして人間・・・しかも大きな罪を犯した・・・を救い出していくかを描ききった、大作です。「ある一人の極悪犯の再生物語」と言ってもよいでしょう。
ストーリーくらいはみなさまもご存知だと思いますが、とりあえず大まかなストーリーは・・・
頭は良いが貧乏な大学生・ラスコーリニコフが「選ばれた非凡人は、新たな世の中の成長のためなら、社会道徳を踏み外す権利を持つ」という独自の犯罪理論を元に、金貸しで強欲な老婆と、その妹を殺害するところから始まります。
自分は、「非凡人」であり、狡賢く、強欲なだけの老婆を殺しても何ら問題はなかったはずなのに、罪の意識に苛まれ、気が狂いつつあるラスコーリニコフは、娼婦でありながらも、信心深く心美しき女性・ソーニャと出会い、彼女の徹底した自己犠牲の生き方に心を打たれ、ついに自首をします。
「もしかすると、ぼくはまだ人間で、「しらみ」ではないのかもしれない・・・・・・」
ラスコーリニコフはシベリア流刑となり、ソーニャもその後を追います。
「人間の再生への願望」を峻烈に描いたこの作品は、最後に、こう結ばれています。
「それはひとりの人間が徐々に更正していく物語、彼が徐々に生まれかわり、一つの世界から他の世界へと徐々に移っていき、これまでまったく知ることのなかった新しい現実を知るようになる物語である」
カラマーゾフ同様、清々しいラストで、ラスコーリニコフとソーニャの未来に、微かな、けれども確かな希望を見出したことで、快い気持ちで本を閉じることができました。
問題はこれですよ・・・これ・・・ 『白痴』・・・
こちらは上・下巻の二冊ですが、一月以上かかって、ようやく上巻の後半まできて、その後遅々として進みません・・・
テーマは『無条件で美しい人』。主人公の公爵は、イエス・キリストの青年時代がモデルだという。
物語としての臨場感に欠けているのか、ちょっとあたしには合わないようで・・・もちろん最後まで読みますが(これまで、一旦読み始めて投げ出した本は一冊もないのだから!)、先に『未成年』にいくかもしれません^_^; しばらく経ってから、もう一度最初から読み直すかもしれません。
さて
明日は、お久しぶりのRose Party セレクト お姫様ナイティ新作のご紹介です。
今日なんて真夏のような暑さでした。もう冬物のパジャマなんて着ちゃあいられません。春夏用のナイティを新調し、気分も新たに
Rose Partyのナイティはお部屋でお姫様がお約束
素材、デザインの異なるメルヘンロマンティックパジャマを3アイテムご用意しております♪
どれもとってもとっても可愛いんです・・・☆彡 お値段もお手ごろなのでぜひまとめ買いをおススメいたします^m^
マキの一押しは、この子です・・・
はあ・・・なんて素敵な・・・!
ご覧ください(*^_^*) この可憐でスウィートで夢みるような薔薇と天使柄♪
地の色はホワイトっぽく写っていますが、ベビーピンクです♪
実際にはもっとピンクが出ていますので、さらに可愛いんです♪
薄手のコットン素材、伸縮性抜群、ホイップクリームのようなやわらかで優しい肌触り♪
パンツも総柄♪ 本当に可愛いんです・・・☆彡
こんな素敵なパジャマを着てベッドに入ったら・・・きっとHappyな夢を見られちゃいます♪
後ろも♪
こちらもかっわいい(*^_^*)
薄手のコットン楊流、さらっと優しい肌触り、とっても涼しくて快適。
こちらも同柄のパンツつき♪ 冷え防止のため、ボトムスはパンツが一番です♪
ヒラヒラフリル♪
お人形さんみたいになれちゃいます♪
そしてこちらはリボンの国♪
ベビーピンク地にフローラルリボンを散らし、乙女気分を満喫♪
特筆すべきは、着心地の良さ♪ ふんわりとやわらかな上質素材。
こちらもパンツとセット♪
新しいナイティは気分までおNewにしてくれます(*^_^*)
すべて、サイズはMサイズとLサイズをご用意、ナイティなのでかなりゆったりです。
その他にも、キラキラリボンバッグ(先日お出しして大人気をいただいたキラキラリボンパラソルと同じリボンをつけたバッグ、おそろいでお持ちいただけます!)、ベビーピンク×ミルクホワイト段々フリルのおっきめパラソルなどご紹介予定です。
お楽しみの・・・。
先日の仕入れ時。クチュールの仕入先で購入した超素敵な総レースジャケット(上代30000円で割引がなかったので販売はできませんでした・・・)、インナーは先日ご紹介したベビーピンクにコラージュ丸襟のトップス、今年もこのスカートしか持ってへんのかと思われるくらい履き倒す予定のTO BEスカート、そしてRose Partyのチュールローズパラソル♪
このパラソル、今季一番のお気に入りかも(*^_^*)
インナー、これね(*^_^*)
すっごくお気に入りなんです♪
お気に入りのさえらのレースカゴとぴったり・・・
このアンティークがかった雰囲気が好き・・・
このカゴにぴったりのリボンクリップを仕入先で見つけてさっそくつけてみました♪
ちょっとしたことで、こんなに素敵になるんですもんね^m^
性格はおおらかに、けれどもファッションは細かいところにこだわり続けようではありませんか。
それではみなさま(*^_^*)
明日の更新をお楽しみにネ!