オリジナルインテリア「Rose Party~Since 2003~」マキとスタッフのブログ♪RueRueと薔薇♪

20周年!オリジナルインテリアと大人可愛いファッション、高橋真琴の生活用品を少女のココロを忘れない女性たちへ。

お襟がレースなんてのもあるのよ、8/8日曜日更新予定新作速報&周作・山崎豊子・津村節子おススメ本!

2010-08-08 | 遠藤周作、エミール・ゾラ、ロシア文学・英国児童小説などマキの図書館
ひゃあ、帰りが遅くなりました。日付が変わってしまいました。

先に伝言板やらせてください。

Rieさん、ご来店ありがとうございました。昨日のRieさんもデートに誘いたいくらい素敵で可憐でした♪
まあちゃんとも会えてとてもうれしかったです。スカートの件了解いたしました♪
楽しみにお待ちくださいませ。いつも本当にありがとうございます。

それからそれから、真奈さん、
店頭受け取りは火曜日以降でよろしいでしょうか、明日、明後日と連休をいただいております。
勝手を言いまして、申し訳ございません。ご来店心よりお待ちしております。



今夜はKさん(女性)と天王寺でお食事^m^
最愛の息子さんを亡くされたKさんとは、いつの間にか・・・これまでわたしが、ダー以外のどんな人とも築けなかったような深い関係に。

先輩クリスチャン(カトリック)であるKさんに、いつものようにキリスト教についてのあれこれを教えてもらい、
イエスさまに恋焦がれている二人は、
明るく楽しく神の愛について三時間も語り合った挙句、その後は周作の話になり、
「『沈黙』は素晴らしい、キチジローはあたしの分身だ(読んだ人は知っている)」などと納得し合い、
しまいには、長崎巡礼に行こう(Kさんはすでに何度も行っている)、と話がまとまり、
非常に満足して家路についた次第です。

それにしても暑くて息ができません。
みなさまご無事でいらっしゃいますか?

オリジナルバッグ&ファッションアイテムハッピィバッグ、大大大ブレイクをいただきまして
みなさまいつも本当にありがとうございます。

さすがみなさま、このハッピィバッグがどんなにお得で楽しいかよくご存知でいらっしゃいます^m^

日曜日夜間まで受付中ですので、ゆっくりご検討くださいネ。

選べるファッションアイテムで人気なのは、
一位 パラソル
二位 お帽子
三位 ストール
でございます

直美さまからは・・・

「Makiさんこんにちは!いつも素敵なアイテムの紹介ありがとうございます。
そして、うふふ♪な企画ありがとうございます!オリジナルバッグファンとしてはコレはゲットせねばいけませんね(むふふ♪)。人と同じ物が嫌なので、ローズパーティーさんのバッグは持っていると優越感に浸れます☆☆☆ ホワイト・ピンク・リボンが好みです♪宜しくお願いします☆」

とメッセージをいただきました♪
そうですよね、直美さま(*^_^*) 
他人とかぶらないものを求めるお気持ち、よくわかります(*^_^*)
ファッションで個性を発揮している方は、
仕事やその他のことでも、オリジナリティあふれる、まさに個性的な生き方をなさっている方が多いように見受けます^m^
直美さま、楽しみにお待ちくださいネ

初めてお買い上げくださったUさまからは

「はじめまして。ブログは数年前から拝見していましたがお買い物ははじめてです。
宜しくお願いします。
ずっと気になっていたオリジナルのバッグの福袋ということで、今回注文しました。
仕事の関係で、あまり華やかなものは持つ機会がないのですが、
心の中では女の子らしい可愛い物に惹かれていました。
再来週旅行に行くのでその時やお休みの時等に思い切って持ってみたいです。
楽しみにしています」

Uさま、このたびはご注文いただきましてありがとうございます。
ご興味を持っていただけて光栄です。ありがとうございます。
そうですよね、お仕事内容によっては、あまり華やかなものはお持ちになれませんよね・・・。
おっしゃるように、ぜひ、休日やご旅行の際に活躍させてください(*^_^*)
どうぞ楽しみにお待ちくださいませ。

そういえば。
「出勤・仕事場ともに黒かグレー、茶のスーツ、靴とカバンも同色と決まっており、
そのためにかえって反動が起きて、休日はローズパーティのバッグや小物でお姫様になっています」というお言葉をいただいたことがあります^_^;
昌美さま、しっかり覚えております(ハッピィバッグのご注文もありがとうございます!)^_^;
お客様のことに関しては、記憶力抜群です。
その他のことでは、もう長いこと、健忘症で、治る見込みはありません。


サァ。
8/7日曜日更新予定の新作速報です。8/7は、カレンダー記載どおり、
店舗はお休みをいただいておりまして、
更新時間が20時を過ぎる可能性もございますが、よろしくお願いいたします。

すでにどこのメーカーさんも秋物にチェンジ中。
淡いパステルが消え、シックなお色一辺倒になってまいりました。
が、メーカーの最終セールにて、秋口までお召しいただけるかわい子ちゃんをゲットしてまいりましたので、ぜひお見逃しなく。





一押しです♪ 二段レースのお襟がとびきりスウィートで可憐なカーディガン♪
日本製のクチュールライン、実物をご覧いただくとおわかりになりますが、とても素敵なお作りです。

お色は、目が覚めるような真っ白。
今すぐから初秋まで、そして春にもお召しいただける、この手のカーディガンは
ゼッタイに重宝いたします。

曇り空でしたので、こんなふうにしか撮れませんでした・・・
明日は撮りなおしができないのでこのままいきますが、実物はとってもとっても素敵です。



お安いものでは見かけない、ラグジュアリーなレース編みが素敵・・・

とても良い生地を使っており、伸縮性抜群。



このフリフリなお襟がかわいらしくて
ピンクのチークを使ったみたいに、お顔がふわっと少女じみます^m^

清楚で上品なカーデは、どんなボトムスやワンピと合わせても、みなさまが大好きなフェミニン&ラブリーな雰囲気に。
リボンはブローチ、付属いたします。



後姿も素敵ですネ。



ブローチは、フロントに留めていただくと、妖精じみた雰囲気が出ます



ボタンを留めてニット風にも、カーデとしてワンピに合わせても

とってもおススメです。



こちらも日本製のクチュールライン、フリルカーデ
シンプルだから気まわし力抜群、それでいて、この可憐な雰囲気

こちらはですね、すみません、Lサイズのみです。
ただ、コンパクトなお作りですのでよほど細身の方以外には、お召しいただけると思います。



こちらも上質素材で、伸縮性抜群、ゴワゴワ感、チクチク感が一切なく、やわらかで肌触りの良い素材。
ふわふわっとしたフリルがとてもかわいいんです



秋口までお召しいただけます。



個人的に一押しのフリルブラウス
控えめなのに可憐でロマンティックなフリル使い♪
袖を通していただければわかる上質なコットン素材。



この子はですね、ジャケットやカーデのinにもとてもおススメなんです。
上品で可憐なフリルがちらりと見えて、スタイルの格が上がります。



inに使えば、オールシーズンお召しいただけます

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

サァァ、ココからは、
やたらと反響の多い、おススメ本、
「マキのミニミニ図書館」と再び、カテゴリネームを変更し、今夜もやらかします。

昨夜からちょこちょこ書き足してまいりました^_^;
おススメ本は時間がかかりまくりですが、そんなことはどーでもよろしい、
だって本当に反響が大きいんです。うれしいったらありゃしない。

先日も、大切なお客様、美由紀さまから、こんなうれしいメッセージをいただきましてね、
えっと、わたしが勝手によく登場していただいている美由紀さんは、実店舗のお客様で、
今回メッセージをいただいたのは、いつも通販でお買い物くださる美由紀さま♪
お二人とも、わたしにとっては、大切な美由紀さまなので、いっしょくたにはしたくなかったため、
説明を付け加えました^_^;

「マキさんのおすすめ本を楽しみにしていますので、
これからもご紹介お願いします。
この間、王妃マリーアントワネットを読み終わりました
(すごく面白かったです・・)

今はイエスの生涯を読んでいます。
気持ちはマキさんおすすめ本の全制覇です!!」


いやー、うれしかったですねぇぇ・・・本当に。
周作のアントワネットを気に入っていただけたのはもちろん、
『イエスの生涯』を読んでくださっているというのが、またうれしくて。
何より、美由紀さまから、楽しみにしています! とおっしゃっていただけたことが
うれしくて。
書く甲斐があるってもんです。本当にありがとうございます。


この『イエスの生涯』は、何度も書いてきたとおり、神としてのイエスではなく、
2000年前・・・紀元1世紀の初頭に、パレスチナで、活動をした一人の男の人の物語だ、と思って読んでいただいて良いのです。

その男の人は、年の頃30代前半から後半、
痩せこけて目には悲しみの色が色濃く漂っており、
それまで旧約(ユダヤ教)が教えてきた、怒りと裁きの神ではなく、愛の神を説きました。

説くだけでは決して理解してもらえないことを悟ったその男の人は、
神の愛を実証するため、悲しむ者、苦しむ者に、無償の愛を捧げ尽くしました。

この男の人は、神の子としての威厳などどこにもない、惨めでみすぼらしい格好をしており、
あるときは、重度の皮膚病(これは、今で言うハンセン氏病患者のことで、当時、この病は、人々から、悪魔がのりうつった、などと忌み嫌われ、病人たちは薄暗い谷に隔離され、そこで死ぬまでひっそりと暮らすしかなかったのです)を患っている人の家に行き、
親類もきょうだいも親さえも見放した病人を看病し、
あるときは、子供を亡くした母親の手を一晩中握り、
またあるときは、自責と後悔の念に駆られて苦しむ娼婦の手を握り、安心しなさい、と慰められました。

「愛など現実的には何の力もない、メシア(救世主)なら、病気を治せ、奇蹟を起こしてイスラエルを救え!」
誤解のもとにくっついてきていた民衆たちは、そう叫び、その痩せこけた頬に石を投げつけました。

そして、最後には、親しい人たちにまで裏切られ、十字架にかけられました。

しかし、この男の人は、人々の罵りも裏切りもすべてを受け入れ、なおかつ、人を愛し、そして、赦しました。

焼けつくような空の下、両手、両足を、釘で打たれた十字架上で、
想像を絶する苦しみの中でさえ、この男の人は、
「主よ、この者たちをお赦しください。自分たちが何をやっているかわかっていないのです」と、
父なる神に対し、自分を裏切った人間、十字架にかけた人間たちへの赦しを乞いました。

悲しむ人に寄り添う、苦しむ病人の手をいつまでもいつまでも黙って握ってあげる・・・
正直、イエスさまはそんなことばかりやっており、
それだけの人生だったと言えます。
イエスさまは知っておられたのですね、
「人が本当に欲しいものは財力や名声や奇蹟ではない、本当に欲しいものは、愛なのだ、と」

病人は、手を差し伸べてきます。
また、体をさすってほしい、と訴えるなど、触れられることを望みます(わたしのダーもそうでした)。
結局人間というものは、最初から最期まで、ただひたすらに愛が欲しい、という、証明だと思います。

聖書に書かれているような、煌びやかな奇蹟(病人に触れただけで治したとか、5個のパンを5000個に増やしたとか、死人を生き返らせた、とか)など、
真実イエスさまが行っていたことに比べれば
どれほどの価値もない、とわたしはクリスチャンのくせに、思うのです。

そういうわけで、『イエスの生涯』は、宗教云々関係なく、

痩せこけて
惨めな姿で
目には悲しみの色を漂わせ
罵られても、石を投げつけられても、悲しそうに微笑みながら、愛だけに生きた人、愛しか知らなかった人、
そして最期には、誰からも見放され、裏切られ、無実の罪で受難を受けられた人。

そういう一人の男の人の生涯を描いた、ドラマティックな小説として読んでいただいても良いのです。

さ、あたしゃ、イエスの生涯のことになると、やたらとムキになって饒舌になるので
ここいらでやめておきます。

美由紀さま、うれしいメッセージ本当にありがとうございました。
これからも、いろいろご紹介させていただきますので楽しみにお待ちください。
機会があれば、「プティ図書館」もご利用ください^_^;

さきほど三千代さまからも

「前略

遠藤周作さんの「イエスの生涯」と「沈黙」…昨日本屋でみつけてきました。
今日から、読み始めます(^^)v

今、荷物届きました\(^0^)/
パラソル、めちゃくちゃ可愛いです♪
イニシャルも最高です!!!
大きいので自転車に乗る時にぴったりです(^^)v
大切に…でもしっかり活用させて頂きますね。

今日、先日送って下さった白いパールのいっぱいついたパラソルを
差しました♪
差して、手元のシュシュを見た時、気持ちが、ふんわり和んでいくのを感じました。
マキさんや作家さん達の愛がこもってるからやなあと、しみじみ思います。

いつもありがとうございます(^^)」

三千代さま、こちらこそ、いつも本当にありがとうございます。
心を和ませてもらっているのは、むしろわたしのほうです・・・
ありがとうございます。
そして、三千代さま、とうとう、『沈黙』に手を出してくださいましたね^_^;
えっと、三千代さま、わたし、順番としては『イエスの生涯』を先に、とおススメしたのですが
『沈黙』から読んでいただいたほうが良いのかもしれない・・・
みなさまごめんなさい、今から読まれる方は、『沈黙』→『イエスの生涯』でお願いいたします。
申し訳ございません。

サァ、続きますよ。



周作はご存知の通り、『沈黙』や『深い河』『イエスの生涯』などの純文学を書く「遠藤周作」と、
バカバカしいことを追求したり、素人劇団「樹座」の座長を楽しんだりする「狐狸庵」と、
二つの顔を持っていることを自他共に認めておりました(実際は二つどころかもっと持っていたように思いますが)。
エッセイなんかは、この狐狸庵の顔を代表するもので、どれを読んでもおもしろくてしょーがない。

今日はこの二冊をご紹介いたします。



『読んでもタメにならないエッセイ 周作塾』1984~1987執筆

これ、めっちゃおもろいです。
タメにならない、とありますが、タメになることも、少々出てきます^_^;
頑固な便秘の治し方(これまで聞いたこともないような方法、医者だって知らない!)とかね、
文字通り頑固な便秘を患っているわたしにとっては、めちゃくちゃタメになりましたね。

先に書いたように、純文学の遠藤周作と、ユーモアをやらかす「狐狸庵」についても、
『名前を二つか三つ持とうよ』なんてタイトルで、
なるほど~~! あたしも二つも三つも持ってみたい! 楽しそう! と思わせられる説得力です。

手にした方は、とりあえず、173ページからの、『外国旅行で役に立つはずの五つのこと』を読んでみてください。
この中に、抱腹絶倒なエピソードがございます。



若い頃に、「二年半」の入院生活を送り、その間に三度もの大手術を行い、
肋骨七本と肺を少し切り取られ、晩年になってからも様々な病気を患い、生涯病弱だった周作(それにしては、いろいろなことに手を出していた、
まさに好奇心の王様ですが)だからこそ言える、
「マイナスをプラスに変える」手ほどきは、かなりおもしろく、それこそ、タメになります。

説教臭くない、人生セミナーをぜひ読んでみよう。

気分が乗らないときは、
小説より、この手のエッセイがおススメです。
と言っても、下手なHow To 本は、さらに気が滅入ります。
これ以上気を滅入らせないためには、きちんとした文章と構成力、そして人生経験を持った作家の書くエッセイがおススメです。





天下の山崎豊子。結構好きです。

『白い巨塔』

テレビドラマでおなじみですが、
原作を超えるドラマも映画もまずないと言ってもいいでしょう。
これは五巻まである大作ですが、すでに三回も読み返しているほどに気に入っています(字は大きくて読みやすい)。

時代背景が古いので、治療法とか抗がん剤の名前
(あたしゃ抗がん剤については、二年間みっちり勉強しましたので素人の中ではかなり詳しいと思います^_^;)とか、古~~っ、と苦笑してしまうこともありますが、
人間の欲やら汚さやら惨めさやら・・・普遍的なものがテーマですから
十分に楽しめます。
ドラマを観るより、原作が基本です。

たぶん、きっと、山崎豊子女史は、里美医師が好みの男性だと思うんですけれど(描き方を観ていたらわかる)^_^;
財前五郎のような、こ憎たらしくて傲慢な男にも、少々惹かれるところがあるのかもしれません。
財前の印象が、傲慢であれど「卑怯者」にはならなかったことからも、それが窺えますね。





『女系家族』
『沈まぬ太陽』
『花のれん』
『女の勲章』
山崎豊子

この中では、直木賞を獲った『花のれん』が気に入っています。

舞台は大阪・船場(この方は船場の老舗問屋の生まれ、船場は、今の堺筋本町周辺の問屋街、わたしが週に一度は仕入れに出るところです)。
頼りない優男を夫に持った、商人・多加の奮闘物語。
多加がちらちら見せる女心にほろりとさせられながらも、
そのど根性には目をみはります。
何だか、気持ちをスキッとさせてくれる小説です。

『女の勲章』もまた、デザイナーとして生きる一人の女性の波乱万丈を描いた、
山崎豊子らしい作品でおススメです。





『黒い潮』 津村節子(65年に『玩具』で芥川賞受賞)

わたしは学生時代から津村節子が好きで、たくさん読みましたが、
その中でもとりわけ好きな作品です。

放火の罪で八丈島に流された、元、吉原の遊女・初菊。
絶海の孤島での過酷な日々を、自らの体と知恵で乗り切ろうとする初菊の逞しさと、
先に行けば行くほど、心身を失うその憐れさ。

ああ、こんな人生もあるのだなあ、と
しみじみ考えさせられる作品です。

サァ、小説の中で、我々の知らない世界を、感じ、想い、生きてみようではないか!


プティ図書館、年中無休で、開館中です。


それでは8/8日曜日の更新をどうぞお楽しみに。


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