オーガニック農HOWの日記

食べる側からの農への取り組み。EM自給菜園的生活の日記です。

和歌山の長い一日

2009-10-31 16:59:26 | Weblog
有機JAS野菜を栽培している堀さんの農園は、海の近くです。
まわりは慣行農法で、大根やニンジン、ホウレンソウなどが栽培されています。
気候温暖なので畑は効率がいいのですが雨が降らないのが難点とか。

それに砂地なので保水力がなく、潅水用の井戸を堀り、水を汲み上げ自動潅水装置(スプリンクラーやドリップイリゲーション)で、潅水をして野菜を育てています。夏場はそれでも間に合わず、ホースで手撒きもするそうです。

ほ、ほー、カリフォルニアみたいやん。

カリフォルニアの広大な農地では、イリゲーションシステム(自動潅水装置)完備でなければで野菜栽培はできません。野菜を育てるための必要潅水量や時間、潅水方法を細かくコンピューター化しての農業です。
もちろん、家庭のガーデンも、都市緑化も公園も全てイリゲーションシステム化されています。
それに比べれば日本は雨に恵まれ、よほどの大規模農業かゴルフコース以外は自動潅水装置は普及も普及しないのですね。


お昼を食べに行った海の傍のオーガニックレストランからは、和歌浦湾が一望できます。沈む夕日が眺められるなんてうらやましいレストランです。
ちょっと走るとマリーナシティーで高層マンションにヨットハーバー。
ちょっとカリフォルニアのコーストに似た感じです。

海に沈む夕日にも出遭えましたよ。
ラッキー!ハッピー!感動~~♪
ホントにええとこですねぇ~。

夕日が沈んでからは、堀さんと紀州大地の会の会長宅へ。
ミカンの販売のこと、和歌山の有機農業のことなど話していたら、
奥さまが、ちゃんと夕食を作ってくださった!
あらまぁ!ありがとう!!

鮪とろろかけどんぶり、アジの干物、素麺入り根菜汁、お手製のらっきょやお漬物。おまけのごはんもお茶碗一杯いただいて・・・・
「んまぁ~、なんておいしいんでしょ!シアワセ~。」
和歌山は海の幸も農産物も豊富、果物は柑橘類に桃も柿も。。。
そうそう、水稲栽培もあるんだけど、お米は北陸や東北のイメージがあって、和歌山のお米の知名度は低いんですって。
それを何とかしたいとか・・・
カリフォルニはお米も栽培しているし、とてもおいしいお米ができている。
カリフォルニア米は向こうでも大人気のお寿司用に使われているではないの!
ならば、ならば。。。
暖地のお米だってイケルってことをアピール、仕掛けすれば、想いは叶うよね。

和歌山の農の未来を語りあっていたら9時を回っていました。
あ、帰らなくっちゃ。
3時間のドライビングもなんのそのでした。
帰ったら日付変わってたけど、疲れもぜんぜんナシ。